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第三章 領地開発
第47話 試作蒸留酒
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ドワーフの鍛冶師、名工カマン・ホレックを見つけたが、誘いは断られてしまった。
今日は再度カマン・ホレックを招聘する為に、俺は仕込みをしている。
「まあ、あれは俺も悪かったよ」
アンジェロ領領主エリアのキッチンで手を動かしながら、隣のジョバンニと話す。
「アンジェロ様のどこが悪かったのでしょうか? 丁寧にお話しされていたと思いますが……」
「話し方は丁寧だったけどさ。結局のところ、カマン・ホレックの苦境に付け込んでいる感じって言うのかな……。助けてやるっていう上から目線が、どこかにあった気がする……」
「それは……、アンジェロ様がそこまで気を遣わなくても、よろしいのでは?」
「いや、相手は名工として名高いカマン・ホレックだ。あくまで対等な立場で、相手を尊重して誘わないとね」
いわゆるリスペクトってヤツだな。
昨日はそれが足りてなかったと俺は反省しているんだ。
カマン・ホレックは、掛け値なしに優秀な鍛冶師だ。
この大陸北西部なら文句なしのナンバーワン!
ならば俺は敬意を払って迎え入れなければならない。
あれだ。
三国志で諸葛孔明を迎えるのに、劉備が三顧の礼を取ったのと同じだ。
優秀な人材を集めるなら、相手を尊重するのが大事なんだろう。
「そういうモノですか……。ところで先ほどから何を作ってらっしゃるのですか?」
「蒸留酒だよ!」
「酒ですか? ワインを煮詰めているように見えますが?」
「うん。これが新しい酒の造り方だ」
「はあ……」
俺の領地ではウイスキー、つまり蒸留酒を名産品にしたいと思っている。
残念ながら今は、蒸留酒を製造する設備もないし、人材もいない。
本格的なウイスキーを作るのは無理でも、蒸留酒を何とか作ってカマン・ホレックに飲ませようと思う。
論より証拠!
こういう強い酒を領地で作ると言えば、興味を持ってもらえるのでは? と、考えた。
ジョバンニはピンと来ないらしい。
そりゃそうだよな。
蒸留酒の原理を知らないのだから。
水は百度で沸騰して水蒸気になる。
だがアルコールは、約八十度で蒸気になるのだ。
ワインを八十度で煮続けて、蒸気を集めて冷却する……。
つまり蒸気になったアルコールを集めて、冷やして液体に戻す訳だ。
そうするとアルコール分の高い液体が出来る。
これこそ蒸留酒だ。
「まあ、どこまでうまく行くか分からないけれど、こういう感じの酒が出来ると分かれば興味を持つはずだ。ドワーフは酒好きだしな」
「なるほど。確かに、そうですね。その鉄製の鍋蓋が重要なのですか?」
「これで蒸発したアルコール……、ええと……、蒸発した酒精を集めるのに使う」
「良くわかりませんが、難しそうな作業という事はわかりました」
昨日商業都市ザムザの武器防具屋によって、小型の丸盾を鍋蓋に改造してもらった。
この異世界だと鉄はちょっと高価な金属だから、鉄製の鍋蓋なんてないからね。普通、鍋蓋は木製だ。
木製でもダメではないが、鉄製の方が冷えやすい。
冷えやすい方が蒸気になったアルコールが液体に戻りやすいはずだ。
鍋の片側に木片をかまして、鍋蓋を斜めにする。
鍋蓋を傾けた先には木のコップを設置した。
これで上手く行けば、蒸発したアルコールを集められる。
だが、火加減が難しい。
火加減を強くしてグツグツ煮立てると、アルコールだけでなく水分も一緒に蒸発してしまいアルコール度数の高い酒が造れない。
アルコールが蒸発する八十度をキープすれば良いのだが、あいにくとこの異世界には温度計などない。
火魔法で火を出し、火力を調節して、感覚で鍋の中のワインを煮立てている。
料理の得意なルーナ先生がいてくれたらな。
こういう時助かるけれど……。早く帰って来て欲しいな……。
「原理は知っている。間違っていないはずだ。あとは火加減……、温度調整がカギ……」
「あ! アンジェロ様! 水滴が鍋蓋からこぼれてきました!」
おっ! 本当だ!
