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三十八話
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師匠が道を踏み外した時に正しい道に引き直させるのは弟子の務め。ずぼらでお酒が大好きで気まぐれで子供っぽくておバカな母親の愚行を戒めるのも、娘の仕事。
私はもう二度と大切な者を失いたくない。大好きな人、大切な友達、愛しの家族、全てを失わないために、今度は自分で守れるように死に物狂いで強くなったのだ。
「師匠のバカ野郎っ」
師匠の懐に一瞬で飛び込み、彗星のように光の尾を引く握り拳を『無反動砲』と『加速』の魔法陣に突き出し、威力と速度を底上げした。拳が鳩尾に的確に直撃する。
師匠の体は弾き飛び、魔王城の壁を突き破り、背後の岩山の岸壁に勢いよく叩きつけられていた。心が乱された影響で魔法が上手く使えなかったのか、二年前に戦った時のように偽物を作り出せなかったようだ。
師匠は岩肌に埋もれ、完全に伸び切っている。
「ふぅ、まったく。ほんと手がかかる師匠なんだから」
私は空に飛び立ち、あっけらかんとしている魔人たちに魔王を倒しに来たわけじゃないと伝えておく。
皆、私やザウエルとカプリエルの話を聞き、私たちに悪意がないとわかってくれたのか、攻撃は止んだ。後は、あのバカ師匠とコルトを連れて帰るだけだ。
「ザウエルちゃん、カプリエルちゃん。ほんとありがとう」
「なんだよ、気持ち悪いな。別に、感謝されるようなことはしてねえよ」
「そうっすよ。おれたち、もとはキアスさんを本気で殺すつもりだったんすから」
ザウエルとカプリエルの尻尾の先が私の手首にクルクルと巻き付けられている。両者共に私の顔をチラチラと見ながら何かを期待しているような表情。
私の前に現れなければ、そのまま姿をくらませて魔族領で暮らしていけたはず。それを捨ててまで私のもとにいたいのだろうか。
ゴムチューブを押すように二名の尻尾を虐める。すると両者共に頬を赤らめながら腰を叩かれている猫のように身を震えさせる。どうやら、二人は私から離れる気がないようだ。
尻尾をぐっと引っ張ってあげると、ザウエルとカプリエルの淫らな声が夕日に向かって放たれる。その瞬間、二本の羽根ペンに変えた。
私はカプリエルが羽織っていた外套を羽織り直し、羽根ペンを内側に収納した。
「皆さん、師匠を借りていきます。まあ、謝らせたらそれなりの処置を施してきます。それまで、皆さんで力を合わせて生活していてください」
私は師匠が逃げられないように魔力を吸収する鎖で拘束したのち、魔人たちと喧嘩しないよう軽く交流した。何も言わずに師匠を連れ去ってしまったら、魔人たちがまた怒り出すかもしれない。
「コルトさん、帰りますよ」
私は何が起こっているのか未だに飲み込めていなさそうなコルトに視線を向ける。
「あ、ああ……、うん」
私が差し伸ばした手を、コルトはそっと握りしめてくる。私よりも大きい手は回復魔法で傷を治しているため、貼り付けにされていた杭によって生まれた傷の痛みはなさそうだ。
私は『転移魔法』を発動し、魔族領からルークス王国の南門まで瞬間移動する。
コルトは何が起こったのか理解できていない様子。もう深く理解するのはあきらめたようだ。
門番にギルドカードとコルトの生徒証明書を見せる。門番はコルトの生徒証明書を二度見して、すぐに事情聴取に入った。騎士達にコルトを引き渡し、私はウルフィリアギルドに向かう。
「つまり、騒動は全てこのバカがやったことだって言うのか?」
ルドラさんはギルドマスターの部屋の床で寝転んでいる師匠を見下ろしながら私の話を咀嚼して理解していた。理解力はあるギルドマスターだ。
「国を襲ったら死刑確実ですけど、師匠ならたぶんルークス王国を一人で落とせますから、判断は慎重に下してもらわないと」
「そうなると大っぴらに言えねえな。キアスにひと肌脱いでもらうしかない」
