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13 情事の果てに
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朝チュンってヤツである。
「……」
カーテンの隙間から入り込んでくる朝日が眩しい。いつもはどんより森を覆っている雲が、今日は晴れている。
身体が変わったからか? と思わざるを得ない。
でも関係性は分からない。
昨夜。
顕わになった胸を揉まれるのは、嬉しかった。胸だけは自信がある。愛撫されると先端から電気が走り背中がぞわぞわして、身体の芯がうずいた。
彼の指が胸から腰、足へと降りていく。漏れる声を噛み殺す。ちゃんと受け入れられる穴があるのは、確認済だ。自分で触ってもこうはならないだろ、ってぐらいにグチュグチュと音がした。恥ずかしい。
「あまり見ないで」
部屋の灯りを消し忘れた。
「じゃあ目を閉じてて」
ベンジャミンが微笑み、口中に舌を滑らせてくる。がっちりホールドされていて動けない。彼も夢中なのだと分かる息遣い。互いの舌を吸ってむさぼると、下半身が砕け落ちそうになる。太ももを持ち上げられただけで、無意識に足を開いていた。
一瞬、強ばった。
が。
「大丈夫」
腰を撫でられて、力が抜けた。抜けたソコに、入ってくる感触が走る。
「あ……は、あぁっ……」
のけぞった。
正直、違和感しかない。あと、ちょっと痛い。
が、つながれた喜びのほうが大きい。
ベンジャミンは動かずキスをしたまま、ずっと私の背中と腰を撫でている。撫でられるたび腰が砕けて、一層、彼のものが深く入り込んでくる感触がした。
痛みではない感覚が、じわじわと芯に滲む。
「ん」
塞がれている唇から、うめきが漏れる。
我慢しきれない声が漏れると、身体の芯も熱を帯びた。
「俺も限界」
熱い吐息でそう呟かれた途端、いきなり刺激に貫かれた。
「あっ」
たまらず声が出た。
部屋の外には、パヤパが控えているのかな。嫌だな聞かれたくないな……と頭をよぎったのも、一瞬だった。
何度も突かれると頭が真っ白になり、自分から声が出てるのかベッドのきしむ音なのかも分からなくなった。痛みが遠のき、代わりに何かの波が押し寄せてくる。身体にずんずんと楔を穿たれる響きに、理性が押し流される。
抱き上げられた。座らされ、さらに深くへ彼のものが刺さる。一番奥を突かれて頭に電気が走ったような感覚に襲われ、気が狂いそうになった。いや狂っていたかも知れない。
体験してみたかった行為は、想像以上だった。
こんなの、もう、一回きりでいいです……。
と、疲れ切ったはずだったのに。
「……」
窓から室内に顔を向けると、隣で勇者が眠っている。穏やかな寝顔である。昨夜の行為も嬉しかったが、自分の側で安らかな寝息を立ててくれているのが、信頼してくれていると感じられて更に嬉しい。
しかも、勃っている。
毛布を蹴飛ばしつつも腕枕だけは外さず、仰向けに大の字になって眠る彼の中心が、もっこりと盛り上がっている。
「……」
男の人って、こんなん?