傾けた鍋蓋から木のコップにポタポタと液体が垂れだした。
液体を指ですくって舐めてみる。
「グッ……、不味い! だが……、酒精は強いぞ!」
味は最悪だ。正直まずい!
だが舌にピリっと来る感じ、鼻に抜ける感じは間違いなく、アルコール度数の強い酒だ。
ちゃんと蒸留出来ている!
「ジョバンニも試してみて。不味いけど、酒精は強いから」
「では、失礼をして……。うわっ! 不味い! ひどい味です! でも、これは……、今まで体験した事のない酒精の強さです!」
「でしょ! これが蒸留酒だよ。本当は、ここから樽に入れて数年熟成させる。そうすると、もっとまろやかな味の酒になるよ」
ワインを蒸留した酒は、ブランデーだ。
この不味いのが熟成されると、あのトロっとした甘い味に化けるのかな?
ちょっと想像がつかない。
「酒精が強くて、まろやかな味の酒ですか……、それは高く売れそうですね!」
「そうでしょ! でもね。蒸留酒を造るには、専用の釜というか、大きな鍋のような専用の道具が必要なのだ」
「その為の鍛冶師ですか?」
「そうそう……。よし! こんなもんかな!」
コップ半分くらいの蒸留酒が用意できた。
俺は手製の蒸留酒が入った木のコップをそっとアイテムボックスに収納した。
とりあえずのお試し版としては十分だろ。
これで蒸留酒のポテンシャルが、あのドワーフ鍛冶師にも分かるはずだ。
*
俺はジョバンニと黒丸師匠の三人で、再度ブルムント地方のフライベルグの町にやって来た。
黒丸師匠は、カマン・ホレックが鍛えた大剣を背負っている。
何か話のきっかけになれば……、と思う。
カマン・ホレックの店のドアを開け、店内に入る。
昨日と同じようにギイギイと蝶番が音を鳴らす。
「お邪魔しますよー!」
俺が店の奥に声を掛けると、今日はカマン・ホレックがすんなりと出て来た。
今日も酒臭くて、顔が真っ赤だ。
黒丸師匠はカマン・ホレックの様子を見て悲しそうな眼をした。
「ああ? なんだ、昨日のお兄ちゃんか……、それとオマエは……、何だよ! 黒丸じゃねえか!」
「久しぶりなのであるな。しかし、かの名工ホレックが酒浸りとは悲しいのである……。諸国の強者が欲した剣を鍛える名工の腕も、そこの扉の蝶番のように錆び付いてしまったのであるか?」
「ぬかせ! 腕は錆びてねーよ! ほれ。剣を見せてみろよ!」
「酔っている鍛冶師に愛剣は渡せないのである」
「これくらいの酒で酔っちゃいねーよ! 俺の子供を見せろ!」
俺の子供か。
鍛冶師にとって鍛えた剣は、子供同然なのかな。
黒丸師匠が背中からオリハルコンの大剣を抜いてカマン・ホレックに手渡した。
カマン・ホレックの顔が一変する。
目つきは怖いくらい鋭くなり、剣先から舐めるようにチェックしている。
しばらくして、カマン・ホレックは剣の中ほどを指さした。
「……ここに小さな傷がある」
「何であると!?」
みんなでカマン・ホレックが指さしたところを覗き込むと、確かに薄っすらと、余程注意して見ないと気が付かないレベルだが傷が付いている。
良く気が付いたな!
