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二十九話
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「私がお仕置きしてあげる」
カプリエルからしたら、死ぬよりも辛いお仕置きを。
「えっと……、私は後始末してきます」
多くの者が苦戦していたカプリエル相手に無傷で鎮圧した。
口が開いている四名を尻目に、カプリエルが生み出したゴーレムが動いているかどうかの確認と怪我人の治療に回る。
今更エルツ工魔学園の制服を換装したが、フレイとライト相手にもう通じないだろう。学園全体に知らされたら退学するしかないか。
私はエルツ工魔学園内の騒動を鎮圧した後、学園に居づらかったのもあり王都の中に入り込んだ大量の魔物たちを駆除していく。
空を飛ぶ魔物が地上の魔物を王都内に落として運んでいたため、運搬用の魔物をまず駆除。これで魔物の増援は考える必要がない。
地上にいる魔物も、手に余る個体はいなかった。
羽根ペンを縦横無尽に動かし、魔物の個体数を一気に減らしていく。
魔物をある程度倒したころ、多くの騎士達の姿が見えるようになってきた。住民の避難や魔物の討伐が順調に進められている。
――そろそろ戻ってもいいころかな。
私は王都をぐるっと一周し、王都の南門付近にいる。エルツ工魔学園に戻ろうとしたころ、騎士達が何か声を荒らげているのが聞こえてきた。
「エルツ工魔学園の制服を身に着けた生徒が魔物に連れ去られたぞっ」
「魔物だったか? 人にも見えたぞっ」
騎士達の声を聞き、私は南門の上空に飛んだ。辺りを見渡すが、魔物の討伐された姿しか見当たらない。
「人を捕まえて私の移動速度より早く逃げられるやつがいるなんて……」
寒気が前進に広がる。視界が雨の影響でぼやけて、見えにくくなる。
「こ、コルト……、大丈夫なんじゃ、なかったの」
ただの男子生徒。生徒会の知り合い。初めて一緒に遊んだ相手。紳士的で、情に熱くて、優しくて、謙虚で、誠実で、責任感が強くて……。
「ま、まだコルトが連れ去られたとは限らない。でも、学生でこんな前線に来るバカなんて、コルトくらいしか考えられない」
私がコルトの近くにいれば彼は連れ去られなかったかもしれない。でも、私がエルツ工魔学園に戻らなかったら、カプリエルに多くの生徒たちが危険にさらされていた。
「……私がさっさと働いていればどっちも防げたんじゃないの」
城壁の上に降り立ち、見上げた。
暗い雲はより一層厚みを増している。雨粒は大きくなり、降る量はさっきの二倍、三倍に感じる。体に沁みる雨水は冷たいのに、頬を伝う雫は妙に熱を帯びていた。
☆☆☆☆
師匠と訓練を始めて八年が経ち、私が一三歳になったころ。森の中の訓練場で私は師匠と殺し合っていた。
「おらあああああっ」
師匠が地面を殴りつけると巨大な土石流が生まれ、私の視界を覆いつくす。
「『爆発(エクスプロージョン)』」
私は指先を土石流に向け、詠唱を放つ。指先に生まれた魔法陣に体内で練った魔力を流し込み、発射。魔法陣から飛び出した火の玉は土石流に衝突。空間を抉るように縮まった瞬間、大きく爆ぜた。
それを見計らったように師匠は爆炎から飛び出してきた。
目の前に着地すると身が凍るほど殺気が籠った蹴りや拳が雨のように降り注ぐ。
私は師匠の攻撃を紙一重で躱しながら反撃の手段を探した。だが、師匠は疲れ知らず。逆に私の方が体力を削られ、攻撃の応酬が続き息が出来ない。
呼吸しなければならないのに、体を動かしすぎて肺を膨らますことすらままならなかった。手の平に魔力を溜め、攻めの姿勢を作る。回避しているだけでは勝てない。
師匠の硬い拳が私の顔面に打ち込まれる。顔面に拳がめり込み、首が跳ね飛ぶ。だが、散り散りになって消えた。
「『幻(イリュージョン)』か、いつの間に」
私の偽物が師匠に殴られたころ、私は師匠の内側に潜り込んでいた。拳を師匠の鳩尾に当てる。
「『無反動砲(リコレウスライフル)』」
私の詠唱と共に師匠の腹に魔法陣が展開された。その瞬間、拳の魔力を一気に流し込む。
師匠は腹に強烈な一撃を受け、ゴムボールのように弾き飛ぶ。木々を粉砕しながら森の中を進み、大岩に叩きつけられ、ようやく停止した。
一方、私の方は一切の反動を受けず、その場で紅茶を飲んでいる時のようにほっと一息つく。ただ、やっと呼吸ができるようになり、荒々しい呼吸になる。油断せず、師匠の姿を見る。岩に叩きつけられた師匠の体がなかった。
