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三十二話
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私はベッドに座り、毛布の上で正座しているカプリエルを見下ろす。
カプリエルもザウエルと似た境遇、つまり私と同じ境遇でもある。魔王に助けられて鍛えてもらったという点を聞くと、本当に境遇が同じだ。仲良くなれない方がおかしいだろう。
「ほんと、何で魔王様はキアスさんを殺せなんて命令してきたんすかね。本当にわからないっす。キアスさんはめっちゃいい人っすもん」
「確かにな。キアスは変人だが魔王様を殺す気がない。なのに魔王様がキアスを執拗に狙う理由がわからない」
「まあ、それだけ私が怖いってことでしょ。このままだと、魔族と人族の戦争が起こりかねない。誰かが止めに行かない限り……」
私はベッドに寝転がり、薄手のシーツを肩まで掛ける。
――誰かが止めにって、師匠がいない今、戦争を止められるのはルークス王国の中で一人しかいないじゃないか。
私はベッドの上で上手く寝付けなかった。床に視線を向けると表情が緩み切ったザウエルとカプリエルが気持ちよさそうに眠っている。いい夢を見ていそうだ。
「コルト……」
私は異空間からコルトが着ていた制服の上着を取り出した。少し湿っている気がする。身に羽織ってみると、彼のにおいがした。本人に抱き着かれていたら全然寝付けなかったのに、においと温もりに誘われた喫茶店の時のように、自然な眠りに誘われる。
――私はいったいどれだけコルトのことを考えたら気がすむんだろう……。
次の朝、目を覚ます。まだ日の出前で、窓から差し込んでくる光は弱い。
私はコルトの制服を抱き枕のように使って熟睡してしまった。頬が熱くなるが、よく眠れた。感謝以外の言葉はでない。
制服は綺麗に畳んで異空間に収納。キャミソールと下着姿から、短パンと薄での上着を身に着け、革製の胸当てを装着。冒険者時代に使っていた白い外套を肩から羽織る。
ザウエルとカプリエルが身に着けていた薄手の衣類は綺麗に洗濯されており、眠って表情がさっぱりしている二人に再度着てもらう。
「ねえ、二人共、魔王がいる場所はわかる?」
「……ああ、もちろん」
「魔王様はおそらく旧魔王城にいるっす」
「教えてくれてありがとう。でも、魔王の居場所をそんなに簡単に教えてくれるなんてね」
「キアスを倒せるのは、魔王様くらいしかいない。これ以上、他の魔人が酷い目にあわされるよりはマシだと思った。あ、あんな思いをするのは、うちだけで充分だ」
「ほんと、おれもザウエルと共食いし合う思いはこりごりっす。で、でも、キアスさんに拷問されるのは、悪くないかもっす……」
ザウエルとカプリエルは幼女体型の体をくねらせ、ニタニタと汚い笑みを私に向けていた。尻尾の先を私の手に巻き付けてくるほど、私に従順だ。
私は二人の尻尾をぎゅっと掴み、引っ張った。部屋に「んんぁあっ」と色気のこもった声が響くと同時、魔法を発動して二本の羽根ペンに変えた。外套の内側に収納する。
小屋の外に出て空を飛び、生まれ故郷に足を運んだ。春の花は散り、草原が広がっている。梅雨の時期が過ぎれば夏になり、より一層緑が濃くなった草花が元気よく咲こうと蕾を作っていた。何なら、もう開きかけている。
「なんもない場所だが、ここはどこだ?」
「キアスさん、ただの石の前に立ってどうしたっすか?」
「私の故郷で、両親のお墓」
両手を握り合わせながら両親に祈ろうとしている最中、ザウエルとカプリエルに話しかけられ、少し気が散った。
だが、私が祈りを捧げようとしているとわかったのか二人はしんと黙り込む。
私は村の者や両親を救ってくれなかった神を信じる気などさらさらない。だが、命を散らした人間の魂が天界のような安らかな場所に誘われているという話は少し信じている。そうじゃなければ魔物に無慈悲に殺された者たちが不憫だ。
