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十二話
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他の小隊を探していると、三組がすぐに見つかった。
「今回の実習は禁止になった。ゲンナイ先生がいる場所まで戻って。他の者を見つけたら、一緒に連れて行って」
私は出会った小隊に簡潔に話を伝える。
「りょ、了解」
他の小隊は頷き、すぐにゲンナイ先生がいる場所に戻った。
「残り五組。こっち側にはもう、いないかもしれないな」
フレイは辺りを見渡す。
「そうだね……。別方向に移動しようか」
ライトも辺りを見渡し、警戒を怠らない。
「二人共、このまま、先に進むよ」
私は別方向に行かず、前に進んだ。
「ちょ、なんで進むんだ。小隊が三組も見つかったんだぞ。この先にいるとは考えづらい」
フレイは私の手を持ち、引き留める。
「この先に他の小隊がいないと何で断言できるの? もし、この先に小隊がいて危険な状態だったらどうする? 調査は可能性を抜いて確実に調べないと意味がない」
「う……、確かにそうだが」
「時間が短いから闇雲に探すんじゃなくて確実にこの範囲を調べているんだと思う。そうすれば、後から捜索するときに楽になるでしょ」
ライトは私の意図をしっかりと理解していた。やはり、頭は良いようだ。
「そういうこと。焦っている時こそ、闇雲になってはいけない。このまま、先に進むよ」
私達は集合場所から一キロメートルほど進んだ。
「う、うう……。だ、だれか」
「な、なんでオークがここにいるんだよ……」
「あ、あぁぁ……」
同じクラスの者達が怪我を負わされ、三頭のオークに引きずられていた。巨体の癖に手が器用なのか、蔓を足首に巻きつけ、どこかに持って行く気らしい。
――オークの巣が近くにあるのかもしれない。
「フレイとライトはゲンナイ先生のところに戻って現状を報告してきて」
「おい、キアスはどうする気だ……」
フレイはオークに気づかれないように小さな声で訊いてきた。
「私はあのオークたちを追う。人を殺さずに運ぶ理由は巣に持って行くとしか考えられない。鮮度を保つために食べるまで殺さないと思うし、最悪、何かあったら私が止める」
「ちょ、キアスくん、危険すぎるよ。小隊は三人一組で動くのが鉄則なのに」
「三人で戻ったらあのオークたちを見逃してしまう。そうなったらまた探すのが難しくなる。誰かが追って場所を把握しておけば被害を少なくできるでしょ」
「なにを言っても聞かなそうな顔だな」
フレイは私の性格をある程度理解してきたのか、顔を引きつらせた。
「悪いけど追跡の役目を譲る気はないよ。二人は私より弱いし、オークに勝てないでしょ。今、戦っても無駄死にするだけ」
「はっきり言ってくれる。わかった、俺とライトはゲンナイ先生に現状を報告してくる」
「……キアスくん、無理はしないようにね」
ライトはフレイと共に身をひるがえし、ゲンナイ先生がいる場所に戻った。
私はオークたちの後を追う。この森は王都の近くにあり、ある程度管理されているはず。にも拘らず、オークの群れが現れた。学生が使う場所なのだとしたら魔物をもっと駆除しておくべきだ。冒険者達の仕事のずさんさがはっきりとわかるな。
――王都から近いし、ウルフィリアギルド持ちの仕事でしょ、なんで私がしりぬぐいをしないといけないんだ。はたまた、魔王の噂は本当なのか。ルドラさんにお金を請求しようかな。
私は頭の中で考えを巡らせながらオークたちを追い続ける。蜂を駆除するときは、一匹の蜂に目印を付けて追って巣ごと駆除する。魔物の場合も同じだ。
オークたちを追っていると森の地面が隆起し、洞窟になっている場所を発見した。その場にオークたちが集まっていた。見るからに巣だ。
魔物の骨が散乱しており、食べられている痕跡があった。もしかしたら冒険者もやられているのかもしれない。
「とりあえず、数を減らしますか……」
私は外套の内側に収納されていた白い羽根ペンを手に取り、魔力を流す。白い羽根ペンに私の魔力がふんだんに込められたら大きく振りかぶって投げる。別に投げる必要はないがストレス発散に丁度良い。