「黒丸! テメーの方こそ腕が鈍ったんじゃねえか! オリハルコンの大剣に傷を付けられるなんてよ!」
「ぬぬ! 面目ないのである!」
謝りつつも黒丸師匠は嬉しそうだ。
カマン・ホレックが、名工の輝きを少し取り戻したからだろう。
「ったくよお! どんな相手と戦えば、オリハルコンの大剣に傷が付くんだよ。黒丸は今どこのパーティーに入ってるんだ?」
「『王国の牙』である」
「うぬっ! あのドラゴンばかり狙い撃ちしているパーティーか! まったく無茶しやがって! 剣が悲鳴を上げてるじゃねえか! 整備するぞ!」
カマン・ホレックは、名工ホレックの雰囲気を漂わせながら、オリハルコンの大剣を抱えて店の奥へ消えて行った。
黒丸師匠はペロリと長い舌を出して、いたずらっ子みたいな顔をした。
「まっ! 鍛冶師への一番の薬は、鍛冶仕事であるな! それがしたちも奥へ行くのである」
「なるほど。名工ホレックの仕事を拝見と行きますか!」
今日は再度カマン・ホレックを招聘する為に、俺は仕込みをしている。
「まあ、あれは俺も悪かったよ」
アンジェロ領領主エリアのキッチンで手を動かしながら、隣のジョバンニと話す。
「アンジェロ様のどこが悪かったのでしょうか? 丁寧にお話しされていたと思いますが……」
「話し方は丁寧だったけどさ。結局のところ、カマン・ホレックの苦境に付け込んでいる感じって言うのかな……。助けてやるっていう上から目線が、どこかにあった気がする……」
「それは……、アンジェロ様がそこまで気を遣わなくても、よろしいのでは?」
「いや、相手は名工として名高いカマン・ホレックだ。あくまで対等な立場で、相手を尊重して誘わないとね」
いわゆるリスペクトってヤツだな。
昨日はそれが足りてなかったと俺は反省しているんだ。
カマン・ホレックは、掛け値なしに優秀な鍛冶師だ。
この大陸北西部なら文句なしのナンバーワン!
ならば俺は敬意を払って迎え入れなければならない。
あれだ。
三国志で諸葛孔明を迎えるのに、劉備が三顧の礼を取ったのと同じだ。
優秀な人材を集めるなら、相手を尊重するのが大事なんだろう。
「そういうモノですか……。ところで先ほどから何を作ってらっしゃるのですか?」
「蒸留酒だよ!」
「酒ですか? ワインを煮詰めているように見えますが?」
「うん。これが新しい酒の造り方だ」
「はあ……」
俺の領地ではウイスキー、つまり蒸留酒を名産品にしたいと思っている。
残念ながら今は、蒸留酒を製造する設備もないし、人材もいない。
本格的なウイスキーを作るのは無理でも、蒸留酒を何とか作ってカマン・ホレックに飲ませようと思う。
論より証拠!
こういう強い酒を領地で作ると言えば、興味を持ってもらえるのでは? と、考えた。
ジョバンニはピンと来ないらしい。
そりゃそうだよな。
蒸留酒の原理を知らないのだから。
水は百度で沸騰して水蒸気になる。
だがアルコールは、約八十度で蒸気になるのだ。
ワインを八十度で煮続けて、蒸気を集めて冷却する……。
つまり蒸気になったアルコールを集めて、冷やして液体に戻す訳だ。
そうするとアルコール分の高い液体が出来る。
これこそ蒸留酒だ。
「まあ、どこまでうまく行くか分からないけれど、こういう感じの酒が出来ると分かれば興味を持つはずだ。ドワーフは酒好きだしな」
「なるほど。確かに、そうですね。その鉄製の鍋蓋が重要なのですか?」
「これで蒸発したアルコール……、ええと……、蒸発した酒精を集めるのに使う」
「良くわかりませんが、難しそうな作業という事はわかりました」
昨日商業都市ザムザの武器防具屋によって、小型の丸盾を鍋蓋に改造してもらった。
この異世界だと鉄はちょっと高価な金属だから、鉄製の鍋蓋なんてないからね。普通、鍋蓋は木製だ。
木製でもダメではないが、鉄製の方が冷えやすい。
冷えやすい方が蒸気になったアルコールが液体に戻りやすいはずだ。
鍋の片側に木片をかまして、鍋蓋を斜めにする。
鍋蓋を傾けた先には木のコップを設置した。
これで上手く行けば、蒸発したアルコールを集められる。
だが、火加減が難しい。
火加減を強くしてグツグツ煮立てると、アルコールだけでなく水分も一緒に蒸発してしまいアルコール度数の高い酒が造れない。
アルコールが蒸発する八十度をキープすれば良いのだが、あいにくとこの異世界には温度計などない。
火魔法で火を出し、火力を調節して、感覚で鍋の中のワインを煮立てている。
料理の得意なルーナ先生がいてくれたらな。
こういう時助かるけれど……。早く帰って来て欲しいな……。
「原理は知っている。間違っていないはずだ。あとは火加減……、温度調整がカギ……」
「あ! アンジェロ様! 水滴が鍋蓋からこぼれてきました!」
おっ! 本当だ!