皆に祈りを捧げられるのは、唯一生き残った私だけ。すでに顔や名前があやふやなほど過去を思い出せない。いや、思い出したくないだけだ。
両親の温もりを思い出したところで、すでにこの世にないのだから。
「お父さんとお母さんが私を命がけで守ってくれたように、私も命を懸けてでも救いたい人ができました。まあ、彼は女の子が苦手で私を男だと思っている鈍感野郎だけど凄く良い人です。狼のような男ではないので、安心してください」
私が祈りを捧げていると、東から上った日が薄暗い森の中を眩い光で照らし始める。それと同時、体を巡る魔力が練り込まれ、足下に展開した魔法陣が村全体に広がる。
「お母さん、私を生んでくれてありがとう。お父さん、魔物から助けてくれてありがとう。そのおかげで、私は大切な人を助けに行けます」
私の魔力を受け取った草花は朝の湿気と陽光によって輝きを増し、膨らんだ蕾をじんわりと動かして花弁を広げていく。
花々が咲き誇ったころ、私は手を離して目尻から零れる雫を何度もぬぐう。
――もっとたくさん話したかった。甘えたかった。遊びたかった。私が大人になるまで、母親になって皴が増えるまで生きていてほしかった。そのんなこと考えても、意味はない。すでにいないのだから。
「そうか、私は大切な者を失うのが、怖いんだ……」
フレイやライトが魔物に襲われそうになった時、禁断の書が書けなかったのは心のどこかでそんなことしている場合ではないと思っていたのかもしれない。
冒険者時代に仲間を作らなかったのも、失ったら嫌だったから。
――私は思っていたよりも、ずっと弱いじゃないか。
魔法を発動させるため、呼吸を整えて冷静さを保つ。『転移魔法』でルークス王国の王都にあるウルフィリアギルドに瞬間移動する。
ウルフィリアギルド内を見渡すと冒険者たちが何人も待機していた。
「攫われた生徒の捜索依頼……か」
掲示板にでかでかと張り出されていた。依頼を出したのはコルトの両親か、はたまたエルツ工魔学園か。どちらにしろ、多くの冒険者たちが渋っているのは確かだ。
何しろ、魔王が関係している可能性がある。
多くの冒険者たちは魔王に拘わりたくないと言わんばかりに苦笑し、見栄張って購入したであろう高級な品を撫でている。
私は攫われた生徒の捜索という依頼を受けようとすらしない冒険者たちに魔王の討伐を任せようとしていたようだ。
フードを被ったまま移動し、ギルドマスター室の扉を叩き、返事を待たずに入り込む。
ルドラさんは仕事机に突っ伏していた。もう、干し肉かと思うほどげっそりとやせ細っている。
隣で至急集めた冒険者の情報が記載された書類をひっきりなしにめくっているカイリさんも、いつもの冷静さはなく、服装が乱れている。
「キ、キアス……」
ルドラさんは目を見開いた。頬が痩せこけているためより瞳が大きく見える。高級な椅子からゆっくりと立ち上がり、老人のような速度で近づいてくる。
私は長々と話す気もないので、簡潔に言う。
「私がコルトを助けに行きます。それまでの間、魔物が王都を攻めてきても守れないので、冒険者たちに王都の周りを巡回させてください。冒険者が何もしていないと、ウルフィリアギルドの看板に傷がつくでしょうから」
「あぁ、あぁ、ああ……。あうあぅあうあ」
ルドラさんが赤子になったのかと思うほど、喃語を口にしながら近づいてくる。気持ちが悪いので蹴り飛ばしてしまおうか。
「キ、キアスさんは攫われた少年が生きていると思っているんですか?」
カイリさんはルドラさんの動きを止め、椅子に座らせてから私を見た。
「おそらく、生きています。殺したいなら、わざわざ攫う必要もないでしょう」
「なるほど、確かにそうですね」
「あと、騒動を起こした魔人は私が始末しました。その者から得た情報によると魔王が私を狙っているようです。私が魔王に会って攫った青年の話を聞いて戦う必要があれば、戦ってきます」
「なっ、キアス一人で行くつもりか。魔王のもとに一人で行くなど危険すぎる」