オークの頭に羽根ペンが直撃。貫通すると同時、脳漿をぶちまける。オークは、なすすべなく地面に倒れた。
私はオーケストラを操る指揮者のように指先を動かし、高速移動する羽根ペンを操った。クラスメイトに当たらないように注意し、オークの数を減らしていく。
「おい、なんか、すごい勢いでオーク達が倒れていくぞ」
「なにが起こっているんだよ。いきなり倒れるとか、どう考えてもおかしいだろ」
「なんか飛んでるぞ。く、黒い羽? え、ちょ、黒い羽が飛んでる」
三名のクラスメイトは目の前で起こっている状況が上手く理解できていないようだ。まあ、巨体のオークがなすすべなく、地面に倒れたら恐怖を覚えるのも無理はない。
――冒険者業は休業しているから、あんまり見られたくないんだよな。
私は羽根ペンに着いた黒い血液を三人の目に向って払った。軽い目つぶし攻撃だ。
「うわっ。な、なんだ、なにか掛けられた」
「くっさ、くっさぁ……。ふざけるな。なんで俺達がこんな目に」
「うう、ママン、早く帰りたい……」
三人はオークの血を掛けられ、気力を一気になくし、動かなくなる。
私は観覧者がいなくなったので羽根ペンでオークを倒しまくった。視界に映るオークたちはあらかた倒しつくした。
――こっちは無駄に長い間、冒険者をやってた。オークに負けたら師匠に殺される。
「さて、あとはこの群れの親玉を倒せば終わりかな」
私はオークの屍だらけになった広場を歩く。洞窟の近くにやってきてそっと覗き込んだ。
「うん、臭い。ゴブリンと同じくらい臭いな。体洗えよ……」
私は洞窟からの異臭に鼻をつまむ。目が痺れそうになるほどの異臭だ。こんな場所の空気すら吸いたくないので口を閉じると息が出来なくなった。いったん入口から離れて息をする。
「はぁ、周りは森だし火属性魔法を使ったら大惨事になるな。凍結で一気に終わらせるか」
私は洞窟の前に立つ。強力な魔法を使うために杖を取り出し、洞窟内に杖先を向けた頃、
「グオオオオオオオオオオオオオオオオッ」
魔法を放とうとした瞬間、洞窟の中から下水道の中にいるのかと思うほど臭い風が吹き、雄叫びが聞こえた。あまりにもうるさいので耳を塞ぐ。
叫び声の後に洞窟から岩が飛んでくる。音速より遅いが当たれば致命傷なのは間違いない。
「後方にクラスメイトがいるから、投擲は止めてほしいな……」
私はクラスメイトの避難を優先する。もし、私が回避した投擲がクラスメイトに当たっていたら大惨事だ。死人を治す手段は持っていない。
「とりあえず『落盤(ロックフォール)』」
私は杖先を洞窟の天井に向け、時間を稼ぐために入口を閉じた。ただの時間稼ぎなので、すぐに壊されるだろう。
三人のクラスメイトが倒れている場所に移動。足を掴み、安全な場所に非難させる。
「今、森の中で一番安全な場所は、ゲンナイ先生のもとかな」
私は三人の脚に撒き着いている蔦を持って走る。浮かせるより、こっちの方が速い。
「うわ、うわっ、な、なにが起こっている。俺達、なにに引っ張られているんだ」
「ああぁ、く、食われるんだ、食われたくない」
「もう、お家に返して、ママンっ」
三人はいきなり引っ張られ、大声で叫び出した。
私が三人のクラスメイトを連れてゲンナイ先生のところに戻ると、皆が口を開けて私の後方を見ていた。
「ん? ああー、意外に早い登場で」
私も後方を見る。体長が五メートルを超える大型のオークがすでに追って来ていた。
いったい、どうやって洞窟の中に納まっていたのか謎だ。赤ちゃんがお母さんのお腹の中に納まっているのと同じくらい、不思議な大きさ。これほど大きなオークは見た覚えがない。
「皆、こういう時は落ち着いて行動しろ」
ゲンナイ先生は剣の柄を持ち、鞘から引き抜く。ここで一番に逃げ出さない辺り、彼の騎士の精神は未だに残り続けているようだ。教師としての責任感か騎士としての使命感か。
「俺があいつを引き付ける。その間に道に出て王都の城壁に向かえ」
ゲンナイ先生は私達の前に果敢に出て、大型のオーク目掛けて攻撃を開始する。彼が振るった剣はオークの足首に深い傷を負わせた。
