134 / 358
第七章 新たな住人
第134話 ギュイーズ侯爵からの婚姻祝い
しおりを挟む
――九月中旬。
キャランフィールドの執務室で仕事をしていると、ウォーカー船長がやって来た。
「おーい! 王子様! 船が入れないぞ! 港を広げてくれよ!」
「船が入れない?」
おかしいな?
今日は商船二隻しかいないはずだけれど?
港に移動すると沖合に船団が停泊していた。
「なっ!?」
俺が言葉を失うと、港で仕事をしていたジョバンニが側に来た。
「ジョバンニ! あの船団は!?」
「ウォーカー船長が引き連れてきた商船です! 十隻もいます!」
「ええ!?」
今までキャランフィールドに訪れた商船は、一隻単位、単独行動をしている商船だ。
今、沖合に停泊しているのは十隻の船。
こんな大船団は見たこともない。
大迫力だ!
問題は波止場だ。
キャランフィールドの波止場には五隻までしか係留できない。
港は大騒ぎになっている。
キャランフィールドの住人、外国商人も大興奮だ!
「ウォーカー船長! あの船団は?」
「ギュイーズ侯爵からだ。食料やら婚姻の祝いの品やらタンマリ載せているぜ! まさに! 宝船ってヤツさ! ムフッ!」
ウォーカー船長は、そう言うと胸を反らした。
ムフじゃないでしょう!
それなら一隻だけ先行して事前連絡してくれ……。
頼むよ……。
「というわけで、王子様! 港の拡張を頼むよ! この前みたいに魔法でパパッとさ!」
「アンジェロ様。それでしたら、このようにしてみてはいかがでしょう?」
「アリーさん!」
騒ぎを聞きつけたのか、アリーさんもやって来た。
ウォーカー船長が、姿勢を正してアリーさんに挨拶をする。
「アリー様。ご機嫌麗しゅう」
「ウォーカー船長。ご苦労様ですね。いつもありがとう」
「もったいないお言葉です」
なんだかなあ。
ウォーカー船長は、俺とアリーさんで態度が違いすぎるだろう。
まあ、良いけど。
俺はアリーさんが差し出した羊皮紙を広げると、横からウォーカー船長とジョバンニがのぞき込んできた。
「これは……港の設計図ですか?」
「はい。寄港する商船が増えておりますわ。それに伴って、港の倉庫、商人や船員の宿泊施設、港湾作業員の作業場などが不足していますわ」
「なるほど……。この図面左側のエリアですね? これ、右側は――」
「軍港施設ですわ」
「……」
「アンジェロ様なら、いずれ海軍をお持ちになりましょう? それも独自の船を開発なさるでしょう?」
凄いな。
そこまで読んで設計したのか!
横からのぞき込んでいたウォーカー船長とジョバンニも賞賛する。
「さすがはアリー様! 完璧です!」
「使いやすいそうな港ですね。この商業会館がありがたいです。港の商談場所に出来ます」
「ありがとうございます。喜んで頂けて嬉しいですわ! では、アンジェロ様。魔法で工事をお願いいたします」
「わかりましたー」
アリーさんにガッツリ尻に敷かれる未来しか見えません。
まあ、女房の尻に敷かれてみせるのも、男の甲斐性だよね!