ルドラさんは生気を取り戻し、机に手の平を叩きつけながら声を張り上げる。
「冒険者たちを連れて行っても足手まといですから、一人でかまいません」
「うぐ……」
ルドラさんは心臓発作でも起こしたのかと疑うほど、顔が険しくなる。
カプリエルもザウエルと似た境遇、つまり私と同じ境遇でもある。魔王に助けられて鍛えてもらったという点を聞くと、本当に境遇が同じだ。仲良くなれない方がおかしいだろう。
「ほんと、何で魔王様はキアスさんを殺せなんて命令してきたんすかね。本当にわからないっす。キアスさんはめっちゃいい人っすもん」
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「まあ、それだけ私が怖いってことでしょ。このままだと、魔族と人族の戦争が起こりかねない。誰かが止めに行かない限り……」
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私はベッドの上で上手く寝付けなかった。床に視線を向けると表情が緩み切ったザウエルとカプリエルが気持ちよさそうに眠っている。いい夢を見ていそうだ。
「コルト……」
私は異空間からコルトが着ていた制服の上着を取り出した。少し湿っている気がする。身に羽織ってみると、彼のにおいがした。本人に抱き着かれていたら全然寝付けなかったのに、においと温もりに誘われた喫茶店の時のように、自然な眠りに誘われる。
――私はいったいどれだけコルトのことを考えたら気がすむんだろう……。
次の朝、目を覚ます。まだ日の出前で、窓から差し込んでくる光は弱い。
私はコルトの制服を抱き枕のように使って熟睡してしまった。頬が熱くなるが、よく眠れた。感謝以外の言葉はでない。
制服は綺麗に畳んで異空間に収納。キャミソールと下着姿から、短パンと薄での上着を身に着け、革製の胸当てを装着。冒険者時代に使っていた白い外套を肩から羽織る。
ザウエルとカプリエルが身に着けていた薄手の衣類は綺麗に洗濯されており、眠って表情がさっぱりしている二人に再度着てもらう。
「ねえ、二人共、魔王がいる場所はわかる?」
「……ああ、もちろん」
「魔王様はおそらく旧魔王城にいるっす」
「教えてくれてありがとう。でも、魔王の居場所をそんなに簡単に教えてくれるなんてね」
「キアスを倒せるのは、魔王様くらいしかいない。これ以上、他の魔人が酷い目にあわされるよりはマシだと思った。あ、あんな思いをするのは、うちだけで充分だ」
「ほんと、おれもザウエルと共食いし合う思いはこりごりっす。で、でも、キアスさんに拷問されるのは、悪くないかもっす……」
ザウエルとカプリエルは幼女体型の体をくねらせ、ニタニタと汚い笑みを私に向けていた。尻尾の先を私の手に巻き付けてくるほど、私に従順だ。
私は二人の尻尾をぎゅっと掴み、引っ張った。部屋に「んんぁあっ」と色気のこもった声が響くと同時、魔法を発動して二本の羽根ペンに変えた。外套の内側に収納する。
小屋の外に出て空を飛び、生まれ故郷に足を運んだ。春の花は散り、草原が広がっている。梅雨の時期が過ぎれば夏になり、より一層緑が濃くなった草花が元気よく咲こうと蕾を作っていた。何なら、もう開きかけている。
「なんもない場所だが、ここはどこだ?」
「キアスさん、ただの石の前に立ってどうしたっすか?」
「私の故郷で、両親のお墓」
両手を握り合わせながら両親に祈ろうとしている最中、ザウエルとカプリエルに話しかけられ、少し気が散った。
だが、私が祈りを捧げようとしているとわかったのか二人はしんと黙り込む。
私は村の者や両親を救ってくれなかった神を信じる気などさらさらない。だが、命を散らした人間の魂が天界のような安らかな場所に誘われているという話は少し信じている。そうじゃなければ魔物に無慈悲に殺された者たちが不憫だ。
皆に祈りを捧げられるのは、唯一生き残った私だけ。すでに顔や名前があやふやなほど過去を思い出せない。いや、思い出したくないだけだ。