「ふっ。まあまあだな」
後方から声が聞こえ、振り返ると回避不可能な距離に拳があった。
私は今日が命日だと思い、やっと辛い日々から抜け出せると考えて目を瞑った。だが、殴られることはなく、頭に手を置かれる。
「合格だ。私の幻を倒せるくらい強くなったようだな」
師匠は後頭部で結んでいた長い金髪を解き、おろした。私は死ななかった。
「もう、脅かさないでくださいよ」
私は地面に座り込み、うるさい心臓に手を当てる。どうやら、まだ死にたくなかったらしい。
「はははっ、いやぁー、思ったよりもキアスの成長が良くて楽しくなってしまってな。大人げなく本気で戦ってしまった。だが、よく生き残ったな。さすが、私の弟子だ」
師匠は私の頭をグシャグシャと撫でてきた。長い黒髪が視界の前でちらつく。
「じゃあ、キアス。後は世のために生きろ。お前は世界の救世主になる人間だ。そのために時間を使え。まあ、たまに息抜きしていても目を瞑ろう。だが、遊びすぎるなよ」
「また、気まぐれですか」
「いや、そういう訳でもない」
「まあ、死なない程度に頑張ります。えっと今すぐに出て行く気はないんですけど」
「構わない。私もキアスがいないと生活が成り立たないからな。もう少し居てほしいくらいだ」
戦うことしか能が無い師匠は生活がゴミだった。なので、私が所々手助けしており、師匠もその点は物凄く感謝してくれていた。だから、私は今まで頑張ってこられたのかもしれない。
☆☆☆☆
魔物と魔人の襲来は国の大きな話題となり、魔族領とルークス王国の平和条約が壊れそうになっていた。
魔族領の言い分としては革命軍と言う名の魔王軍と民主主義者たちの間で対立が起こっているのだとか。
魔王は魔族に対する冷遇が許せず、戦いで負けた借金や軍事力の抑制などで魔族経済の成長が止まっている点を懸念し、鬱憤が溜まっているのだとか。そんな喧嘩、国同士で勝手にやってほしい。市民を巻き込まないで。
王都を襲った魔族はエルツ工魔学園の生徒を誘拐して逃走。行方をくらませている。見つけ次第拘束しなければならない。
魔人や魔物による死者はゼロ。怪我人多数。
「よかったね、カプリエルちゃん。人は死んでないみたいだよ」
私はエルツ工魔学園に戻らず、師匠と共に過ごした小屋まで『転移魔法』で戻っていた。
一日経ち、近場の街で買った記事を読みながら師匠が作った訓練場の地面に張りつけにされているカプリエルを見る。
カプリエルからしたら、死ぬよりも辛いお仕置きを。
「えっと……、私は後始末してきます」
多くの者が苦戦していたカプリエル相手に無傷で鎮圧した。
口が開いている四名を尻目に、カプリエルが生み出したゴーレムが動いているかどうかの確認と怪我人の治療に回る。
今更エルツ工魔学園の制服を換装したが、フレイとライト相手にもう通じないだろう。学園全体に知らされたら退学するしかないか。
私はエルツ工魔学園内の騒動を鎮圧した後、学園に居づらかったのもあり王都の中に入り込んだ大量の魔物たちを駆除していく。
空を飛ぶ魔物が地上の魔物を王都内に落として運んでいたため、運搬用の魔物をまず駆除。これで魔物の増援は考える必要がない。
地上にいる魔物も、手に余る個体はいなかった。
羽根ペンを縦横無尽に動かし、魔物の個体数を一気に減らしていく。
魔物をある程度倒したころ、多くの騎士達の姿が見えるようになってきた。住民の避難や魔物の討伐が順調に進められている。
――そろそろ戻ってもいいころかな。
私は王都をぐるっと一周し、王都の南門付近にいる。エルツ工魔学園に戻ろうとしたころ、騎士達が何か声を荒らげているのが聞こえてきた。
「エルツ工魔学園の制服を身に着けた生徒が魔物に連れ去られたぞっ」
「魔物だったか? 人にも見えたぞっ」
騎士達の声を聞き、私は南門の上空に飛んだ。辺りを見渡すが、魔物の討伐された姿しか見当たらない。
「人を捕まえて私の移動速度より早く逃げられるやつがいるなんて……」
寒気が前進に広がる。視界が雨の影響でぼやけて、見えにくくなる。
「こ、コルト……、大丈夫なんじゃ、なかったの」
ただの男子生徒。生徒会の知り合い。初めて一緒に遊んだ相手。紳士的で、情に熱くて、優しくて、謙虚で、誠実で、責任感が強くて……。
「ま、まだコルトが連れ去られたとは限らない。でも、学生でこんな前線に来るバカなんて、コルトくらいしか考えられない」
私がコルトの近くにいれば彼は連れ去られなかったかもしれない。でも、私がエルツ工魔学園に戻らなかったら、カプリエルに多くの生徒たちが危険にさらされていた。