*
俺は土魔法と豊富な魔力に物を言わせて、港の整備を行う。
半日かけて、とりあえず商業用の波止場と倉庫を増設した。
商船二十隻が寄港できる立派な港だ。
アリーさんの設計では、まだまだ増設工事があるし、軍事用の設備もある。
これは明日以降に持ち越そう。
ウォーカー船長が、ゴブリンの肉を口の中に突っ込まれたような顔をして、俺に聞いてきた。
「なあ。王子様の魔力に限界はあるのか? 何でこんな大規模工事を半日で済ませられるんだ?」
「限界はあると思いますよ。どれくらいが限界かは、わかりません。浚渫もしてあるので、沖の船を入港させてください」
「浚渫も終わらせたのか……。相変わらず非常識な魔力だぜ!」
港を造っても深さがないと、大型の船は入港できない。
そこで浚渫という作業を行う。
日本でなら大型のクレーンを使って、港の底にある土砂をすくい取るのだ。
俺の場合は土魔法を使って、底にある土砂を移動させ波止場を造成する材料にする。
魔力と混ぜ合わせれば、コンクリートっぽい石が出来上がるのだ。
ウォーカー船長が、『愛しのマリールー号』の船員に指示をすると、マストの上で船員が旗信号を送った。
やがて、沖合いにいた商船十隻が入港し、次々と荷物が商船から荷揚げされた。
ウォーカー船長が積み荷の説明を始める。
「えー、まず穀物だな。小麦、大麦、ライ麦を商船七隻分」
「商船七隻ですか!」
ジョバンニが、裏返った声で驚く。
ウォーカー船長は、得意げに話を続ける。
「ああ、ギュイーズ侯爵家の余剰穀物と市場に余っていた穀物を買い叩いて船に積んできた。ほれ、もうすぐ収穫シーズンだろう? 安くしてもらったぜ!」
「うーん。船だと取引ボリュームが大きいから、交渉もしやすそうですね」
「まあ、今回は大商いだからな。安く買い叩いたが、売る商人も在庫がはけて喜んでいたよ」
穀物は助かるな。
食い扶持が増えたけれど、商船七隻分……。
山ほどパンが焼ける。
「次は家畜だ。乳牛、鶏、馬を商船一隻分。家畜のエサになる干し草や雑穀に商船一隻分」
「おっ! 乳牛と鶏! 牛乳と卵!」
「王子の所は色々食い物が美味いからな。以前、牛乳と卵の仕入れが面倒だって言っていただろう?」
「ウォーカー船長ありがとう!」
フリージア王国は、魔の森が多く魔物が出やすい地域だ。
家畜は魔物に襲われてしまうので、フリージア王国で家畜の飼育はあまり行われていない。
これまで卵は、王都や違う国に行った時にまとめ買いして、アイテムボックスに入れておいたが、正直面倒だった。
ウォーカー船長が乳牛と鶏を運んでくれたので、これから牛乳と卵が安定供給される。
これでお菓子作りに着手出来るぞ!
商船から次々に家畜が降ろされていく。
鶏、乳牛、そして馬が続いた。
一頭の美しい白馬を見てアリーさんが声をあげた。
「あら? あの馬は?」
「アリー様がギュイーズ侯爵家で乗っていた馬です。ギュイーズ侯爵様が、アリー様がお使いになるようにと」
「まあ! おじいさまが!」
アリーさんは白馬に駆け寄り、首筋を撫でる。
白馬はアリーさんになついているのか、鼻面をアリーさんにこすりつけ甘えているようだ。
「美しい馬ですね」
「あれはアンダルシアンって種類の馬さ。利口で乗り手の言うことをよく聞く」
「へえ」
「王子様にもあるぞ! ギュイーズ侯爵から、婚姻祝いの品だ。おーい! 王子の馬を連れて来い!」
「馬が祝いの品か! さすがメロビクス王大国は、騎兵の盛んな国ですね。じゃあ、俺の馬もアンダルシアン?」
「いや。王子の馬は、デストリアだ。ほれ、コイツだ!」
「ブルル!」
「!」
そこには巨大な黒馬がいた。
いや、これ、ホントに馬?
大きさがトラックと変わらないけれど……。
「これは本当に馬ですか? 魔物?」
「ガハハ! 驚いたか! こいつは歴とした馬だよ! 重装騎兵をのせる軍馬なのさ!」
馬体も大きいが、全体的にガッチリしていて力がありそうだ。
なるほど、メロビクス王大国の重装騎兵が乗り回していたのは、この馬か。
「家畜の世話になれた人間も連れて来たから、世話はそいつらに任せておけ」
凄いな!
家畜の餌だけじゃなくて、世話している人間ごとか!
さすがメロビクス王大国の大物貴族。
やることが違う……。
「最後の一隻には、アリー様の嫁入り道具や今回移住希望の人間の家具やら荷物が載っている」
「移住希望?」
「ああ、ギュイーズ侯爵領や寄子の領地から、優秀な人材をかき集めてきたぞ! 領地経営がわかる人間やアリー様の身の回りの世話をする人間やらだ。ああ、丁度降りてきたな!」
ウォーカー船長の『愛しのマリールー号』から、続々と人が降りてきた。
「じゃ! 確かにお届けしたぜ!」
ウォーカー船長は、ニカリと笑った。
キャランフィールドの執務室で仕事をしていると、ウォーカー船長がやって来た。
「おーい! 王子様! 船が入れないぞ! 港を広げてくれよ!」
「船が入れない?」
おかしいな?
