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「…ただいま。」
「おかえり、父さん。」
僕はそう言って、作っておいた料理を父に出す。
父の帰りが遅いのは相変わらずだった。
食事を食べながら話をする。
「イリス、今日は何か学びになる事があったかい?」
「…今日の授業は上手い問い掛けができなかったなと、思いました。高学年を教える時に低学年に向ける様な質問をしてしまいました。……難しいですね。」
そう父に反省を話せば、父は食事の手を止めて僕を見る。
「そう反省できる事が素晴らしいじゃないか。
年齢の差があると、どういう質問の仕方が正解なのか…。人の心の成長は難しいね…。」
そう言って父は僕の作った料理を食べる。
僕はその言葉にオースティンが今日複雑な顔をしていたのを何となく思い出した。
褒めれば前は少し照れた様な表情をしていたけれど、今は彼の心も成長して少し変わってきたのかもしれないと思った。
「……イリス、そろそろ発情期が近いんじゃないかい?」
父がそう聞いてくるので、思い出す。
確かに前回は3ヶ月前なので、そろそろかもしれない。
いつも抑制剤は父が持っていた。
僕は発情期が本格的になる前に熱っぽくなったり、分かりやすいタイプなので、今まで急な事故になった事はなかった。
「…確かに。そろそろかもしれません…。」
「……そうか。最近仕事が忙しくてな。
まぁその時になったら休めるから言ってくれ。」
「……はい。」
「イリス、明日は学校でよろしくな。」
「はい。」
明日は父や他の官僚が学校を視察に来ることになっていた。
この頃僕は正直、発情期は辛いけれど父とセックスするのは何か違う様な気がしていた。
でも父は僕の発情期に付き合ってくれている。
父の事は心から尊敬しているし、僕もこの違和感は隠した方がいいと思った、
――次の日になって何となく調子が良くない気がしたけど、発情期前の症状で、本格的にはまだ大丈夫だと思った。
学校に行けば、朝からオースティンに会った。彼は12歳になったので、オースティンのクラスは今は担当していないけれど、同じ校舎にいるので放課後以外でもたまに会うのだ。
「……先生、顔色悪くない?」
「え?」
「大丈夫?」
そう言って金色の目が覗き込んで来るので、僕は驚く。
「大丈夫だよ、ありがとう。今日は来客で偉い人達が来るからしっかりね、オースティン。」
父達は学校の管理体制も見に来るけれど、この国の次世代を担える優秀な魔法使いも実は見に来るのだ。
オースティンの事は父にも伝えてあった。
「……分かった。」
オースティンが頷くのでホッとする。
僕はいつも通り授業をしていたら、父達が通りかかったのが分かって、礼をする。
授業が終わればホッとした。
放課後いつもの様にオースティンと魔法の練習をしていた。途中で何だか調子が悪くてベンチに座る。
「先生?」
「……ごめんね、調子が良くないかも。」
教え子にこんな事を言うのもどうかと思ったけれど、調子が悪いのは本当だったので、そう話した。
オースティンが頸の匂いを軽く嗅いできたので、僕は驚くいて、慌てて手で頸を隠す。
「…ごめん、でも先生発情期来てない?」
「え?」
「結構匂いするけど…大丈夫?」
そう12歳の少年に言われて、ドクドクと心臓の音が聞こえてきてまずいと思った。
「オースティン…。」
オースティンに離れた方がいいと声をかけようとした時だった。
僕はちょうど父を見つけた。父はこれから帰るところだったのか、父も僕を見つけた様でこちらに向かってくる。
「イリス、終わったから一緒に帰ろう。」
僕はそう声をかけられて返せなかった。
このまま発情期を父と過ごすことになると思うと何故か帰りたくなかった。自分の心臓の鼓動が聞こえた。
「……イリス?」
「……抑制剤を、貰えますか…?」
ドキドキする鼓動を聞きながら、父にそう問い掛ければ父は発情期だと気づいた様で、僕の肩を抱いてくる。
僕はそれを拒まなかった。
誰かに腕を掴まれた。
「先生…。」
オースティンが金の瞳を力強くこちらに向けてくるのが分かった。
父もそれに気付いたようで、オースティンに目を向ける。
「…君はオースティンくんだね。
悪いが、イリスはこれから帰るので失礼するよ。」
そう言うと、僕の肩を抱いて父は歩き出す。
――僕は父にこれから抱かれる。
どこか違和感を覚えたけれど、僕はそれを拒めなかった。
「おかえり、父さん。」
僕はそう言って、作っておいた料理を父に出す。
父の帰りが遅いのは相変わらずだった。
食事を食べながら話をする。
「イリス、今日は何か学びになる事があったかい?」
「…今日の授業は上手い問い掛けができなかったなと、思いました。高学年を教える時に低学年に向ける様な質問をしてしまいました。……難しいですね。」
そう父に反省を話せば、父は食事の手を止めて僕を見る。
「そう反省できる事が素晴らしいじゃないか。
年齢の差があると、どういう質問の仕方が正解なのか…。人の心の成長は難しいね…。」
そう言って父は僕の作った料理を食べる。
僕はその言葉にオースティンが今日複雑な顔をしていたのを何となく思い出した。
褒めれば前は少し照れた様な表情をしていたけれど、今は彼の心も成長して少し変わってきたのかもしれないと思った。
「……イリス、そろそろ発情期が近いんじゃないかい?」
父がそう聞いてくるので、思い出す。
確かに前回は3ヶ月前なので、そろそろかもしれない。
いつも抑制剤は父が持っていた。
僕は発情期が本格的になる前に熱っぽくなったり、分かりやすいタイプなので、今まで急な事故になった事はなかった。
「…確かに。そろそろかもしれません…。」
「……そうか。最近仕事が忙しくてな。
まぁその時になったら休めるから言ってくれ。」
「……はい。」
「イリス、明日は学校でよろしくな。」
「はい。」
明日は父や他の官僚が学校を視察に来ることになっていた。
この頃僕は正直、発情期は辛いけれど父とセックスするのは何か違う様な気がしていた。
でも父は僕の発情期に付き合ってくれている。
父の事は心から尊敬しているし、僕もこの違和感は隠した方がいいと思った、
――次の日になって何となく調子が良くない気がしたけど、発情期前の症状で、本格的にはまだ大丈夫だと思った。
学校に行けば、朝からオースティンに会った。彼は12歳になったので、オースティンのクラスは今は担当していないけれど、同じ校舎にいるので放課後以外でもたまに会うのだ。
「……先生、顔色悪くない?」
「え?」
「大丈夫?」
そう言って金色の目が覗き込んで来るので、僕は驚く。
「大丈夫だよ、ありがとう。今日は来客で偉い人達が来るからしっかりね、オースティン。」
父達は学校の管理体制も見に来るけれど、この国の次世代を担える優秀な魔法使いも実は見に来るのだ。
オースティンの事は父にも伝えてあった。
「……分かった。」
オースティンが頷くのでホッとする。
僕はいつも通り授業をしていたら、父達が通りかかったのが分かって、礼をする。
授業が終わればホッとした。
放課後いつもの様にオースティンと魔法の練習をしていた。途中で何だか調子が悪くてベンチに座る。
「先生?」
「……ごめんね、調子が良くないかも。」
教え子にこんな事を言うのもどうかと思ったけれど、調子が悪いのは本当だったので、そう話した。
オースティンが頸の匂いを軽く嗅いできたので、僕は驚くいて、慌てて手で頸を隠す。
「…ごめん、でも先生発情期来てない?」
「え?」
「結構匂いするけど…大丈夫?」
そう12歳の少年に言われて、ドクドクと心臓の音が聞こえてきてまずいと思った。
「オースティン…。」
オースティンに離れた方がいいと声をかけようとした時だった。
僕はちょうど父を見つけた。父はこれから帰るところだったのか、父も僕を見つけた様でこちらに向かってくる。
「イリス、終わったから一緒に帰ろう。」
僕はそう声をかけられて返せなかった。
このまま発情期を父と過ごすことになると思うと何故か帰りたくなかった。自分の心臓の鼓動が聞こえた。
「……イリス?」
「……抑制剤を、貰えますか…?」
ドキドキする鼓動を聞きながら、父にそう問い掛ければ父は発情期だと気づいた様で、僕の肩を抱いてくる。
僕はそれを拒まなかった。
誰かに腕を掴まれた。
「先生…。」
オースティンが金の瞳を力強くこちらに向けてくるのが分かった。
父もそれに気付いたようで、オースティンに目を向ける。
「…君はオースティンくんだね。
悪いが、イリスはこれから帰るので失礼するよ。」
そう言うと、僕の肩を抱いて父は歩き出す。
――僕は父にこれから抱かれる。
どこか違和感を覚えたけれど、僕はそれを拒めなかった。
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