反魂香 ──姦詐の49日──【夫人叢書④】

六菖十菊

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011 弦

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〈ちょっと考えよう?〉

雫の言葉に心の中で返事をする。

考えてるよ?
──この部屋で──怜のベットで雫を抱くのも考えた結果だよ?
蘇った雫の身体は男を知らないかもしれないから優しくしようとか、
そうでなくてもゴムなしセックスは初めてだろうなとか
──いろいろね。

「弦──あんまりエッチとか──好きそうじゃない気がしてるんだけど──私も得意じゃ無いけれど、私が──頑張った方がいい?」


「──そうだね。あんまり得意じゃあ無いけれど、僕にさせてくれる?雫ちゃんとは何度もする事になるから疲れちゃったら雫ちゃんにお願いするよ。体力なくてごめんね」

顔を真っ赤にして焦っている。
──可愛いなぁ。

「好きな体位とかある?奥が好き?それとも手前?」

「弦──ごめんもう黙って──」

顔を手で隠しても手まで真っ赤だ。
──食べちゃいたいほどに熟れている。

「──じゃあ──いただきます」

優しくキスをする。
緊張している硬く力の入った唇を何度も舐め、喰み唇を開ける。
柔らかく解れた唇に潜む舌に舌をぴったりと重ね合わせ嬲るように絡める。

「ふぁ…っ…んっ…弦…待って──こんなの──んっ」

怜──今日は君の初七日だよ。
三途の川を渡り今日から秦広王しんこうおうに審議されることになる。そうして様々な審議が進み、35日目には閻魔大王による審議に入る。そこには浄玻璃鏡じょうはりのかがみがあり現世での君の行いが映し出されるらしいよ。その時に──この光景も見ることがあるのかな?

姿見の鏡に目がいく。
鏡に目を合わせながら下着のホックを外す。
綺麗な雫の背中が写っている。
その背中に僕の腕を回し絡めるように抱きつき、
首筋を吸い下着を完全に取り除き胸に吸い付く。

「弦──私はいいから──弦の準備が出来たらそれで──」

「ごめんね雫ちゃん。でも雫ちゃんの身体が蕩けないと赤ちゃんは宿せないかもしれないよ?だから我慢して──僕に委ねて──気持ちよくなって」

押し倒し乳首を舐めると雫の腰が浮く。

「もっと乳首舐めてもいい?それとも吸う方が好き?」

「弦──も、いいから──」

呼吸を乱し身体が反る。

「嬉しいね──感じてるんだね。でもまだおっぱいだけだよ?雫ちゃんおっぱい弄られの好きなの?それとも──お股はもっと好きなのかなぁ」

「弦!その──言葉責めやめて──」

嫌だよ。聞かせたい人がいるからね──

「あっ──あ、あん──やぁ……」

こんな可愛い喘ぎ声、聞かせるのは勿体無いけれど、僕のものになっていく雫をそこで見ていればいいよ。
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