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第三章 ノエル南部に立つ!
第55話 アミーさんと会食
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――夜。エトワール伯爵領。領都ベルメール領主屋敷。
俺はアミーさんをディナーに招待した。
アミーさんは冒険者ギルドから派遣された調査隊の責任者だ。
初日の視察を終え忌憚のない意見を聞ければ……と思ったのだが、アミーさんのガードは堅かった。
アミーさんは、昼間と同じキリッとしたビジネスモードとキッチリした口調でイマイチ打ち解けない。
服装も昼間の冒険者ルックから、カッチリとした服に着替え、いかにもガードが堅い。
冒険者ギルドの受付をしている時とは、まるっきり別人だ。
俺は攻め方を変えて、自分の悩みを打ち明ける作戦をとった。
「――というわけで、我が町ベルメールは働き手が不足しています。何か良い手はないでしょうか?」
「手っ取り早いのは、奴隷をお買い求めになることですね」
「奴隷ですか……」
この世界には奴隷制度がある。
犯罪者や借金返済が出来ない者が奴隷にされる。
俺には、この世界の悪習に思えて好きになれない。
アミーさんは、俺の悪い反応を感じ取ったのだろう。
すぐさまフォローの言葉を入れてきた。
「奴隷はお嫌ですか?」
「制度としては理解出来ますが、個人的には好きになれません」
「なぜ?」
「なぜといわれても……」
感覚的なモノだから非常に説明がしづらい。
俺はメインディッシュのステーキを口に運び、少し考えをまとめてから答えた。
「基本的に人は自由であると私は考えています。奴隷制度は人の自由を奪ってしまうので、私の主義とは相容れないのです」
「とはいえ、犯罪者や多額の借金を背負った者ですよ?」
「犯罪者はある程度仕方がない面があると思います。しかし、借金奴隷についてはどうでしょう? 借金の利息は相場通りなのか? 親族の病気など相手の弱みにつけ込んで無理な借金をさせていないか? 他に返済の方法がないのか? 疑問に思うことが多々あります」
「なるほど。確かに、悪徳な金貸しは存在しますね」
「ええ。わざと若い娘を借金漬けにして、娼館で無理矢理働かせるような真似はどうかと思います」
思わず力が入ってしまった。
アミーさんは、食事の手を止めて真面目に俺の話を聞いてくれ、ニコリと笑った。
「お若いですね」
「いけませんか?」
「いえ。若者らしい正義感に好感が持てます。奴隷がお嫌なのは理解しました。しかし、領民を引き抜くわけにはいきませんよ?」
「ええ。お隣のフォー辺境伯とは良好な関係を維持したいです。お隣の領民を引き抜くのはナシです。そうなると、手詰まりになってしまい困っているのです」
「そうですね……」
アミーさんが、切り分けたステーキを上品にフォークで口に運ぶ。
唇が動き、肉が口内に運ばれ、ぬらりと肉の油でアミーさんの唇が怪しく光る。
俺は真面目な話をしながらも、アミーさんから強烈に女を感じた。
(何やってんだ! デートじゃないんだ! 商談中だぞ! 気を引き締めろ!)
俺は真面目な顔を作りながら、内心動揺していた。
こんな気持ちは初めて……、いや、前世日本であったな……。
男性として健全に成長しているのだと解釈しよう。
(だいたい、あんな姉御風な人が、こんな出来る女風に変わったらギャップ萌えするじゃないか!)