今日は商船二隻しかいないはずだけれど?
港に移動すると沖合に船団が停泊していた。
「なっ!?」
俺が言葉を失うと、港で仕事をしていたジョバンニが側に来た。
「ジョバンニ! あの船団は!?」
「ウォーカー船長が引き連れてきた商船です! 十隻もいます!」
「ええ!?」
今までキャランフィールドに訪れた商船は、一隻単位、単独行動をしている商船だ。
今、沖合に停泊しているのは十隻の船。
こんな大船団は見たこともない。
大迫力だ!
問題は波止場だ。
キャランフィールドの波止場には五隻までしか係留できない。
港は大騒ぎになっている。
キャランフィールドの住人、外国商人も大興奮だ!
「ウォーカー船長! あの船団は?」
「ギュイーズ侯爵からだ。食料やら婚姻の祝いの品やらタンマリ載せているぜ! まさに! 宝船ってヤツさ! ムフッ!」
ウォーカー船長は、そう言うと胸を反らした。
ムフじゃないでしょう!
それなら一隻だけ先行して事前連絡してくれ……。
頼むよ……。
「というわけで、王子様! 港の拡張を頼むよ! この前みたいに魔法でパパッとさ!」
「アンジェロ様。それでしたら、このようにしてみてはいかがでしょう?」
「アリーさん!」
騒ぎを聞きつけたのか、アリーさんもやって来た。
ウォーカー船長が、姿勢を正してアリーさんに挨拶をする。
「アリー様。ご機嫌麗しゅう」
「ウォーカー船長。ご苦労様ですね。いつもありがとう」
「もったいないお言葉です」
なんだかなあ。
ウォーカー船長は、俺とアリーさんで態度が違いすぎるだろう。
まあ、良いけど。
俺はアリーさんが差し出した羊皮紙を広げると、横からウォーカー船長とジョバンニがのぞき込んできた。
「これは……港の設計図ですか?」
「はい。寄港する商船が増えておりますわ。それに伴って、港の倉庫、商人や船員の宿泊施設、港湾作業員の作業場などが不足していますわ」
「なるほど……。この図面左側のエリアですね? これ、右側は――」
「軍港施設ですわ」
「……」
「アンジェロ様なら、いずれ海軍をお持ちになりましょう? それも独自の船を開発なさるでしょう?」
凄いな。
そこまで読んで設計したのか!
横からのぞき込んでいたウォーカー船長とジョバンニも賞賛する。
「さすがはアリー様! 完璧です!」
「使いやすいそうな港ですね。この商業会館がありがたいです。港の商談場所に出来ます」
「ありがとうございます。喜んで頂けて嬉しいですわ! では、アンジェロ様。魔法で工事をお願いいたします」
「わかりましたー」
アリーさんにガッツリ尻に敷かれる未来しか見えません。
まあ、女房の尻に敷かれてみせるのも、男の甲斐性だよね!
