優秀過ぎてSSランク冒険者に任命された少女、仕事したくないから男装して学園に入学する。

コヨコヨ

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十九話

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「うちが魔物を集めるのにどれだけ苦労したと思っているの。毎日コツコツ集めてやっと魔王様から許しが出たのに、三〇分もしない間に八割以上も倒してくれちゃってさあ」
「あなたのせいでどれだけの生徒が危険にさらされたと思っているの?」
「知るかっ。弱いのが悪いんだろっ」

 身長一四六センチメートルほどの小柄な魔人は飛び跳ねながら悪態をついてくる。耳が擽られているのかと思うほど可愛らしい声と妙に子供臭い仕草。小悪魔という印象が強い。

「あなた、こんなに魔物を引き連れてなにしに来たの。話さないと捕まえて尋問するけど、いい?」
「へへんっだ。誰がお前なんかに話すもんか。行け、下部ども。あの人間を殺してしまえっ」

 魔人の少女は私に指差し、隠していた魔物を一斉に放ってきた。全方位、魔物だらけで逃げ場はない。

 私は地面に大きめの魔法陣を展開した。魔物達がすっぽり入るほどの大きさ。『フリーズ』と詠唱した瞬間、魔物が氷漬けになる。目の前に迫っていたがすでに凍ったオーガに触れた。

「『クラッシュ』」
 私を中心に氷漬けになっている魔物たちが落としたガラス細工のように粉砕し、氷の粒となって空気中に舞う。残ったのは前方にいる目を丸くした魔人の少女のみ。

「さて尋問しようか……」

 私は外套から羽根ペンを取り出し、手の平にぺちぺちと当てる。

「ふ、ふざけるな。なんだその強さは。お前は何者だ」

 魔人の少女は状況が理解できていないようで、私に向って指さしながら叫ぶ。

「今から尋問を受けるあたなに教える義理はないね。『レストレイト』」

 私は魔人の少女が立っている地面に魔法陣を展開した。手頸、足首に魔力の鎖を取りつけ、両手両足を引っ張るように固定する。

「くっ、ただの人間がこんな強力な魔法を。うちがあっさりと捕まるなんてありえない」

 魔人の少女は身を動かすが鎖は簡単に千切れない。

「情報を吐けば殺さないよ。吐かなかったら物凄く辛い拷問が待っているだけ」

 私は魔人の少女の頬を手で掴む。そのまま紫色の瞳を覗き込むように睨んだ。つるつるスベスベの肌からしてまだ若い魔人だ。

「う、うちは魔王様の従順な下部だ。お前なんかに情報を漏らすか」
「なら必死に我慢するんだね。いつまで持つかわからないけど」

 私は魔人の少女の露出したスベスベの脇に狙いを定めた。手に持っていた羽根ペンの柔らかい羽部分を使ってそっと撫でる。
 魔人の少女から「ひゃぁっ」と声が漏れる。身がくすぐったくなるほど甘い声だ。

「おやおや、どうしたのかな? そんなに辛くない拷問だよ。これで音を上げるなんて、鍛え方が足りないんじゃないかな」

 私は羽根ペンの頭を少女の脇に当てすーっとおろし、露出された括れをゆっくりとなぞる。

「んぐぐぐぅ……、お、おまえぇ。ぜ、絶対に殺してやるぅ」

 魔人の少女は歯を食いしばり、大きな目を細め、鋭い眼力を飛ばしてくる。子猫に睨まれているような気分だ。

「ああぁ、怖い。そんなこと言わないでよ」

 私は括れからお腹を通り、臍をなぞってから内股を優しく撫でる。魔人の少女がビキニのような露出度の高い服を着ていたため、非常に擽りやすかった。

「あぁぁああんっ、ちょ、ちょっ、く、擽りは反則だぞっ」
「じゃあ、痛い方がいいのかな?」
「く、くうぅぅ。ふ、ふざけやがって。こ、この程度でうちが情報を吐くと思うなよ……」
「じゃあ、魔法で感度を上げていくからどれだけ耐えられるかやってみようか。漏らしたら負けね」
「か、感度を上げるだと……」

 魔人の少女は顔を青くする。私が何を言っているのか理解したようだ。これはお遊びじゃない。尋問兼拷問なのだ。
 私は魔人の少女に感度が増す付与魔法を掛け、足と股の付け根を羽根ペンで撫でる。

「くぅぅうううううううううううっ」

 魔人の少女は頭をもたげ、体を壊れたブリキの玩具のようにガクガクと震わせる。電撃を食らっているような痺れが脳に届いたようだ。でも、それは魔法による脳の誤作動でしかない。