俺は内心悶々としながら、ステーキを食べ続けた。
アミーさんの豊かな胸元に視線を移動させないように、自制心総動員令を発動したのだ。
しばらくして、アミーさんが提案をしてくれた。
「引退した冒険者を雇ってはいかがでしょうか?」
「引退した冒険者……ですか……?」
「ええ。年齢や怪我で引退する冒険者が一定数いるのです。引退後の生活や仕事は、冒険者ギルドとしても気がかりなのです」
「なるほど……」
悪くない提案に思える。
引退した冒険者なら、現役冒険者とコミュニケーションを取りやすいだろう。
宿屋の運営にはピッタリの人材だ。
冒険者ギルドとしても、引退後のキャリアプランを冒険者に提供出来る。
引退した冒険者は、仕事を得られる。
俺は働き手を確保出来る。
三方良しの提案だ。
俺はアミーさんの提案に乗ることにした。
「素晴らしいご提案です! ぜひ、ご紹介下さい!」
「私たち冒険者ギルドとしても、安心出来る働き口は助かります。戻ったら手配をしましょう」
「お願いします」
アミーさんの雰囲気が大分柔らかくなり、距離が縮まった気がする。
執事のセバスチャンがデザートとお茶を運んできた。
デザートは、ドライフルーツの入ったパウンドケーキだ。
アミーさんは、すぐに気が付いた。
「あら? こちらのデザートは初めて見ます」
「ドライフルーツの入ったパウンドケーキです。ドライフルーツを南部の名産品にしようと南部諸侯と相談しているのですよ」
「まあ!」
女性がお菓子に目がないのは、この世界でも日本でも変わらない。
アミーさんは、上品な仕草でパウンドケーキを口に運んだ。
「しっとりとして上品な美味しさですね! ドライフルーツの味と食感がアクセントになって飽きません!」
「ありがとうございます。ドライフルーツは妹のマリーが作ったのですよ。マリーにも感想を伝えておきます」
アミーさんが笑顔になった。
スイーツは偉大だ。
俺は聞きたかったことを切り出してみた。
「アミーさんから見てどうでしたか? 我が町は冒険者ギルド開設に値するでしょうか?」
アミーさんは、お茶を飲みながら考えている。
やがて、口を開いた。
「建物や設備は申し分ないです。ポイントになるのは、明日からの実地調査ですね」
「実地調査というと、魔の森に冒険者が入って魔物を狩る?」
「ええ。本番と同じように冒険者パーティーが魔の森の中を探索します。どんな魔物がいるか? 価値のある薬草や鉱物はないか? 冒険者パーティーは真剣に探索します」
「つまり収支が合うかを実地調査で確かめるのですね?」
「そうです。冒険者ギルドの運営には人件費など経費が掛かります。赤字になるようでは困りますので」
「なるほど。黒字になりそうなことを祈りましょう」
パウンドケーキが効いたのだろうか? アミーさんから初日の感想と今後の展望を聞き出せた。
俺が生産スキルで用意した建物は合格だったので、俺は肩の荷が下りてほっとした。
「アミーさん。個人的な質問を良いでしょうか?」
「どうぞ」
「冒険者ギルドの受付をしていた時と態度が違いますが、どちらが本当のアミーさんですか?」
俺の踏み込んだ質問にアミーさんがフッと笑い、とたんに態度が崩れた。
椅子にハスに座りテーブルに肘をつく。白いブラウスのボタンを胸元まで外すので、否応なく豊かな谷間が目に入る。
投げ出した足をゆっくりと組めば、スカートから色っぽく足の付け根が見える。
俺は白い肌にクラクラした。
「どっちだと思う? 坊や?」
「降参!」
俺は両手を上げ苦笑いしながら降参した。
お姉さんの秘密を探ってはいけないらしい。
「まあ、どっちでも良いですよ。どちらのアミーさんも好きです」
「ありがとう。坊や」
俺はアミーさんをディナーに招待した。
アミーさんは冒険者ギルドから派遣された調査隊の責任者だ。
初日の視察を終え忌憚のない意見を聞ければ……と思ったのだが、アミーさんのガードは堅かった。
アミーさんは、昼間と同じキリッとしたビジネスモードとキッチリした口調でイマイチ打ち解けない。
服装も昼間の冒険者ルックから、カッチリとした服に着替え、いかにもガードが堅い。
冒険者ギルドの受付をしている時とは、まるっきり別人だ。
俺は攻め方を変えて、自分の悩みを打ち明ける作戦をとった。
「――というわけで、我が町ベルメールは働き手が不足しています。何か良い手はないでしょうか?」
「手っ取り早いのは、奴隷をお買い求めになることですね」
「奴隷ですか……」
この世界には奴隷制度がある。
犯罪者や借金返済が出来ない者が奴隷にされる。
俺には、この世界の悪習に思えて好きになれない。
アミーさんは、俺の悪い反応を感じ取ったのだろう。
すぐさまフォローの言葉を入れてきた。
「奴隷はお嫌ですか?」
「制度としては理解出来ますが、個人的には好きになれません」
「なぜ?」
「なぜといわれても……」
感覚的なモノだから非常に説明がしづらい。
俺はメインディッシュのステーキを口に運び、少し考えをまとめてから答えた。
「基本的に人は自由であると私は考えています。奴隷制度は人の自由を奪ってしまうので、私の主義とは相容れないのです」
「とはいえ、犯罪者や多額の借金を背負った者ですよ?」
「犯罪者はある程度仕方がない面があると思います。しかし、借金奴隷についてはどうでしょう? 借金の利息は相場通りなのか? 親族の病気など相手の弱みにつけ込んで無理な借金をさせていないか? 他に返済の方法がないのか? 疑問に思うことが多々あります」
「なるほど。確かに、悪徳な金貸しは存在しますね」
「ええ。わざと若い娘を借金漬けにして、娼館で無理矢理働かせるような真似はどうかと思います」
思わず力が入ってしまった。
アミーさんは、食事の手を止めて真面目に俺の話を聞いてくれ、ニコリと笑った。
「お若いですね」
「いけませんか?」
「いえ。若者らしい正義感に好感が持てます。奴隷がお嫌なのは理解しました。しかし、領民を引き抜くわけにはいきませんよ?」
「ええ。お隣のフォー辺境伯とは良好な関係を維持したいです。お隣の領民を引き抜くのはナシです。そうなると、手詰まりになってしまい困っているのです」
「そうですね……」
アミーさんが、切り分けたステーキを上品にフォークで口に運ぶ。
唇が動き、肉が口内に運ばれ、ぬらりと肉の油でアミーさんの唇が怪しく光る。
俺は真面目な話をしながらも、アミーさんから強烈に女を感じた。
(何やってんだ! デートじゃないんだ! 商談中だぞ! 気を引き締めろ!)