両親の温もりを思い出したところで、すでにこの世にないのだから。
「お父さんとお母さんが私を命がけで守ってくれたように、私も命を懸けてでも救いたい人ができました。まあ、彼は女の子が苦手で私を男だと思っている鈍感野郎だけど凄く良い人です。狼のような男ではないので、安心してください」
私が祈りを捧げていると、東から上った日が薄暗い森の中を眩い光で照らし始める。それと同時、体を巡る魔力が練り込まれ、足下に展開した魔法陣が村全体に広がる。
「お母さん、私を生んでくれてありがとう。お父さん、魔物から助けてくれてありがとう。そのおかげで、私は大切な人を助けに行けます」
私の魔力を受け取った草花は朝の湿気と陽光によって輝きを増し、膨らんだ蕾をじんわりと動かして花弁を広げていく。
花々が咲き誇ったころ、私は手を離して目尻から零れる雫を何度もぬぐう。
――もっとたくさん話したかった。甘えたかった。遊びたかった。私が大人になるまで、母親になって皴が増えるまで生きていてほしかった。そのんなこと考えても、意味はない。すでにいないのだから。
「そうか、私は大切な者を失うのが、怖いんだ……」
フレイやライトが魔物に襲われそうになった時、禁断の書が書けなかったのは心のどこかでそんなことしている場合ではないと思っていたのかもしれない。
冒険者時代に仲間を作らなかったのも、失ったら嫌だったから。
――私は思っていたよりも、ずっと弱いじゃないか。
魔法を発動させるため、呼吸を整えて冷静さを保つ。『転移魔法』でルークス王国の王都にあるウルフィリアギルドに瞬間移動する。
ウルフィリアギルド内を見渡すと冒険者たちが何人も待機していた。
「攫われた生徒の捜索依頼……か」
掲示板にでかでかと張り出されていた。依頼を出したのはコルトの両親か、はたまたエルツ工魔学園か。どちらにしろ、多くの冒険者たちが渋っているのは確かだ。
何しろ、魔王が関係している可能性がある。
多くの冒険者たちは魔王に拘わりたくないと言わんばかりに苦笑し、見栄張って購入したであろう高級な品を撫でている。
私は攫われた生徒の捜索という依頼を受けようとすらしない冒険者たちに魔王の討伐を任せようとしていたようだ。
フードを被ったまま移動し、ギルドマスター室の扉を叩き、返事を待たずに入り込む。
ルドラさんは仕事机に突っ伏していた。もう、干し肉かと思うほどげっそりとやせ細っている。
隣で至急集めた冒険者の情報が記載された書類をひっきりなしにめくっているカイリさんも、いつもの冷静さはなく、服装が乱れている。
「キ、キアス……」
ルドラさんは目を見開いた。頬が痩せこけているためより瞳が大きく見える。高級な椅子からゆっくりと立ち上がり、老人のような速度で近づいてくる。
私は長々と話す気もないので、簡潔に言う。
「私がコルトを助けに行きます。それまでの間、魔物が王都を攻めてきても守れないので、冒険者たちに王都の周りを巡回させてください。冒険者が何もしていないと、ウルフィリアギルドの看板に傷がつくでしょうから」
「あぁ、あぁ、ああ……。あうあぅあうあ」
ルドラさんが赤子になったのかと思うほど、喃語を口にしながら近づいてくる。気持ちが悪いので蹴り飛ばしてしまおうか。
「キ、キアスさんは攫われた少年が生きていると思っているんですか?」
カイリさんはルドラさんの動きを止め、椅子に座らせてから私を見た。
「おそらく、生きています。殺したいなら、わざわざ攫う必要もないでしょう」
「なるほど、確かにそうですね」
「あと、騒動を起こした魔人は私が始末しました。その者から得た情報によると魔王が私を狙っているようです。私が魔王に会って攫った青年の話を聞いて戦う必要があれば、戦ってきます」
「なっ、キアス一人で行くつもりか。魔王のもとに一人で行くなど危険すぎる」
ルドラさんは生気を取り戻し、机に手の平を叩きつけながら声を張り上げる。
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