「……私がさっさと働いていればどっちも防げたんじゃないの」
城壁の上に降り立ち、見上げた。
暗い雲はより一層厚みを増している。雨粒は大きくなり、降る量はさっきの二倍、三倍に感じる。体に沁みる雨水は冷たいのに、頬を伝う雫は妙に熱を帯びていた。
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師匠と訓練を始めて八年が経ち、私が一三歳になったころ。森の中の訓練場で私は師匠と殺し合っていた。
「おらあああああっ」
師匠が地面を殴りつけると巨大な土石流が生まれ、私の視界を覆いつくす。
「『爆発(エクスプロージョン)』」
私は指先を土石流に向け、詠唱を放つ。指先に生まれた魔法陣に体内で練った魔力を流し込み、発射。魔法陣から飛び出した火の玉は土石流に衝突。空間を抉るように縮まった瞬間、大きく爆ぜた。
それを見計らったように師匠は爆炎から飛び出してきた。
目の前に着地すると身が凍るほど殺気が籠った蹴りや拳が雨のように降り注ぐ。
私は師匠の攻撃を紙一重で躱しながら反撃の手段を探した。だが、師匠は疲れ知らず。逆に私の方が体力を削られ、攻撃の応酬が続き息が出来ない。
呼吸しなければならないのに、体を動かしすぎて肺を膨らますことすらままならなかった。手の平に魔力を溜め、攻めの姿勢を作る。回避しているだけでは勝てない。
師匠の硬い拳が私の顔面に打ち込まれる。顔面に拳がめり込み、首が跳ね飛ぶ。だが、散り散りになって消えた。
「『幻(イリュージョン)』か、いつの間に」
私の偽物が師匠に殴られたころ、私は師匠の内側に潜り込んでいた。拳を師匠の鳩尾に当てる。
「『無反動砲(リコレウスライフル)』」
私の詠唱と共に師匠の腹に魔法陣が展開された。その瞬間、拳の魔力を一気に流し込む。
師匠は腹に強烈な一撃を受け、ゴムボールのように弾き飛ぶ。木々を粉砕しながら森の中を進み、大岩に叩きつけられ、ようやく停止した。
一方、私の方は一切の反動を受けず、その場で紅茶を飲んでいる時のようにほっと一息つく。ただ、やっと呼吸ができるようになり、荒々しい呼吸になる。油断せず、師匠の姿を見る。岩に叩きつけられた師匠の体がなかった。
「ふっ。まあまあだな」
後方から声が聞こえ、振り返ると回避不可能な距離に拳があった。
私は今日が命日だと思い、やっと辛い日々から抜け出せると考えて目を瞑った。だが、殴られることはなく、頭に手を置かれる。
「合格だ。私の幻を倒せるくらい強くなったようだな」
師匠は後頭部で結んでいた長い金髪を解き、おろした。私は死ななかった。
「もう、脅かさないでくださいよ」
私は地面に座り込み、うるさい心臓に手を当てる。どうやら、まだ死にたくなかったらしい。
「はははっ、いやぁー、思ったよりもキアスの成長が良くて楽しくなってしまってな。大人げなく本気で戦ってしまった。だが、よく生き残ったな。さすが、私の弟子だ」
師匠は私の頭をグシャグシャと撫でてきた。長い黒髪が視界の前でちらつく。
「じゃあ、キアス。後は世のために生きろ。お前は世界の救世主になる人間だ。そのために時間を使え。まあ、たまに息抜きしていても目を瞑ろう。だが、遊びすぎるなよ」
「また、気まぐれですか」
「いや、そういう訳でもない」
「まあ、死なない程度に頑張ります。えっと今すぐに出て行く気はないんですけど」
「構わない。私もキアスがいないと生活が成り立たないからな。もう少し居てほしいくらいだ」
戦うことしか能が無い師匠は生活がゴミだった。なので、私が所々手助けしており、師匠もその点は物凄く感謝してくれていた。だから、私は今まで頑張ってこられたのかもしれない。
☆☆☆☆
魔物と魔人の襲来は国の大きな話題となり、魔族領とルークス王国の平和条約が壊れそうになっていた。
魔族領の言い分としては革命軍と言う名の魔王軍と民主主義者たちの間で対立が起こっているのだとか。
魔王は魔族に対する冷遇が許せず、戦いで負けた借金や軍事力の抑制などで魔族経済の成長が止まっている点を懸念し、鬱憤が溜まっているのだとか。そんな喧嘩、国同士で勝手にやってほしい。市民を巻き込まないで。
王都を襲った魔族はエルツ工魔学園の生徒を誘拐して逃走。行方をくらませている。見つけ次第拘束しなければならない。
魔人や魔物による死者はゼロ。怪我人多数。
「よかったね、カプリエルちゃん。人は死んでないみたいだよ」
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