オークは大きな体を支えられず、地面に突っ伏す。
――さすが元近衛騎士。剣技はまだまだ現役ですね。
「今回の実習は禁止になった。ゲンナイ先生がいる場所まで戻って。他の者を見つけたら、一緒に連れて行って」
私は出会った小隊に簡潔に話を伝える。
「りょ、了解」
他の小隊は頷き、すぐにゲンナイ先生がいる場所に戻った。
「残り五組。こっち側にはもう、いないかもしれないな」
フレイは辺りを見渡す。
「そうだね……。別方向に移動しようか」
ライトも辺りを見渡し、警戒を怠らない。
「二人共、このまま、先に進むよ」
私は別方向に行かず、前に進んだ。
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フレイは私の手を持ち、引き留める。
「この先に他の小隊がいないと何で断言できるの? もし、この先に小隊がいて危険な状態だったらどうする? 調査は可能性を抜いて確実に調べないと意味がない」
「う……、確かにそうだが」
「時間が短いから闇雲に探すんじゃなくて確実にこの範囲を調べているんだと思う。そうすれば、後から捜索するときに楽になるでしょ」
ライトは私の意図をしっかりと理解していた。やはり、頭は良いようだ。
「そういうこと。焦っている時こそ、闇雲になってはいけない。このまま、先に進むよ」
私達は集合場所から一キロメートルほど進んだ。
「う、うう……。だ、だれか」
「な、なんでオークがここにいるんだよ……」
「あ、あぁぁ……」
同じクラスの者達が怪我を負わされ、三頭のオークに引きずられていた。巨体の癖に手が器用なのか、蔓を足首に巻きつけ、どこかに持って行く気らしい。
――オークの巣が近くにあるのかもしれない。
「フレイとライトはゲンナイ先生のところに戻って現状を報告してきて」
「おい、キアスはどうする気だ……」
フレイはオークに気づかれないように小さな声で訊いてきた。
「私はあのオークたちを追う。人を殺さずに運ぶ理由は巣に持って行くとしか考えられない。鮮度を保つために食べるまで殺さないと思うし、最悪、何かあったら私が止める」
「ちょ、キアスくん、危険すぎるよ。小隊は三人一組で動くのが鉄則なのに」
「三人で戻ったらあのオークたちを見逃してしまう。そうなったらまた探すのが難しくなる。誰かが追って場所を把握しておけば被害を少なくできるでしょ」
「なにを言っても聞かなそうな顔だな」
フレイは私の性格をある程度理解してきたのか、顔を引きつらせた。
「悪いけど追跡の役目を譲る気はないよ。二人は私より弱いし、オークに勝てないでしょ。今、戦っても無駄死にするだけ」
「はっきり言ってくれる。わかった、俺とライトはゲンナイ先生に現状を報告してくる」
「……キアスくん、無理はしないようにね」
ライトはフレイと共に身をひるがえし、ゲンナイ先生がいる場所に戻った。
私はオークたちの後を追う。この森は王都の近くにあり、ある程度管理されているはず。にも拘らず、オークの群れが現れた。学生が使う場所なのだとしたら魔物をもっと駆除しておくべきだ。冒険者達の仕事のずさんさがはっきりとわかるな。
――王都から近いし、ウルフィリアギルド持ちの仕事でしょ、なんで私がしりぬぐいをしないといけないんだ。はたまた、魔王の噂は本当なのか。ルドラさんにお金を請求しようかな。
私は頭の中で考えを巡らせながらオークたちを追い続ける。蜂を駆除するときは、一匹の蜂に目印を付けて追って巣ごと駆除する。魔物の場合も同じだ。
オークたちを追っていると森の地面が隆起し、洞窟になっている場所を発見した。その場にオークたちが集まっていた。見るからに巣だ。
魔物の骨が散乱しており、食べられている痕跡があった。もしかしたら冒険者もやられているのかもしれない。
「とりあえず、数を減らしますか……」
私は外套の内側に収納されていた白い羽根ペンを手に取り、魔力を流す。白い羽根ペンに私の魔力がふんだんに込められたら大きく振りかぶって投げる。別に投げる必要はないがストレス発散に丁度良い。
オークの頭に羽根ペンが直撃。貫通すると同時、脳漿をぶちまける。オークは、なすすべなく地面に倒れた。