「ほらほら、このまま撫でられたら辛いよ。さっさと吐いて楽になりなよ。君はここに何しに来たの?」
「い、いわなぁいぃいっ。ぜ、絶対に言わないっ」

 魔人の少女は魔王に対する忠誠心が強いのか簡単に口を割らなかった。
 私はくすぐったい所をとことん擽り、尋問していく。

「く、くそぉ。魔法が使えれば、お前なんて一撃なのに……」

 私は魔人の少女を拘束しながら魔力を吸い取っており、少女は魔法が使えなかった。
 そのため、彼女は情報を吐くかやられるかのどちらかしか選択肢はない。仲間がいる可能性もあるが、今のところいない。まあ、仲間が来ても同じように拘束するので問題ないけど。

 私は魔人の少女の胸当てに羽根ペンの先をツンツンと優しく押し当てる。普通なら何も感じないだろうが、今は魔法で感度が上昇している。些細な刺激でも大きく膨れあがるため、

「ふぐぐぐぐぐぐっ……、あぁぁ、そ、それ、らめえぇ。あだま、おがじぐなるぅっ~」

 魔人の少女は敏感な部分を擽られ、我慢の限界を迎えた。乾燥していた地面に一カ所だけ大量の水しぶきが降り注ぎ、生い茂った雑草たちに付着した水分が日の光を反射させてキラキラと輝きを増している。

「さて、あなたの名前は何て言うの?」
「ザ、ザウエル……」

 魔人の少女の顔は涙や鼻水、涎でグチャグチャになっていた。

 私はザウエルの首筋や脇を羽根ペンで優しく撫でる。名前だけ引き出しても意味がない。

「く、うぐぅ……、ぐぅぅう……、あぁあぁぁ……、あ、あたまぁ、とけるぅぅ……」
「ほらほら、情報をさっさと吐けばこれ以上しないであげる。縛りつけの状態で魔族領に送ってあげるよ。殺さないのは温情かな」
「ふ、ふざけるなっ」

 ザウエルは叫ぶと同時につるつるの尻尾の先を私に突き刺そうとしてくる。ハート型を逆さまにしたような尖った先端が私の体に触れる瞬間、止まった。

「な……、つ、掴まれた……」

 ザウエルは口を開きながら、全財産をつぎ込んだ博打に敗北した人間のような表情を浮かべる。

「弱点を自ら差し出してくれるなんて相当おバカになっちゃったね」

 私はザウエルのつるつるの尻尾を両手で揉み、芯を柔らかくするように弄る。

「んんぁぁぁあああああああっ。だ、駄目駄目っ、も、もう、だめぇえっ」
「なにが駄目なのかな。ほらほら、早く言わないと気持ちよすぎて死んじゃうよ。『感度上昇』」

 私はザウエルの感度をさらに上げ、尻尾の先端を摘まみ、羽根ペンの先で股部分を擽った。

「あぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁっ、なにこれなにこれぇっ、し、しんじゃぅ、こんな刺激、知らなぃっ。んんんんあぁぁぁああっ」

 ザウエルは雷を食らったように全身を激しく跳ねさせた。汚い声を漏らすと同時に彼女の真下の地面だけ滝が降る。見るに堪えない醜態を晒し、完全に伸びている。

「ザウエルちゃんは何しに来たのかな?」
「……ま、魔王様から『黒羽の悪魔』を倒してこいと言われた」
「なるほどね。それでわざわざこんな場所まで来たんだ。なんで学生を襲ったの?」
「……ま、魔物を沢山動かし、人々を襲えば『黒羽の悪魔』が来ると思った」
「そう言うことね。じゃあ、魔王の話をあらかた聞きましょうか」

 私は完全に戦意喪失したザウエルにあらかた話させた。ものすごく強いとか、女とか、おっぱいが大きいとか、有力な情報はあまり持っていなかった。
 ただ魔王の『黒羽の悪魔』に対する恨みは妙に大きい。会った覚えもない者に刺客を送るなど、敵視されているとしか思えなかった。

 何もかも丸裸になったザウエルを縛り上げた後、羽根ペンにザウエルを縛り付けて魔族領まで飛ばす。

「お、おぼえてろぉお~」

 ザウエルは何か叫んでいたがあまりにも可愛らしい声で何も怖くない。

「名前くらいは覚えておくよ。でも、もう会いたくないかな」

 私は森の中を歩き、制御が失われた魔物を倒しておく。
 ゲンナイ先生のもとに戻ると、オーガと彼は倒れていた。ゲンナイ先生の体を軽く回復させ、皆のもとに戻る。
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