*
俺は土魔法と豊富な魔力に物を言わせて、港の整備を行う。
半日かけて、とりあえず商業用の波止場と倉庫を増設した。
商船二十隻が寄港できる立派な港だ。
アリーさんの設計では、まだまだ増設工事があるし、軍事用の設備もある。
これは明日以降に持ち越そう。
ウォーカー船長が、ゴブリンの肉を口の中に突っ込まれたような顔をして、俺に聞いてきた。
「なあ。王子様の魔力に限界はあるのか? 何でこんな大規模工事を半日で済ませられるんだ?」
「限界はあると思いますよ。どれくらいが限界かは、わかりません。浚渫もしてあるので、沖の船を入港させてください」
「浚渫も終わらせたのか……。相変わらず非常識な魔力だぜ!」
港を造っても深さがないと、大型の船は入港できない。
そこで浚渫という作業を行う。
日本でなら大型のクレーンを使って、港の底にある土砂をすくい取るのだ。
俺の場合は土魔法を使って、底にある土砂を移動させ波止場を造成する材料にする。
魔力と混ぜ合わせれば、コンクリートっぽい石が出来上がるのだ。
ウォーカー船長が、『愛しのマリールー号』の船員に指示をすると、マストの上で船員が旗信号を送った。
やがて、沖合いにいた商船十隻が入港し、次々と荷物が商船から荷揚げされた。
ウォーカー船長が積み荷の説明を始める。
「えー、まず穀物だな。小麦、大麦、ライ麦を商船七隻分」
「商船七隻ですか!」
ジョバンニが、裏返った声で驚く。
ウォーカー船長は、得意げに話を続ける。
「ああ、ギュイーズ侯爵家の余剰穀物と市場に余っていた穀物を買い叩いて船に積んできた。ほれ、もうすぐ収穫シーズンだろう? 安くしてもらったぜ!」
「うーん。船だと取引ボリュームが大きいから、交渉もしやすそうですね」
「まあ、今回は大商いだからな。安く買い叩いたが、売る商人も在庫がはけて喜んでいたよ」
穀物は助かるな。
食い扶持が増えたけれど、商船七隻分……。
山ほどパンが焼ける。
「次は家畜だ。乳牛、鶏、馬を商船一隻分。家畜のエサになる干し草や雑穀に商船一隻分」
「おっ! 乳牛と鶏! 牛乳と卵!」
「王子の所は色々食い物が美味いからな。以前、牛乳と卵の仕入れが面倒だって言っていただろう?」
「ウォーカー船長ありがとう!」
フリージア王国は、魔の森が多く魔物が出やすい地域だ。
家畜は魔物に襲われてしまうので、フリージア王国で家畜の飼育はあまり行われていない。
これまで卵は、王都や違う国に行った時にまとめ買いして、アイテムボックスに入れておいたが、正直面倒だった。
ウォーカー船長が乳牛と鶏を運んでくれたので、これから牛乳と卵が安定供給される。
これでお菓子作りに着手出来るぞ!
商船から次々に家畜が降ろされていく。
鶏、乳牛、そして馬が続いた。
一頭の美しい白馬を見てアリーさんが声をあげた。
「あら? あの馬は?」
「アリー様がギュイーズ侯爵家で乗っていた馬です。ギュイーズ侯爵様が、アリー様がお使いになるようにと」
「まあ! おじいさまが!」
アリーさんは白馬に駆け寄り、首筋を撫でる。
白馬はアリーさんになついているのか、鼻面をアリーさんにこすりつけ甘えているようだ。
「美しい馬ですね」
「あれはアンダルシアンって種類の馬さ。利口で乗り手の言うことをよく聞く」
「へえ」
「王子様にもあるぞ! ギュイーズ侯爵から、婚姻祝いの品だ。おーい! 王子の馬を連れて来い!」
「馬が祝いの品か! さすがメロビクス王大国は、騎兵の盛んな国ですね。じゃあ、俺の馬もアンダルシアン?」
「いや。王子の馬は、デストリアだ。ほれ、コイツだ!」
「ブルル!」
「!」
そこには巨大な黒馬がいた。
いや、これ、ホントに馬?
大きさがトラックと変わらないけれど……。
「これは本当に馬ですか? 魔物?」
「ガハハ! 驚いたか! こいつは歴とした馬だよ! 重装騎兵をのせる軍馬なのさ!」
馬体も大きいが、全体的にガッチリしていて力がありそうだ。
なるほど、メロビクス王大国の重装騎兵が乗り回していたのは、この馬か。
「家畜の世話になれた人間も連れて来たから、世話はそいつらに任せておけ」
凄いな!
家畜の餌だけじゃなくて、世話している人間ごとか!
さすがメロビクス王大国の大物貴族。
やることが違う……。
「最後の一隻には、アリー様の嫁入り道具や今回移住希望の人間の家具やら荷物が載っている」
「移住希望?」
「ああ、ギュイーズ侯爵領や寄子の領地から、優秀な人材をかき集めてきたぞ! 領地経営がわかる人間やアリー様の身の回りの世話をする人間やらだ。ああ、丁度降りてきたな!」
ウォーカー船長の『愛しのマリールー号』から、続々と人が降りてきた。
「じゃ! 確かにお届けしたぜ!」
ウォーカー船長は、ニカリと笑った。
33
あなたにおすすめの小説
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
辺境貴族ののんびり三男は魔道具作って自由に暮らします
雪月夜狐
ファンタジー
書籍化決定しました!