俺は真面目な顔を作りながら、内心動揺していた。
こんな気持ちは初めて……、いや、前世日本であったな……。
男性として健全に成長しているのだと解釈しよう。
(だいたい、あんな姉御風な人が、こんな出来る女風に変わったらギャップ萌えするじゃないか!)
俺は内心悶々としながら、ステーキを食べ続けた。
アミーさんの豊かな胸元に視線を移動させないように、自制心総動員令を発動したのだ。
しばらくして、アミーさんが提案をしてくれた。
「引退した冒険者を雇ってはいかがでしょうか?」
「引退した冒険者……ですか……?」
「ええ。年齢や怪我で引退する冒険者が一定数いるのです。引退後の生活や仕事は、冒険者ギルドとしても気がかりなのです」
「なるほど……」
悪くない提案に思える。
引退した冒険者なら、現役冒険者とコミュニケーションを取りやすいだろう。
宿屋の運営にはピッタリの人材だ。
冒険者ギルドとしても、引退後のキャリアプランを冒険者に提供出来る。
引退した冒険者は、仕事を得られる。
俺は働き手を確保出来る。
三方良しの提案だ。
俺はアミーさんの提案に乗ることにした。
「素晴らしいご提案です! ぜひ、ご紹介下さい!」
「私たち冒険者ギルドとしても、安心出来る働き口は助かります。戻ったら手配をしましょう」
「お願いします」
アミーさんの雰囲気が大分柔らかくなり、距離が縮まった気がする。
執事のセバスチャンがデザートとお茶を運んできた。
デザートは、ドライフルーツの入ったパウンドケーキだ。
アミーさんは、すぐに気が付いた。
「あら? こちらのデザートは初めて見ます」
「ドライフルーツの入ったパウンドケーキです。ドライフルーツを南部の名産品にしようと南部諸侯と相談しているのですよ」
「まあ!」
女性がお菓子に目がないのは、この世界でも日本でも変わらない。
アミーさんは、上品な仕草でパウンドケーキを口に運んだ。
「しっとりとして上品な美味しさですね! ドライフルーツの味と食感がアクセントになって飽きません!」
「ありがとうございます。ドライフルーツは妹のマリーが作ったのですよ。マリーにも感想を伝えておきます」
アミーさんが笑顔になった。
スイーツは偉大だ。
俺は聞きたかったことを切り出してみた。
「アミーさんから見てどうでしたか? 我が町は冒険者ギルド開設に値するでしょうか?」
アミーさんは、お茶を飲みながら考えている。
やがて、口を開いた。
「建物や設備は申し分ないです。ポイントになるのは、明日からの実地調査ですね」
「実地調査というと、魔の森に冒険者が入って魔物を狩る?」
「ええ。本番と同じように冒険者パーティーが魔の森の中を探索します。どんな魔物がいるか? 価値のある薬草や鉱物はないか? 冒険者パーティーは真剣に探索します」
「つまり収支が合うかを実地調査で確かめるのですね?」
「そうです。冒険者ギルドの運営には人件費など経費が掛かります。赤字になるようでは困りますので」
「なるほど。黒字になりそうなことを祈りましょう」
パウンドケーキが効いたのだろうか? アミーさんから初日の感想と今後の展望を聞き出せた。
俺が生産スキルで用意した建物は合格だったので、俺は肩の荷が下りてほっとした。
「アミーさん。個人的な質問を良いでしょうか?」
「どうぞ」
「冒険者ギルドの受付をしていた時と態度が違いますが、どちらが本当のアミーさんですか?」
俺の踏み込んだ質問にアミーさんがフッと笑い、とたんに態度が崩れた。
椅子にハスに座りテーブルに肘をつく。白いブラウスのボタンを胸元まで外すので、否応なく豊かな谷間が目に入る。
投げ出した足をゆっくりと組めば、スカートから色っぽく足の付け根が見える。
俺は白い肌にクラクラした。
「どっちだと思う? 坊や?」
「降参!」
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「まあ、どっちでも良いですよ。どちらのアミーさんも好きです」
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