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結婚
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次の日から、バスに乗るのが嬉しくて恥ずかしくて朝からモジモジしてしまう。
ミラー越しにニコッと笑ってくれる流唯君の破壊力は凄まじく、毎朝鼻血が吹き出しそうになるのを必死に耐えている。
ゆみに、あれから電話して流唯君と付き合う事になったと報告したら、やっぱりね!と言われた。
流唯君とお付き合いを始めて数ヶ月、流唯君が改めてうちに来てくれた。私とお付き合いしてますとわざわざ言いに来てくれ、両親は大喜びだった。お父さんは、流石にちょっと寂しそうだったけど、でも流唯君なら大丈夫だと許してくれた。
私も、流唯君がお世話になっていたあやちゃんの家に挨拶に行く事になり、優しそうなおばさんとおじさんは、とっても喜んでくれ、流唯君の本当の親だと思って私達も頼ってね!と言ってくれる。
あやちゃんは、ずっと不機嫌で一言も話してくれなかった。帰る時におばさんが、あやの事は気にしなくていいからと言ってくれた。
私の友達にもわざわざ会ってくれて、正式に付き合う事になったと報告してくれたし、私も流唯君の友達に挨拶をした。
付き合って1年経った頃、流唯君がプロポーズしてくれ、結婚する事になった。
結婚式が終わり、私の家で一緒に生活する事になった。本当は、アパートでも借りてと思っていたけど、家を少しリフォームして二世帯住宅のようにして住む事になった。お父さんが、無駄なお金を使わずここに住めば良いと言って少しリフォーム代も出してくれた。流唯君は、全額払うと言っていたけど、これから何にお金がいるかわからないから貯めておけ!と言われ、素直にありがとうと御礼を言っていた。
こんなに幸せでいいんだろうか……。
仕事はお互い続けていて、子どもができたら辞める事にした。
結婚式から半年、妊娠発覚!
悪阻が酷かったので、思ったより早く会社を辞めた。ちょーど、ゆうちゃんも私より1ヶ月ほど早く妊娠したと報告してくれた所だ!同級生が産まれるね、と大喜びした。
流唯君は、今のところすごく優しくて、産婦人科にも一緒に行ってくれたし、毎日私のお腹に向かって話しかけてくれる。
8ヶ月頃になると、あかちゃんの顔がハッキリわかる。女の子なのも決定した!
その頃から、流唯君も私も毎晩同じ夢を見るようになった。
日本みたいな家が沢山ある場所だけど、全く違う場所で、住んでる人も普通の人達もいるけど、小説なんかに出てくるエルフとか、獣耳や尻尾がある人だったり、すごくカッコイイ鬼のような角がある人だったり、ドワーフかな?って思うような人達が暮らしている町?のような所が毎晩夢に出てくる。
そして、そこの人達に私は「陽菜」と呼ばれている。流唯君は「ルイ君」と呼ばれている。
すごくカッコイイ鬼の人が私の事を「ご主人様」と呼んでいる。
夢の中で私は、おもちゃのブレスレットをつけてて、なんだか怖い物と戦ったりする凄い力を持ってるし、魔法みたいに色んな物をポンポン出している。
すごく綺麗な女の人とも同じ家で暮らしていて、ファーナさんって私が呼んでいた。
前によく見た夢で思い出せなかったけど、今の夢と同じだとなんとなくわかる。
夜にトイレで目が覚めた時に流唯君が寝言で「ファーナ…」と言っていたのを聞いて、思い切って流唯君に何度も同じ場所の夢を見ると話してみた。
流唯君も、私が話した内容と同じ夢を見ていたと言って、最近では毎朝夢の内容を話すようになった。
「今日はね、ワーガがナナガに怒られてた。」
「俺は、夢の中の父さんが赤ちゃんのお世話して回ってる夢だった。」
その夢は、毎晩続いていた。
うちの両親は、初孫に大喜びでベビーベットやベビー服、まだ早いのにおもちゃも沢山買って来ていた。まだ産まれてもないのに、2人で暇さえあればベビー用品売り場に出かけて何か買って帰ってくる。流唯君も、やんわりとまだ産まれてないし、性別だって100%じゃないんだから……と言っているが、もし男なら全て買い替えればいい!と言って全く聞いてくれない。さらに女の子の可能性高いんだからとお雛様を買わなきゃ!!とか暴走が止まらない。
呆れながらも、喜んでくれている事を流唯君も私も嬉しく思っているし、感謝もしている。
私の予定日より1ヶ月前に、ゆうちゃんが男の子出産した!と写真付きでメッセージをくれた。
仲良し3人でお祝いを持って、退院してから家に行く事にした。
ゆうちゃんは、私の大きなお腹を見て、懐かしいとか言ってた。少し前の事なのに。
抱っこさせてもらって、あぁもうすぐ私もこんな子のいる毎日を過ごすんだなぁってじーんとした。
せっかく、未来を楽しみにしてたのに、ゆうちゃんが出産の痛みがいかに凄いか!とか、初めての出産だったから陣痛が長くて苦しかったとか、ビビらせてくる。
もうすぐなのに……怖くなる。
次は陽菜だね~!と皆んなニヤニヤしてる。うぅ、かなりのヘタレなのに……。
帰って、流唯君にゆうちゃん達と今日撮った写真を見せて、出産ってめっちゃ痛いって脅された~!と言うと、大丈夫、この子は良い子だから、ママを苦しめたりなんかしないもんなぁ~ってお腹に話しかけていた。
もぅ親バカ決定だね!
ミラー越しにニコッと笑ってくれる流唯君の破壊力は凄まじく、毎朝鼻血が吹き出しそうになるのを必死に耐えている。
ゆみに、あれから電話して流唯君と付き合う事になったと報告したら、やっぱりね!と言われた。
流唯君とお付き合いを始めて数ヶ月、流唯君が改めてうちに来てくれた。私とお付き合いしてますとわざわざ言いに来てくれ、両親は大喜びだった。お父さんは、流石にちょっと寂しそうだったけど、でも流唯君なら大丈夫だと許してくれた。
私も、流唯君がお世話になっていたあやちゃんの家に挨拶に行く事になり、優しそうなおばさんとおじさんは、とっても喜んでくれ、流唯君の本当の親だと思って私達も頼ってね!と言ってくれる。
あやちゃんは、ずっと不機嫌で一言も話してくれなかった。帰る時におばさんが、あやの事は気にしなくていいからと言ってくれた。
私の友達にもわざわざ会ってくれて、正式に付き合う事になったと報告してくれたし、私も流唯君の友達に挨拶をした。
付き合って1年経った頃、流唯君がプロポーズしてくれ、結婚する事になった。
結婚式が終わり、私の家で一緒に生活する事になった。本当は、アパートでも借りてと思っていたけど、家を少しリフォームして二世帯住宅のようにして住む事になった。お父さんが、無駄なお金を使わずここに住めば良いと言って少しリフォーム代も出してくれた。流唯君は、全額払うと言っていたけど、これから何にお金がいるかわからないから貯めておけ!と言われ、素直にありがとうと御礼を言っていた。
こんなに幸せでいいんだろうか……。
仕事はお互い続けていて、子どもができたら辞める事にした。
結婚式から半年、妊娠発覚!
悪阻が酷かったので、思ったより早く会社を辞めた。ちょーど、ゆうちゃんも私より1ヶ月ほど早く妊娠したと報告してくれた所だ!同級生が産まれるね、と大喜びした。
流唯君は、今のところすごく優しくて、産婦人科にも一緒に行ってくれたし、毎日私のお腹に向かって話しかけてくれる。
8ヶ月頃になると、あかちゃんの顔がハッキリわかる。女の子なのも決定した!
その頃から、流唯君も私も毎晩同じ夢を見るようになった。
日本みたいな家が沢山ある場所だけど、全く違う場所で、住んでる人も普通の人達もいるけど、小説なんかに出てくるエルフとか、獣耳や尻尾がある人だったり、すごくカッコイイ鬼のような角がある人だったり、ドワーフかな?って思うような人達が暮らしている町?のような所が毎晩夢に出てくる。
そして、そこの人達に私は「陽菜」と呼ばれている。流唯君は「ルイ君」と呼ばれている。
すごくカッコイイ鬼の人が私の事を「ご主人様」と呼んでいる。
夢の中で私は、おもちゃのブレスレットをつけてて、なんだか怖い物と戦ったりする凄い力を持ってるし、魔法みたいに色んな物をポンポン出している。
すごく綺麗な女の人とも同じ家で暮らしていて、ファーナさんって私が呼んでいた。
前によく見た夢で思い出せなかったけど、今の夢と同じだとなんとなくわかる。
夜にトイレで目が覚めた時に流唯君が寝言で「ファーナ…」と言っていたのを聞いて、思い切って流唯君に何度も同じ場所の夢を見ると話してみた。
流唯君も、私が話した内容と同じ夢を見ていたと言って、最近では毎朝夢の内容を話すようになった。
「今日はね、ワーガがナナガに怒られてた。」
「俺は、夢の中の父さんが赤ちゃんのお世話して回ってる夢だった。」
その夢は、毎晩続いていた。
うちの両親は、初孫に大喜びでベビーベットやベビー服、まだ早いのにおもちゃも沢山買って来ていた。まだ産まれてもないのに、2人で暇さえあればベビー用品売り場に出かけて何か買って帰ってくる。流唯君も、やんわりとまだ産まれてないし、性別だって100%じゃないんだから……と言っているが、もし男なら全て買い替えればいい!と言って全く聞いてくれない。さらに女の子の可能性高いんだからとお雛様を買わなきゃ!!とか暴走が止まらない。
呆れながらも、喜んでくれている事を流唯君も私も嬉しく思っているし、感謝もしている。
私の予定日より1ヶ月前に、ゆうちゃんが男の子出産した!と写真付きでメッセージをくれた。
仲良し3人でお祝いを持って、退院してから家に行く事にした。
ゆうちゃんは、私の大きなお腹を見て、懐かしいとか言ってた。少し前の事なのに。
抱っこさせてもらって、あぁもうすぐ私もこんな子のいる毎日を過ごすんだなぁってじーんとした。
せっかく、未来を楽しみにしてたのに、ゆうちゃんが出産の痛みがいかに凄いか!とか、初めての出産だったから陣痛が長くて苦しかったとか、ビビらせてくる。
もうすぐなのに……怖くなる。
次は陽菜だね~!と皆んなニヤニヤしてる。うぅ、かなりのヘタレなのに……。
帰って、流唯君にゆうちゃん達と今日撮った写真を見せて、出産ってめっちゃ痛いって脅された~!と言うと、大丈夫、この子は良い子だから、ママを苦しめたりなんかしないもんなぁ~ってお腹に話しかけていた。
もぅ親バカ決定だね!
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