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外伝集
女王の願い
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あの子はどうしてか、いつからか笑う中にいつも影がある気がした。
いつからだったかしら。
彼女は毎日つけている日記帳を広げた。
毎日、実に適当に簡潔につけている日記帳はもう十冊を超えていて、実は彼女の几帳面な性格を示していた。
彼女は昔の文字を追いかけた。
そしてふと、手を止めた。
あの時からだ。
彼女が手を止めた日付は、数年前の誕生日にさかのぼっていた。
そこには、妹への不満が連なっている。
護衛にするにしたって、あんな野暮ったい男はやめておいた方がいいなんて、知ったように書かれているのだ。
彼女のあまりうまくはないタッチで描かれた似顔絵。
粗雑な印象を受けるこの顔。
妹は顔などどうでもよかったのだろう。
たぶん、きっと、自分を真正面から見てくれる、外からの人に恋に落ちたのだ。
外からの人間。
彼女は数年前を思いだした。
妹は英雄となったのに、その名誉も栄光も、何もかもを捨ててどこかへ消え去ってしまった。
居場所は分からず、どうにかラジャラウトスにいるという情報を手に入れたのに、それすら遅い情報で、迎えに行く事など叶わなかった。
たった一つの情報を残して。
彼女は片思いをしてきた相手の顔を思い浮かべた。
いら立ちや焦りがどこかで感じられる、それは慌てた事を隠す表情。
彼が自分に正直に生きているという事を、知らないわけではなかったので、この隠す表情は意地なのだと彼女でもわかった。
アリアは。
彼は彼特有の言葉を使って、妹を称する。アリア。
誰も呼ばない、彼女を特別視する名称だ。
アリアは逃げた。
たった一言。言われた言葉に動揺すると、あの皇太子はそれは恐ろしい顔をして笑った。
「すぐに捕まえて見せる。あの女以外の女に目を向ける気がしないからな」
それは皇太子が言っていいセリフではなかったが、たった一人の男としては好感度の高い言葉のような気がした。
一人を思うその純粋さは、確かに一個人としては好ましい言葉だろう。
多情な人間は悲しみを産むのだ。
しかし表情が全部裏切った。この男に捕まった妹は果たして無事なのだろうか、と心配になる程度には顔が怖かった。
「あの女と手に手を取って逃げ出したあの男も、首に縄をつけてでも捕まえて見せる」
手に手を取った。まるで駆け落ち。彼女はその言葉を聞いて不意に、妹があの宮から消え去った日に人々が見かけたという美青年を連想した。
誰もが見ていた。神々しいほど美しいかんばせをした、男。翻る赤土色。猛毒の青い瞳。
色合いはどこにでもありそうで、しかしあれだけ目を引く色はないと、口々に人が言った男。
その男が視線を向けるだけで、頭が空っぽになったように動けなくなったという男。
その男は飄々と笑い、妹の居場所を聞いてきたそうだ。
そしてどこかに消え去ったと聞く。
その男の行方を追いかけようにも、目撃情報がありすぎてめちゃくちゃになったのだ。
西に行ったという人がいた。
東に向かうと聞いたという人がいた。
南へ向かう後姿を見たという人がいた。
いやいや北への馬車を借りていたらしいとおぼつかない情報をくれる人もいた。
あまりにもその男は目立ち、それゆえに誰もが見ていて、それがあだになる形だった。
情報は多すぎると厄介な事になる事もあるのだと、彼女は今回の事で痛感したものだ。
しかし、だ。
妹は転んでもただでは起きない妹で、嫌な男にさらわれたのならば、どんな手段を使ってでも逃げ出すに違いなく、魔王を斃したというその力をもってすれば、そんな事など楽勝なはずなのだ。
それを考えると彼女の、判断は迷う。
妹を放っておいた方がいいのではないかと思ってしまうのだ。
……議会は、妹の価値をやっと認め、それを国のために利用するべきだという意見で固まったらしい。
あの子をそれで縛るのか、と彼女は怒りさえ覚えたが、議会に真っ向からケンカを売るほど、彼女は愚かでも馬鹿でもない。
彼女は日記帳を眺めた。
妹の事がたびたび登場する日記だ。
やっぱり、書かれている。
笑い顔に影が映るようになった誕生日から、彼女の妹は瞳に影を映している。
一体何を決意したのか、その陰が妹を魅力的にしていると過去の自分は表現している。
妹はいったい何を知っていたのだろう。
こんな姉を守り続けて、いたのだろう。
「お姉さまと、あの人が助かれば、ほかには何も助けなくってよかったのに」
