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外伝~女帝の熊と悪役令嬢~
それが結局真理ってわけで
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頷いたはいいものの、アリアノーラは不思議そうな面をしている。
そうかもしれねぇな。
どう考えたって、足の動かない娘が踊る手段なんぞ、なさそうだ。
だがしかし。
俺はその前提を、真っ向からひっくり返せる手段ってのを持っている。
俺限定と言ってもいい物だ。
賭けたっていい。
その手段を聞いた後に、仲間内は爆笑した。
さらに言えば、中身をじっくり聞いた後に、俺に同情した。
つまり、そんくれぇの無茶ぶりな部分があるのだ。
こっちからすりゃ、なんでそう言う反応なんだ? と思っちまう部分があるんだがな。
この方法は実に単純明快だ。
その単純明快さが、周りの思っても見なかった物になるのか。
うまく言葉にゃできないが。
「ねえ、どうやって踊るというのかしら」
言った後に、アリアノーラが暗い色の笑顔になった後、きっと俺を睨みつける。
「同情なんかで、気安くできるなんて言わないでちょうだい? わたくしをただのそこいらの、気休めのできる娘だと思わないで」
あなたの首なんて、ここで悲鳴の一つでも上げれば、十分に落とせるわよ、と笑う。
その強がりが、背丈以上に背伸びした感じが、俺からすればまだまだ小娘って感じだ。
本物の気位の高い奴も、性質の悪い奴も、わがまま女も、俺は見聞きしている。
見ているから分かる。これぁ強がりだ。
できない物ばっかり抱えた、面倒くさい神経の人間のな。
何というか、俺はおかしくなって笑い出した。
アリアノーラはおかしな王女だ。
俺の背後に何がいるかも、分かっていない危ないお姫様だ。
無知を笑うしかない。
それをアリアノーラに押しつけた奴らに、軽くあきれた部分もあったがな。
おいどう考えたって、アリアノーラの無知蒙昧は、アリアノーラのせいじゃない。
教えない、理解させない周りのせいだ。
無知でかわいらしいのは、赤ん坊位で十分だ。
笑う俺に対して、アリアノーラは睨んだままだ。
その目が、揺れていやがる。
おい、これで泣くのか。
ちらりと思った事が、現実かもしれないと思った。
だが、俺はやめるつもりがない。
ちゃんと踊った気分にさせて、やるって決めたんだからな。
「別段、気休めでも何でも。俺ぁそれができる、ただそれだけでしょうねぇ」
ざっくばらんな調子の俺は、アリアノーラをひょいと持ち上げた。
「何を」
ひきつったアリアノーラに、丁寧に言う。
「ダンスするのに、密着しないでどうすんですかい?」
「……」
アリアノーラも思うところがあったのか、そこで沈黙した。
沈黙した後に言う。
「本当に、わたくしと踊れるの」
「要は発想の転換だと言えますよ」
「発想の転換?」
「そう」
俺は、俺よりも頭一つ以上小さな体を見下ろして、首を曲げて背中も丸めて、できうる限り近くまで顔の距離を積めて、囁く。
「要は男が女をリードして、見るに耐えうる物にすりゃいい。ぶっちゃけ男が女を抱き抱えて、振り回したもん勝ち。舞踏会とか言ってるような奴の踊りは。それじゃねえ奴は、女もステップを踏みますがね」
「え?」
だよなあ、俺も最初は分からなかった。
それでも練習して、やり遂げたぜ。
んだから、アリアノーラだって俺に合わせられる。
俺はいまいち理解していないアリアノーラの腰を抱えて、目を細めた。
ああ、あの方に比べりゃ羽のように軽い体だ。
……俺に踊りの神髄を教えたあの方は、体重が俺と同じだけあった。
俺より背はかなり低かったけれどな。
もしかしたら、俺以上に、重かったかもしれねぇ。
一度あのヒールでつま先を踏まれた時、俺の足の骨は折れた。
あれの完治に、二週間費やしたぜ。
あれはやけに腫れて痛かった。
だから、俺はこれくらいの目方の相手に踏まれたって、痛痒にもならねぇ。
「何を……」
「俺と一曲、踊っていただけませんか、お姫様」
俺は冗談めかして、その顔を見下ろす。
密着した体で言うもんでもないが。
俺を、俺の片目を至近距離で見上げたアリアノーラが、何を思ったかこくりと頷いた。
俺はまた目を細めて、聞こえてくる音に併せて、アリアノーラを抱えたまま、静かにステップを始めた。
だいたいあたりがついただろ。
俺がやってんのは、相手を踊っているような形で抱き上げたまま、俺だけがステップを踏むという行為、だ。
これを考案したあの方は、踊りが途中で面倒くさくなり、疲れるからと、俺にこれを敢行する事を命じた。
だから俺ぁ死にものぐるいで覚えて、次の舞踏会でそれをやり遂げた。
ちなみに次の日は、俺としたことが腕が上がらなくなったぜ。
まあそんな昔話はさておき。
俺はアリアノーラをぴったりと密着させたまま、くるくるとステップを踏む。
ターンは勢いがあれば、それなりに見える物になる。
楽曲に合わせた、ターン。
ふわりと宙を踊る感じがする、と言ったのはあの方だったか。
最初は堅い顔をしていた、アリアノーラの表情が緩くなる。
「どうです、ちゃんと踊っている感じがするのでは?」
「踊るのってこんな感じだったのね」
俺の問いかけに、アリアノーラが不思議な感じだと言わんばかりに言う。
人生で初めてのダンスが、こんな亜種の中の亜種だとは、意外に違いないが。
とにかく一曲が終わったその時だ。
アリアノーラが、俺の首に腕を回した。
なんだ。
「もう一曲。どうせあなた以外とは踊れないのだから」
その誘い方が、歴戦の女の声によく似ていた。
だが、もっと初心な娘の響きだ。
不覚にも心臓がどきりとした。この王女様、下手すりゃ傾城狙えるぞ。
やっぱり、使える女として、連れ去っちまったらだめだろうか。
あの方は、こういう型の部下を欲しがっていたはずだ。
「では、もう少しステップの複雑なものってものを」
俺はだんだんと面白くなってきていたから、そう囁いた。
たぶん酒の効果だな。
俺ぁ酒に強かったはずなんだが、な。
からからと笑う代わりに、俺はアリアノーラの体を少し持ち替えて、するりと聞こえてくる楽曲の、そのステップから多少離れた。
今からすんのは、バスチア宮廷式じゃない。
俺の知っている、帝国式の、それも俺が知っている中では最新式の型だ。
あの方が、覚えろ覚えろと無茶ぶりをした結果、俺はそれを覚える事になった。
ステップは今までの物とえらい違っていたな。
そのせいで即製の物との違いが目立ちすぎて、てっきり応用だと思っていた俺はびっくりしたのを、覚えている。
あの方の声が、俺に発破をかけるような声が、たまに耳の奥に響く。
このステップはそんな物を、俺に持たせている物だ。
「これは、帝国式」
秘密を囁くようなふりをして、俺ぁアリアノーラの耳元に呟く。
くすぐったいのか、アリアノーラが身じろぎをする。
それを気にせずに、言葉ってものを続ける。
「それも数年前にできた、割合新しい物ですよ? 帝国の新しい物は、数年越しでバスチアの最新式になるってのを、ご存知ですかね?」
「つまり、あなたが踊って見せるのは、この国で一番新しいスタイル?」
アリアノーラの驚くような声。
その声の奥の方に、期待ってものがにじんでいる。
それはおそらく、自分の姉貴すら知らないかもしれない、そんな物を知れる事への優越感だ。
アリアノーラはそんな物、滅多にないんだろうな。
声の調子や響き方から、俺は勝手に推測していた。
「そうかもしれませんねぇ、っていうよりも」
小作りな顔の、大きな銀の目を見下ろして言う。
「誰も知らないかもしれない、仰天するほどの型ですよ。その代わりちょっとばかり、強引な部分がありますが。まあ、男女で踊るものなんざ、男がしっかりしてりゃあ見られる物になるわけで」
俺の笑い声に、アリアノーラがまた笑う。
その笑い方が、無性に胸に刺さる笑顔だった。
アリアノーラは、俺の心臓のあたりに、何かを残すのがうまいらしい。
そしてそれは、ほかの男の心臓には、残されない物だと言う事も、うっすら察してしまった。
何でかっていやぁ、俺とほかの世間一般様の男の女の好みは、ずいぶんとかけ離れているから、としか言いようがないな。
俺のあの方は、俺にとってみれば素晴らしく魅力的だが、よそ様の男が、あの方を素晴らしいと心から称賛するのは、俺の知らない事だから、な。
そうかもしれねぇな。
どう考えたって、足の動かない娘が踊る手段なんぞ、なさそうだ。
だがしかし。
俺はその前提を、真っ向からひっくり返せる手段ってのを持っている。
俺限定と言ってもいい物だ。
賭けたっていい。
その手段を聞いた後に、仲間内は爆笑した。
さらに言えば、中身をじっくり聞いた後に、俺に同情した。
つまり、そんくれぇの無茶ぶりな部分があるのだ。
こっちからすりゃ、なんでそう言う反応なんだ? と思っちまう部分があるんだがな。
この方法は実に単純明快だ。
その単純明快さが、周りの思っても見なかった物になるのか。
うまく言葉にゃできないが。
「ねえ、どうやって踊るというのかしら」
言った後に、アリアノーラが暗い色の笑顔になった後、きっと俺を睨みつける。
「同情なんかで、気安くできるなんて言わないでちょうだい? わたくしをただのそこいらの、気休めのできる娘だと思わないで」
あなたの首なんて、ここで悲鳴の一つでも上げれば、十分に落とせるわよ、と笑う。
その強がりが、背丈以上に背伸びした感じが、俺からすればまだまだ小娘って感じだ。
本物の気位の高い奴も、性質の悪い奴も、わがまま女も、俺は見聞きしている。
見ているから分かる。これぁ強がりだ。
できない物ばっかり抱えた、面倒くさい神経の人間のな。
何というか、俺はおかしくなって笑い出した。
アリアノーラはおかしな王女だ。
俺の背後に何がいるかも、分かっていない危ないお姫様だ。
無知を笑うしかない。
それをアリアノーラに押しつけた奴らに、軽くあきれた部分もあったがな。
おいどう考えたって、アリアノーラの無知蒙昧は、アリアノーラのせいじゃない。
教えない、理解させない周りのせいだ。
無知でかわいらしいのは、赤ん坊位で十分だ。
笑う俺に対して、アリアノーラは睨んだままだ。
その目が、揺れていやがる。
おい、これで泣くのか。
ちらりと思った事が、現実かもしれないと思った。
だが、俺はやめるつもりがない。
ちゃんと踊った気分にさせて、やるって決めたんだからな。
「別段、気休めでも何でも。俺ぁそれができる、ただそれだけでしょうねぇ」
ざっくばらんな調子の俺は、アリアノーラをひょいと持ち上げた。
「何を」
ひきつったアリアノーラに、丁寧に言う。
「ダンスするのに、密着しないでどうすんですかい?」
「……」
アリアノーラも思うところがあったのか、そこで沈黙した。
沈黙した後に言う。
「本当に、わたくしと踊れるの」
「要は発想の転換だと言えますよ」
「発想の転換?」
「そう」
俺は、俺よりも頭一つ以上小さな体を見下ろして、首を曲げて背中も丸めて、できうる限り近くまで顔の距離を積めて、囁く。
「要は男が女をリードして、見るに耐えうる物にすりゃいい。ぶっちゃけ男が女を抱き抱えて、振り回したもん勝ち。舞踏会とか言ってるような奴の踊りは。それじゃねえ奴は、女もステップを踏みますがね」
「え?」
だよなあ、俺も最初は分からなかった。
それでも練習して、やり遂げたぜ。
んだから、アリアノーラだって俺に合わせられる。
俺はいまいち理解していないアリアノーラの腰を抱えて、目を細めた。
ああ、あの方に比べりゃ羽のように軽い体だ。
……俺に踊りの神髄を教えたあの方は、体重が俺と同じだけあった。
俺より背はかなり低かったけれどな。
もしかしたら、俺以上に、重かったかもしれねぇ。
一度あのヒールでつま先を踏まれた時、俺の足の骨は折れた。
あれの完治に、二週間費やしたぜ。
あれはやけに腫れて痛かった。
だから、俺はこれくらいの目方の相手に踏まれたって、痛痒にもならねぇ。
「何を……」
「俺と一曲、踊っていただけませんか、お姫様」
俺は冗談めかして、その顔を見下ろす。
密着した体で言うもんでもないが。
俺を、俺の片目を至近距離で見上げたアリアノーラが、何を思ったかこくりと頷いた。
俺はまた目を細めて、聞こえてくる音に併せて、アリアノーラを抱えたまま、静かにステップを始めた。
だいたいあたりがついただろ。
俺がやってんのは、相手を踊っているような形で抱き上げたまま、俺だけがステップを踏むという行為、だ。
これを考案したあの方は、踊りが途中で面倒くさくなり、疲れるからと、俺にこれを敢行する事を命じた。
だから俺ぁ死にものぐるいで覚えて、次の舞踏会でそれをやり遂げた。
ちなみに次の日は、俺としたことが腕が上がらなくなったぜ。
まあそんな昔話はさておき。
俺はアリアノーラをぴったりと密着させたまま、くるくるとステップを踏む。
ターンは勢いがあれば、それなりに見える物になる。
楽曲に合わせた、ターン。
ふわりと宙を踊る感じがする、と言ったのはあの方だったか。
最初は堅い顔をしていた、アリアノーラの表情が緩くなる。
「どうです、ちゃんと踊っている感じがするのでは?」
「踊るのってこんな感じだったのね」
俺の問いかけに、アリアノーラが不思議な感じだと言わんばかりに言う。
人生で初めてのダンスが、こんな亜種の中の亜種だとは、意外に違いないが。
とにかく一曲が終わったその時だ。
アリアノーラが、俺の首に腕を回した。
なんだ。
「もう一曲。どうせあなた以外とは踊れないのだから」
その誘い方が、歴戦の女の声によく似ていた。
だが、もっと初心な娘の響きだ。
不覚にも心臓がどきりとした。この王女様、下手すりゃ傾城狙えるぞ。
やっぱり、使える女として、連れ去っちまったらだめだろうか。
あの方は、こういう型の部下を欲しがっていたはずだ。
「では、もう少しステップの複雑なものってものを」
俺はだんだんと面白くなってきていたから、そう囁いた。
たぶん酒の効果だな。
俺ぁ酒に強かったはずなんだが、な。
からからと笑う代わりに、俺はアリアノーラの体を少し持ち替えて、するりと聞こえてくる楽曲の、そのステップから多少離れた。
今からすんのは、バスチア宮廷式じゃない。
俺の知っている、帝国式の、それも俺が知っている中では最新式の型だ。
あの方が、覚えろ覚えろと無茶ぶりをした結果、俺はそれを覚える事になった。
ステップは今までの物とえらい違っていたな。
そのせいで即製の物との違いが目立ちすぎて、てっきり応用だと思っていた俺はびっくりしたのを、覚えている。
あの方の声が、俺に発破をかけるような声が、たまに耳の奥に響く。
このステップはそんな物を、俺に持たせている物だ。
「これは、帝国式」
秘密を囁くようなふりをして、俺ぁアリアノーラの耳元に呟く。
くすぐったいのか、アリアノーラが身じろぎをする。
それを気にせずに、言葉ってものを続ける。
「それも数年前にできた、割合新しい物ですよ? 帝国の新しい物は、数年越しでバスチアの最新式になるってのを、ご存知ですかね?」
「つまり、あなたが踊って見せるのは、この国で一番新しいスタイル?」
アリアノーラの驚くような声。
その声の奥の方に、期待ってものがにじんでいる。
それはおそらく、自分の姉貴すら知らないかもしれない、そんな物を知れる事への優越感だ。
アリアノーラはそんな物、滅多にないんだろうな。
声の調子や響き方から、俺は勝手に推測していた。
「そうかもしれませんねぇ、っていうよりも」
小作りな顔の、大きな銀の目を見下ろして言う。
「誰も知らないかもしれない、仰天するほどの型ですよ。その代わりちょっとばかり、強引な部分がありますが。まあ、男女で踊るものなんざ、男がしっかりしてりゃあ見られる物になるわけで」
俺の笑い声に、アリアノーラがまた笑う。
その笑い方が、無性に胸に刺さる笑顔だった。
アリアノーラは、俺の心臓のあたりに、何かを残すのがうまいらしい。
そしてそれは、ほかの男の心臓には、残されない物だと言う事も、うっすら察してしまった。
何でかっていやぁ、俺とほかの世間一般様の男の女の好みは、ずいぶんとかけ離れているから、としか言いようがないな。
俺のあの方は、俺にとってみれば素晴らしく魅力的だが、よそ様の男が、あの方を素晴らしいと心から称賛するのは、俺の知らない事だから、な。
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