私はオーケストラを操る指揮者のように指先を動かし、高速移動する羽根ペンを操った。クラスメイトに当たらないように注意し、オークの数を減らしていく。
「おい、なんか、すごい勢いでオーク達が倒れていくぞ」
「なにが起こっているんだよ。いきなり倒れるとか、どう考えてもおかしいだろ」
「なんか飛んでるぞ。く、黒い羽? え、ちょ、黒い羽が飛んでる」
三名のクラスメイトは目の前で起こっている状況が上手く理解できていないようだ。まあ、巨体のオークがなすすべなく、地面に倒れたら恐怖を覚えるのも無理はない。
――冒険者業は休業しているから、あんまり見られたくないんだよな。
私は羽根ペンに着いた黒い血液を三人の目に向って払った。軽い目つぶし攻撃だ。
「うわっ。な、なんだ、なにか掛けられた」
「くっさ、くっさぁ……。ふざけるな。なんで俺達がこんな目に」
「うう、ママン、早く帰りたい……」
三人はオークの血を掛けられ、気力を一気になくし、動かなくなる。
私は観覧者がいなくなったので羽根ペンでオークを倒しまくった。視界に映るオークたちはあらかた倒しつくした。
――こっちは無駄に長い間、冒険者をやってた。オークに負けたら師匠に殺される。
「さて、あとはこの群れの親玉を倒せば終わりかな」
私はオークの屍だらけになった広場を歩く。洞窟の近くにやってきてそっと覗き込んだ。
「うん、臭い。ゴブリンと同じくらい臭いな。体洗えよ……」
私は洞窟からの異臭に鼻をつまむ。目が痺れそうになるほどの異臭だ。こんな場所の空気すら吸いたくないので口を閉じると息が出来なくなった。いったん入口から離れて息をする。
「はぁ、周りは森だし火属性魔法を使ったら大惨事になるな。凍結で一気に終わらせるか」
私は洞窟の前に立つ。強力な魔法を使うために杖を取り出し、洞窟内に杖先を向けた頃、
「グオオオオオオオオオオオオオオオオッ」
魔法を放とうとした瞬間、洞窟の中から下水道の中にいるのかと思うほど臭い風が吹き、雄叫びが聞こえた。あまりにもうるさいので耳を塞ぐ。
叫び声の後に洞窟から岩が飛んでくる。音速より遅いが当たれば致命傷なのは間違いない。
「後方にクラスメイトがいるから、投擲は止めてほしいな……」
私はクラスメイトの避難を優先する。もし、私が回避した投擲がクラスメイトに当たっていたら大惨事だ。死人を治す手段は持っていない。
「とりあえず『落盤(ロックフォール)』」
私は杖先を洞窟の天井に向け、時間を稼ぐために入口を閉じた。ただの時間稼ぎなので、すぐに壊されるだろう。
三人のクラスメイトが倒れている場所に移動。足を掴み、安全な場所に非難させる。
「今、森の中で一番安全な場所は、ゲンナイ先生のもとかな」
私は三人の脚に撒き着いている蔦を持って走る。浮かせるより、こっちの方が速い。
「うわ、うわっ、な、なにが起こっている。俺達、なにに引っ張られているんだ」
「ああぁ、く、食われるんだ、食われたくない」
「もう、お家に返して、ママンっ」
三人はいきなり引っ張られ、大声で叫び出した。
私が三人のクラスメイトを連れてゲンナイ先生のところに戻ると、皆が口を開けて私の後方を見ていた。
「ん? ああー、意外に早い登場で」
私も後方を見る。体長が五メートルを超える大型のオークがすでに追って来ていた。
いったい、どうやって洞窟の中に納まっていたのか謎だ。赤ちゃんがお母さんのお腹の中に納まっているのと同じくらい、不思議な大きさ。これほど大きなオークは見た覚えがない。
「皆、こういう時は落ち着いて行動しろ」
ゲンナイ先生は剣の柄を持ち、鞘から引き抜く。ここで一番に逃げ出さない辺り、彼の騎士の精神は未だに残り続けているようだ。教師としての責任感か騎士としての使命感か。
「俺があいつを引き付ける。その間に道に出て王都の城壁に向かえ」
ゲンナイ先生は私達の前に果敢に出て、大型のオーク目掛けて攻撃を開始する。彼が振るった剣はオークの足首に深い傷を負わせた。
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