ぼろぼろと涙をこぼし、わめく調子で訴えたあの声を、彼女は覚えている。
たった一度、妹が吐き出した弱い言葉で、救国の英雄の言葉ではなかった。
妹は名前を呼んだ。繰り返し、いなくなった男の名前を呼び、乞い、わめくように叫んだ。
その名前の持ち主が、守れなかった人だというのは分かった。
その傷は妹の内部にひび割れを発生させた。
それは彼女に、内部のひび割れたガラス玉や水晶を思い起こさせた。
それらは中でまばゆく乱反射を起こし、度し難い美しいきらめきを産む事があるのだ。
妹はまさにそれだった。
失ってきらめくなど、皮肉以外の何でもないのだが。
それを見た人間が少なくてよかった、と彼女は閉じ込めた宮殿内で安堵したものだ。
この美しさに、妙な男が魅入られる前に、彼女を包み込んでくれる相手を探し、嫁がせる。
それは今まで助けてもらってばかりだった、彼女なりの守り方だった。
そのためならば議会を無視して敵に回しても、いいと思うほどだったのに。
妹は消えた。議会はそれを裏切りだと言い、どこぞのバカや阿呆は妹に刺客を放っていると聞く。それも禁じられた蠱毒の呪法を使ってだ。
断罪するにも証拠がなく、彼女は毎日執務の傍ら証拠を探しているくらいだが。
「ねえバーティミウス、あなたは幸せになれるの?」
日記帳に語り掛けても答えなどない。
それでも彼女は問いを発さずにはいられない。
「あなたをさらった王子さまは、誰だったの?」
たった一人だけ、目撃者がいる。
それは作りかけの宮殿の中で、中庭で見たという庭師だ。
二人の男女を見たという。式典の日。
彼は庭の木々が気になり、式典のさなかだというのに中庭に入ったのだという。
そこで、庭師は笑う声を聴いたそうだ。
そして、この世のものとは思えない美貌の男が、これまた人間とは思えない美少女を担ぎ上げて走る様を見たという。
何か幻かと思い、言わなかったらしいが。
「あなたは、笑えるのね」
彼女は呟いた。いつも彼女や周りを優先してばかりだった妹が、失って立ち上がれなくなるほど打ちのめされた妹が、笑えるようになったのならば、それはなんて素晴らしいか。
「ジャービスは、あなたで説得して頂戴ね」
妹に心を傾けていた貴族は、妹を追いかけ単身、ラジャラウトスに渡った。
議会のあらゆる思惑を背負って。
「あなたが笑って生きられるなら、わたくしはどこにあなたがいても構いはしないのよ」
女王クリスティアーナの言葉は、誰も聞いていない。
いつからだったかしら。
彼女は毎日つけている日記帳を広げた。
毎日、実に適当に簡潔につけている日記帳はもう十冊を超えていて、実は彼女の几帳面な性格を示していた。
彼女は昔の文字を追いかけた。
そしてふと、手を止めた。
あの時からだ。
彼女が手を止めた日付は、数年前の誕生日にさかのぼっていた。
そこには、妹への不満が連なっている。
護衛にするにしたって、あんな野暮ったい男はやめておいた方がいいなんて、知ったように書かれているのだ。
彼女のあまりうまくはないタッチで描かれた似顔絵。
粗雑な印象を受けるこの顔。
妹は顔などどうでもよかったのだろう。
たぶん、きっと、自分を真正面から見てくれる、外からの人に恋に落ちたのだ。
外からの人間。
彼女は数年前を思いだした。
妹は英雄となったのに、その名誉も栄光も、何もかもを捨ててどこかへ消え去ってしまった。
居場所は分からず、どうにかラジャラウトスにいるという情報を手に入れたのに、それすら遅い情報で、迎えに行く事など叶わなかった。
たった一つの情報を残して。
彼女は片思いをしてきた相手の顔を思い浮かべた。
いら立ちや焦りがどこかで感じられる、それは慌てた事を隠す表情。
彼が自分に正直に生きているという事を、知らないわけではなかったので、この隠す表情は意地なのだと彼女でもわかった。
アリアは。
彼は彼特有の言葉を使って、妹を称する。アリア。
誰も呼ばない、彼女を特別視する名称だ。
アリアは逃げた。
たった一言。言われた言葉に動揺すると、あの皇太子はそれは恐ろしい顔をして笑った。
「すぐに捕まえて見せる。あの女以外の女に目を向ける気がしないからな」
それは皇太子が言っていいセリフではなかったが、たった一人の男としては好感度の高い言葉のような気がした。
一人を思うその純粋さは、確かに一個人としては好ましい言葉だろう。
多情な人間は悲しみを産むのだ。
しかし表情が全部裏切った。この男に捕まった妹は果たして無事なのだろうか、と心配になる程度には顔が怖かった。
「あの女と手に手を取って逃げ出したあの男も、首に縄をつけてでも捕まえて見せる」