(書籍化にあわせて、タイトルが変更になりました。旧題は『辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~』です)
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
神の手違い転生。悪と理不尽と運命を無双します!
yoshikazu
ファンタジー
橘 涼太。高校1年生。突然の交通事故で命を落としてしまう。
しかしそれは神のミスによるものだった。
神は橘 涼太の魂を神界に呼び謝罪する。その時、神は橘 涼太を気に入ってしまう。
そして橘 涼太に提案をする。
『魔法と剣の世界に転生してみないか?』と。
橘 涼太は快く承諾して記憶を消されて転生先へと旅立ちミハエルとなる。
しかし神は転生先のステータスの平均設定を勘違いして気付いた時には100倍の設定になっていた。
さらにミハエルは〈光の加護〉を受けておりステータスが合わせて1000倍になりスキルも数と質がパワーアップしていたのだ。
これは神の手違いでミハエルがとてつもないステータスとスキルを提げて世の中の悪と理不尽と運命に立ち向かう物語である。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣で最強すぎて困る
マーラッシュ
ファンタジー
旧題:狙って勇者パーティーを追放されて猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣だった。そして人間を拾ったら・・・
何かを拾う度にトラブルに巻き込まれるけど、結果成り上がってしまう。
異世界転生者のユートは、バルトフェル帝国の山奥に一人で住んでいた。
ある日、盗賊に襲われている公爵令嬢を助けたことによって、勇者パーティーに推薦されることになる。
断ると角が立つと思い仕方なしに引き受けるが、このパーティーが最悪だった。
勇者ギアベルは皇帝の息子でやりたい放題。活躍すれば咎められ、上手く行かなければユートのせいにされ、パーティーに入った初日から後悔するのだった。そして他の仲間達は全て女性で、ギアベルに絶対服従していたため、味方は誰もいない。
ユートはすぐにでもパーティーを抜けるため、情報屋に金を払い噂を流すことにした。
勇者パーティーはユートがいなければ何も出来ない集団だという内容でだ。
プライドが高いギアベルは、噂を聞いてすぐに「貴様のような役立たずは勇者パーティーには必要ない!」と公衆の面前で追放してくれた。
しかし晴れて自由の身になったが、一つだけ誤算があった。
それはギアベルの怒りを買いすぎたせいで、帝国を追放されてしまったのだ。
そしてユートは荷物を取りに行くため自宅に戻ると、そこには腹をすかした猫が、道端には怪我をした犬が、さらに船の中には女の子が倒れていたが、それぞれの正体はとんでもないものであった。
これは自重できない異世界転生者が色々なものを拾った結果、トラブルに巻き込まれ解決していき成り上がり、幸せな異世界ライフを満喫する物語である。
異世界でゆるゆるスローライフ!~小さな波乱とチートを添えて~
イノナかノかワズ
ファンタジー
助けて、刺されて、死亡した主人公。神様に会ったりなんやかんやあったけど、社畜だった前世から一転、ゆるいスローライフを送る……筈であるが、そこは知識チートと能力チートを持った主人公。波乱に巻き込まれたりしそうになるが、そこはのんびり暮らしたいと持っている主人公。波乱に逆らい、世界に名が知れ渡ることはなくなり、知る人ぞ知る感じに収まる。まぁ、それは置いといて、主人公の新たな人生は、温かな家族とのんびりした自然、そしてちょっとした研究生活が彩りを与え、幸せに溢れています。
*話はとてもゆっくりに進みます。また、序盤はややこしい設定が多々あるので、流しても構いません。
*他の小説や漫画、ゲームの影響が見え隠れします。作者の願望も見え隠れします。ご了承下さい。
*頑張って週一で投稿しますが、基本不定期です。
*本作の無断転載、無断翻訳、無断利用を禁止します。
小説家になろうにて先行公開中です。主にそっちを優先して投稿します。
カクヨムにても公開しています。
更新は不定期です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる