国王様は生まれ変わったら冒険者になりたい。

いに。

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本編

国王様は試験を真剣に…受ける

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んー…簡単すぎる。

俺は今、学園の筆記試験を受けているところだ。
もしかしてこの入学テスト難易度下げたのか??

明らかに簡単すぎる問題でこんなのでは皆がSクラスではないか?

まぁ、俺は冒険者になりたいだけだし1つだけミスっておけばAクラスくらいにはなるだろう。

全て問題用紙を埋めていたが、一つの問題を消し書き換えた。

うんうん、本当は満点とってお父様に喜んで貰いたいところだけどきっとこのくらいがちょうどいいだろうし、、、、うんうんいい感じ。



……それにしても暇だな。
こんな時間必要ないだろう。なぜ試験というものはこんな時間を取るんだ。見直しなんて俺は必要ないと思う。だってこれだって思ったものを変えるなんてそんなことしないだろう?
それが正解だ、なにも迷うことはない。だから見直しの時間なんて必要ない。

国王だった時に試験の見直し時間なんて削ってしまったらよかっただろうか?(普通の生徒はさらに時間がかかっているし、見直しの時間なんて足りないこともあります。)


ふぁあ、眠くなってきたな。
でも流石にみんな一生懸命やってる中で1人ぐーすか寝るわけにも行かないし。


仕方ないから問題でも振り返るか?

えーっと?
まずは現国王の名前…は、クリスティアン・ヘルクヴィスト…

クリス元気かな、あの後全部任せちまって。
いつか謝らねーと。めっちゃすごい冒険者になってそしたらきっとクリスにもお呼ばれするだろ?
クリスが実は大好きなイチゴのショートケーキを土産に持ってごめんなーって言いながら抱きしめ合うんだ。
うん、そのためにはもっともっと強くならなくてはな!

これからやることは多いぞ!!

テスト中にも関わらず1人でこんなことを考え、ニヤニヤしているソフィアを試験官である男は不思議そうに見ていたのであった。




___________...





「いやー!疲れたなー!割と難しかったな?」


え?、、ああ。バルターだもんな。
バルターには難しかったのかもな。うんうん。

ソフィアの頭の中でバルターはちょっとバカという部類に位置付けされてしまったことは彼は知らない。

「次は実習か。剣術ってちょっと苦手なんだよな」

「俺は割と得意!」

「うん、そんな顔してる」

「え?」

そんな会話をしながらゾロゾロと移動をしていく。

まだまだ6歳なのでそんな高度な技術なども持ち合わせていない。
どのくらい手を抜けば普通の6歳なのかしっかり見ておかなくてはな。

昔どこかの国で行った店で隣にいた奴とすごーく仲良くなった時があって、そいつの国には6歳の子供が探偵をやってて、次々と事件の謎を解いて行くっていう劇のようなものがあるって言ってた。

元は高校生ってやつだったけどなんかの魔法で小さくなったらしい。、、、あれ?俺みたいなもんじゃん。

うわー、その劇見ておくんだったな。参考になったかも。


「おい、ソフィ?」

そんなようなことを考えていたら隣にいたバルターが話しかけてきた。もしかして相当自分の世界に入っていたかも。

「ああ、悪い悪い考え事してた。、、もう始まるのか。」

「5人ずつやっていくらしい!うわー、緊張してきたな!」

「ああ、頑張ろうな。」

最初に受ける生徒たち5人が位置についていた。

今回の試験は敵に見立てたオブジェがあるのでそれを破壊するという試験。
制限時間が設けられており、自分の剣術で自由に攻撃していいとなっている。もちろん今回は剣術という試験なので魔法は使ってはならない。

6歳にしては割と分厚いオブジェだな。


「始め!!!」

試験管のその言葉で一斉に5人が仕掛けていく。



へぇー、
右から2番目のやつなかなかやるじゃん。


剣術ももちろん大切だが、オブジェだとしてもそれは敵だ。どれだけ相手を意識した戦い方をしているかも大事になってくる。

他の4人は正面から攻撃したのに対し、その右から2番目の少年は素早く相手の背後に移動して後ろからの攻撃をしていた。

それの身のこなしに他の生徒も驚いていた。


あーゆーやつもいるし、まあそこそこ頑張れば大丈夫だろう。
ソフィアはそれをみて余裕がでてきたが、バルターや他のみんなは違ったらしい。


「おいおい、あんなのいるのかよ!無理じゃん!!」

バルターの焦りようすごい。

「大丈夫だって。自分ができることやればいいんだよ。」

バルターの慌てようと自信をなくしたであろう表情になんか焦って励ましてしまった。


「680番から685番前へ。」

試験管のその声に続き、俺とバルターそしてあと3人の生徒が前へでる。


とりあえず最初の少年のやつのコピーとかやっとけばいいだろう。

「始め!!!」

試験管の言葉に続き俺は瞬時にオブジェの後ろに周り、胸の中央やや左寄りの場所に剣を刺した。

うおー、なかなかさっきの少年の真似できたんじゃない??

ソフィアはそのことに気を良くし、周りがしーんとなっている事に気づいていなかった。




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