傾けた鍋蓋から木のコップにポタポタと液体が垂れだした。
液体を指ですくって舐めてみる。
「グッ……、不味い! だが……、酒精は強いぞ!」
味は最悪だ。正直まずい!
だが舌にピリっと来る感じ、鼻に抜ける感じは間違いなく、アルコール度数の強い酒だ。
ちゃんと蒸留出来ている!
「ジョバンニも試してみて。不味いけど、酒精は強いから」
「では、失礼をして……。うわっ! 不味い! ひどい味です! でも、これは……、今まで体験した事のない酒精の強さです!」
「でしょ! これが蒸留酒だよ。本当は、ここから樽に入れて数年熟成させる。そうすると、もっとまろやかな味の酒になるよ」
ワインを蒸留した酒は、ブランデーだ。
この不味いのが熟成されると、あのトロっとした甘い味に化けるのかな?
ちょっと想像がつかない。
「酒精が強くて、まろやかな味の酒ですか……、それは高く売れそうですね!」
「そうでしょ! でもね。蒸留酒を造るには、専用の釜というか、大きな鍋のような専用の道具が必要なのだ」
「その為の鍛冶師ですか?」
「そうそう……。よし! こんなもんかな!」
コップ半分くらいの蒸留酒が用意できた。
俺は手製の蒸留酒が入った木のコップをそっとアイテムボックスに収納した。
とりあえずのお試し版としては十分だろ。
これで蒸留酒のポテンシャルが、あのドワーフ鍛冶師にも分かるはずだ。
*
俺はジョバンニと黒丸師匠の三人で、再度ブルムント地方のフライベルグの町にやって来た。
黒丸師匠は、カマン・ホレックが鍛えた大剣を背負っている。
何か話のきっかけになれば……、と思う。
カマン・ホレックの店のドアを開け、店内に入る。
昨日と同じようにギイギイと蝶番が音を鳴らす。
「お邪魔しますよー!」
俺が店の奥に声を掛けると、今日はカマン・ホレックがすんなりと出て来た。
今日も酒臭くて、顔が真っ赤だ。
黒丸師匠はカマン・ホレックの様子を見て悲しそうな眼をした。
「ああ? なんだ、昨日のお兄ちゃんか……、それとオマエは……、何だよ! 黒丸じゃねえか!」
「久しぶりなのであるな。しかし、かの名工ホレックが酒浸りとは悲しいのである……。諸国の強者が欲した剣を鍛える名工の腕も、そこの扉の蝶番のように錆び付いてしまったのであるか?」
「ぬかせ! 腕は錆びてねーよ! ほれ。剣を見せてみろよ!」
「酔っている鍛冶師に愛剣は渡せないのである」
「これくらいの酒で酔っちゃいねーよ! 俺の子供を見せろ!」
俺の子供か。
鍛冶師にとって鍛えた剣は、子供同然なのかな。
黒丸師匠が背中からオリハルコンの大剣を抜いてカマン・ホレックに手渡した。
カマン・ホレックの顔が一変する。
目つきは怖いくらい鋭くなり、剣先から舐めるようにチェックしている。
しばらくして、カマン・ホレックは剣の中ほどを指さした。
「……ここに小さな傷がある」
「何であると!?」
みんなでカマン・ホレックが指さしたところを覗き込むと、確かに薄っすらと、余程注意して見ないと気が付かないレベルだが傷が付いている。
良く気が付いたな!
「黒丸! テメーの方こそ腕が鈍ったんじゃねえか! オリハルコンの大剣に傷を付けられるなんてよ!」
「ぬぬ! 面目ないのである!」
謝りつつも黒丸師匠は嬉しそうだ。
カマン・ホレックが、名工の輝きを少し取り戻したからだろう。
「ったくよお! どんな相手と戦えば、オリハルコンの大剣に傷が付くんだよ。黒丸は今どこのパーティーに入ってるんだ?」
「『王国の牙』である」
「うぬっ! あのドラゴンばかり狙い撃ちしているパーティーか! まったく無茶しやがって! 剣が悲鳴を上げてるじゃねえか! 整備するぞ!」
カマン・ホレックは、名工ホレックの雰囲気を漂わせながら、オリハルコンの大剣を抱えて店の奥へ消えて行った。
黒丸師匠はペロリと長い舌を出して、いたずらっ子みたいな顔をした。
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