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弦はあまりエッチなことに興味がないと思っていた──のに──こんな求め方をされたから身体が持たない。
持たないと言うより──

「もう中、トロトロだね──早く挿れて欲しい感じ?」

──っ。
弦を死なせたい為に始めた行為なのに、こんなに感じるなんて自分が信じられない。

「雫ちゃんの中、気持ちよさそうだねー」

「弦─見ないで──」

「なんで?こんなに綺麗でエロいのに──ずっと眺めていたいよ」

──もう耐えられない。
弦の言葉責めに耐えられない。

「弦──お願いよ……もう──耐えられない」


「じゃあ──今は雫ちゃんのお願い聞くから今度は僕のお願い聞いてね?」

そう言ってナカに入るのかと思ったけれど、ねちっこさは雫の想像以上で、弦が入ってくる頃にはもう雫は疲れてしまった。

「ごめんね。雫ちゃんがこんなに感じやすくて体力ないと思わなかったんだ」

よく知らないけれど、雫の方が普通だと思う。

「雫ちゃんの身体は蘇って初めてかもしれないでしょう?痛くないのにしないとね」

……初めては涼太とだった。
あの時は緊張と怖さが交じって──でも涼太の雫を求める姿に愛情を感じた。
痛かったけれど──幸せな思い出だ。

「──でも雫ちゃんが早く欲しいっていうならもう入れちゃうね。痛かったらごめんね」

──雫自身、こんなに濡れている経験なんてないくらいだ。痛いなんてないだろう。
と、思ったけれど──

「ちょっと──弦っ」

弦のを見て引いてしまう。
なに──あれ。
ごめん、弦、無理かもしれない。
そう言おうと思った矢先に弦が雫に入ってくる。

ゆっくり入ってくるけれど、呼吸を忘れる。

「雫ちゃん、力抜いてー」

そんなこと言っても──
弦がキスをし舌を絡ます。
雫の舌を吸うのに引っ張られで意識が分散する。

「──雫ちゃんの中に入れたよ」

呼吸を乱し、弦を見れば酷く満足気でその表情だけで感じてしまう。

「ん」

「すぐには動かないから安心して──ゆっくり、ゆっくり動くから」

ぶるっと身体が震える。
ナニコレ──もう訳分からない。
ゴムなしだからなのか酷くあそこが熱く感じる。

少しずつ動く弦の動きが──気持ちいい──

こんな状態で雫の弱点を擦られたら

「ああっ!や!やだ!弦‼︎」

「大丈夫だよ。何度もイッて雫ちゃん」

鼓動が早い──
心臓が限界だと訴える。
こんなに早くイッちゃう自分が信じられない。

「気持ちいいね──雫ちゃんの中」

もう──ダメ──
頭が真っ白で考えられない──

「ダメだよ。雫ちゃんも赤ちゃん出来るように子宮に集中して」

「弦──ごめ──無理──っ」

「仕方ないなぁ──これからは僕のセックスに慣れてね」

雫が何度も何度もイッしまう。

「雫ちゃんがイク度に中をきゅうきゅう絞めて僕から子種を搾り取ろうとするから──僕ももう限界だよ」

弦のが更に大きくなった気がする。

「あんっ──やぁ──んんっ!」

瞬間、痙攣した身体に弦が打ち付ける。
雫の中が更に熱く濡れる。

「うわぁ──雫ちゃんの子宮が吸い付いて僕の子種を飲んでいるのが分かるよ」

塗り込むようにまだ軽く付き、雫の奥に擦り付ける。
もう──弦のセクハラ発言も聞こえない。
──雫は意識を手離した。




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