と思うと同時に、身体の芯がまた疼き出す自分に驚いた。もういいんじゃなかったのか私。しかもまだ股には痛みも残っているというのに。
顔を真っ赤にしたタイミングで、ベンジャミンが目を開けた。
「おはよう」
手を伸ばしてくるので、掴んだ。構わず、頬を撫でられる。首筋まで撫でられて、ぞわりと背中が震えた。肩を竦める。
「良かったわ、目覚めても人間体のままで。あなたも生きてた」
「俺を喰うつもりだった?」
おどけた言い方をしてくれたので、素直に「そうかも」と笑うことができた。
「魔王だし」
「まったく見えないけど」
と言いながら身を起こし、覆いかぶさってくる。
「可愛くもないし」
「可愛いよ」
無理矢理言わせるみたいになってしまった。
「でも私は、ん、」
言いかけて、口を塞がれた。
「可愛い」
信じて良いのかなと不安がる、臆病な私がいる。
信じれば良いじゃないかと囁く、素直な私がいる。
裏切られたら殺せば良いと、暗く微笑む悪魔がいる。
「……」
カーテンの隙間から入り込んでくる朝日が眩しい。いつもはどんより森を覆っている雲が、今日は晴れている。
身体が変わったからか? と思わざるを得ない。
でも関係性は分からない。
昨夜。
顕わになった胸を揉まれるのは、嬉しかった。胸だけは自信がある。愛撫されると先端から電気が走り背中がぞわぞわして、身体の芯がうずいた。
彼の指が胸から腰、足へと降りていく。漏れる声を噛み殺す。ちゃんと受け入れられる穴があるのは、確認済だ。自分で触ってもこうはならないだろ、ってぐらいにグチュグチュと音がした。恥ずかしい。
「あまり見ないで」
部屋の灯りを消し忘れた。
「じゃあ目を閉じてて」
ベンジャミンが微笑み、口中に舌を滑らせてくる。がっちりホールドされていて動けない。彼も夢中なのだと分かる息遣い。互いの舌を吸ってむさぼると、下半身が砕け落ちそうになる。太ももを持ち上げられただけで、無意識に足を開いていた。
一瞬、強ばった。
が。
「大丈夫」
腰を撫でられて、力が抜けた。抜けたソコに、入ってくる感触が走る。
「あ……は、あぁっ……」
のけぞった。
正直、違和感しかない。あと、ちょっと痛い。
が、つながれた喜びのほうが大きい。
ベンジャミンは動かずキスをしたまま、ずっと私の背中と腰を撫でている。撫でられるたび腰が砕けて、一層、彼のものが深く入り込んでくる感触がした。
痛みではない感覚が、じわじわと芯に滲む。
「ん」
塞がれている唇から、うめきが漏れる。
我慢しきれない声が漏れると、身体の芯も熱を帯びた。
「俺も限界」
熱い吐息でそう呟かれた途端、いきなり刺激に貫かれた。
「あっ」
たまらず声が出た。
部屋の外には、パヤパが控えているのかな。嫌だな聞かれたくないな……と頭をよぎったのも、一瞬だった。
何度も突かれると頭が真っ白になり、自分から声が出てるのかベッドのきしむ音なのかも分からなくなった。痛みが遠のき、代わりに何かの波が押し寄せてくる。身体にずんずんと楔を穿たれる響きに、理性が押し流される。
抱き上げられた。座らされ、さらに深くへ彼のものが刺さる。一番奥を突かれて頭に電気が走ったような感覚に襲われ、気が狂いそうになった。いや狂っていたかも知れない。
体験してみたかった行為は、想像以上だった。
こんなの、もう、一回きりでいいです……。
と、疲れ切ったはずだったのに。
「……」
窓から室内に顔を向けると、隣で勇者が眠っている。穏やかな寝顔である。昨夜の行為も嬉しかったが、自分の側で安らかな寝息を立ててくれているのが、信頼してくれていると感じられて更に嬉しい。
しかも、勃っている。
毛布を蹴飛ばしつつも腕枕だけは外さず、仰向けに大の字になって眠る彼の中心が、もっこりと盛り上がっている。
「……」
男の人って、こんなん?
と思うと同時に、身体の芯がまた疼き出す自分に驚いた。もういいんじゃなかったのか私。しかもまだ股には痛みも残っているというのに。
顔を真っ赤にしたタイミングで、ベンジャミンが目を開けた。
「おはよう」
手を伸ばしてくるので、掴んだ。構わず、頬を撫でられる。首筋まで撫でられて、ぞわりと背中が震えた。肩を竦める。
「良かったわ、目覚めても人間体のままで。あなたも生きてた」
「俺を喰うつもりだった?」
おどけた言い方をしてくれたので、素直に「そうかも」と笑うことができた。
「魔王だし」
「まったく見えないけど」
と言いながら身を起こし、覆いかぶさってくる。
「可愛くもないし」
「可愛いよ」
無理矢理言わせるみたいになってしまった。
「でも私は、ん、」
言いかけて、口を塞がれた。
「可愛い」
信じて良いのかなと不安がる、臆病な私がいる。
信じれば良いじゃないかと囁く、素直な私がいる。
裏切られたら殺せば良いと、暗く微笑む悪魔がいる。
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