手に手を取った。まるで駆け落ち。彼女はその言葉を聞いて不意に、妹があの宮から消え去った日に人々が見かけたという美青年を連想した。
誰もが見ていた。神々しいほど美しいかんばせをした、男。翻る赤土色。猛毒の青い瞳。
色合いはどこにでもありそうで、しかしあれだけ目を引く色はないと、口々に人が言った男。
その男が視線を向けるだけで、頭が空っぽになったように動けなくなったという男。
その男は飄々と笑い、妹の居場所を聞いてきたそうだ。
そしてどこかに消え去ったと聞く。
その男の行方を追いかけようにも、目撃情報がありすぎてめちゃくちゃになったのだ。
西に行ったという人がいた。
東に向かうと聞いたという人がいた。
南へ向かう後姿を見たという人がいた。
いやいや北への馬車を借りていたらしいとおぼつかない情報をくれる人もいた。
あまりにもその男は目立ち、それゆえに誰もが見ていて、それがあだになる形だった。
情報は多すぎると厄介な事になる事もあるのだと、彼女は今回の事で痛感したものだ。
しかし、だ。
妹は転んでもただでは起きない妹で、嫌な男にさらわれたのならば、どんな手段を使ってでも逃げ出すに違いなく、魔王を斃したというその力をもってすれば、そんな事など楽勝なはずなのだ。
それを考えると彼女の、判断は迷う。
妹を放っておいた方がいいのではないかと思ってしまうのだ。
……議会は、妹の価値をやっと認め、それを国のために利用するべきだという意見で固まったらしい。
あの子をそれで縛るのか、と彼女は怒りさえ覚えたが、議会に真っ向からケンカを売るほど、彼女は愚かでも馬鹿でもない。
彼女は日記帳を眺めた。
妹の事がたびたび登場する日記だ。
やっぱり、書かれている。
笑い顔に影が映るようになった誕生日から、彼女の妹は瞳に影を映している。
一体何を決意したのか、その陰が妹を魅力的にしていると過去の自分は表現している。
妹はいったい何を知っていたのだろう。
こんな姉を守り続けて、いたのだろう。
「お姉さまと、あの人が助かれば、ほかには何も助けなくってよかったのに」
ぼろぼろと涙をこぼし、わめく調子で訴えたあの声を、彼女は覚えている。
たった一度、妹が吐き出した弱い言葉で、救国の英雄の言葉ではなかった。
妹は名前を呼んだ。繰り返し、いなくなった男の名前を呼び、乞い、わめくように叫んだ。
その名前の持ち主が、守れなかった人だというのは分かった。
その傷は妹の内部にひび割れを発生させた。
それは彼女に、内部のひび割れたガラス玉や水晶を思い起こさせた。
それらは中でまばゆく乱反射を起こし、度し難い美しいきらめきを産む事があるのだ。
妹はまさにそれだった。
失ってきらめくなど、皮肉以外の何でもないのだが。
それを見た人間が少なくてよかった、と彼女は閉じ込めた宮殿内で安堵したものだ。
この美しさに、妙な男が魅入られる前に、彼女を包み込んでくれる相手を探し、嫁がせる。
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そのためならば議会を無視して敵に回しても、いいと思うほどだったのに。
妹は消えた。議会はそれを裏切りだと言い、どこぞのバカや阿呆は妹に刺客を放っていると聞く。それも禁じられた蠱毒の呪法を使ってだ。
断罪するにも証拠がなく、彼女は毎日執務の傍ら証拠を探しているくらいだが。
「ねえバーティミウス、あなたは幸せになれるの?」
日記帳に語り掛けても答えなどない。
それでも彼女は問いを発さずにはいられない。
「あなたをさらった王子さまは、誰だったの?」
たった一人だけ、目撃者がいる。
それは作りかけの宮殿の中で、中庭で見たという庭師だ。
二人の男女を見たという。式典の日。
彼は庭の木々が気になり、式典のさなかだというのに中庭に入ったのだという。
そこで、庭師は笑う声を聴いたそうだ。
そして、この世のものとは思えない美貌の男が、これまた人間とは思えない美少女を担ぎ上げて走る様を見たという。
何か幻かと思い、言わなかったらしいが。
「あなたは、笑えるのね」
彼女は呟いた。いつも彼女や周りを優先してばかりだった妹が、失って立ち上がれなくなるほど打ちのめされた妹が、笑えるようになったのならば、それはなんて素晴らしいか。
「ジャービスは、あなたで説得して頂戴ね」
妹に心を傾けていた貴族は、妹を追いかけ単身、ラジャラウトスに渡った。
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