「はぁ……、わかっていますよ。師匠を助けた責任は私が受けます。それが大人の対応ですから」
私の話を聞いたルドラさんはカイリさんとすぐに話合いを始めた。
師匠は一生、冒険者として働されるだろう。逃げたり隠れたりすれば『禁断の書』全てを印刷して書籍にしてしまう算段だ。
全世界の人に、師匠の書いた『禁断の書』をばらまいてしまおうかと脅したら、彼女は観念して仕事をこなすと約束してくれた。仕事のやり過ぎも毒なので、師匠や私に大量の仕事を押し付けてこないようルドラさんに釘をさしておく。
加えて冒険者たちの実力向上の義務化を突き付けてやった。柔らかい土地を固めれば、上に乗せる建物も安定する。土台をしっかりと作り直してもらおう。
ルドラさんは国に私を称えさせ、魔王が打倒されたと国民や国王に思わせるという作戦を決行。魔王が討伐されたかどうか誰も判断できない。実際、魔王などいなかったのだ。
だが、そうなると魔物が狂暴化したのはなぜなのだろうか。
「ウルフィリアギルド所属、Sランク冒険者『黒羽の悪魔』よ、実に大義であった」
私は王城でコルトを助け出した点と魔王を打倒した点を評価されてルークス王国名誉勲章を貰ったあげく、女の子なのに男爵の爵位まで与えられた。どうも、過去に私がぶっ倒してきた魔物の中にやばめの個体が何体もいたようで、その評価も加算されているっぽい。
――ルドラさん、成人していなかった少女にとんでもない化け物を押し付けていたんだな。
私がルドラさんにお願いした地盤作りも施され、冒険者ランク精度が見直された。多くの冒険者のランクが一つ下がる中、私のランクだけ一つ上がった。
責任を取るとはいったが、貴族入りやSSランク冒険者になるとは一言も言っていない。
またしてもルドラさんの策略に上手く嵌められてしまった。こういうのが上手いから、ギルドマスターを任されているんだろうな。
師匠を吹っ飛ばしてから授賞式を経て、二週間ほど経った頃。ウルフィリアギルドで寝泊まりしていた私のもとに手紙が届いた。
手紙を読むと「早く戻ってこないと、退学ではなく留年するぞ」と短くつづられていた。シトラ学園長からだった。どうやら、彼女は辞任していないらしい。
エルツ工魔学園の学園長を辞めるのではなく、その立場のまま責任を取ると決めたようだ。
私はエルツ工魔学園の生徒たちがルークス王国名誉勲章とSSランクへの昇格、貴族入りした私を知ってしまったのではないかと思い、行くかどうかためらった。
一度、様子を見に行くためにエルツ工魔学園に戻る。もし、多くの者に纏わりつかれるような事態になれば、大人しく退学しよう。
「ああ、キアス。久しぶりだな。お前、大怪我してたんだって? 災難だったな」
休日にDランククラスの寮に入ると、サンザ先輩が話かけてきた。
「魔族が攻めてきた時に大怪我を負って、病院で入院していたらしいじゃないか。まあ、半月くらい休んでも留年しない。安心しろ。それより、料理を食え」
サンザ先輩は私の肩に手を置き、私を肥やそうとしてくる。だが、その鈍感さが今はちょっとありがたかった。
彼だけではなく多くの者が私と『黒羽の悪魔』は全くの別人だと誤解している様子。
ただ……、
「だれだって秘密の一つや二つあるだろ。話さなくたって、キアスはキアスだってわかっている。何も気にするな。女物の服や下着を身に着ける趣味があっても俺は気にしない」
「キアスくん、お帰りなさい。もし、誰かに虐められているんだったら、ぼくに何でも相談してよっ」
フレイとライトは優しいのかバカなのか、どちらにしても私の秘密を回りに言いふらさないだけ口の堅い者たちだとわかった。
――私、友達を守れたんだ。
右手を胸に当て、息を何度か吸って呼吸を整える。
「私、まだこの学園に通ってもいいかな……」
「なにを当たり前なことを聞いてくるんだ」
「キアスくんが通っちゃいけない理由はないよっ」
ライトとフレイは私が女の子の下着を穿いていたと知っているにも拘らず、厭らしい目で見てこず普通の学生として接してくれた。
男だろうが、女だろうがどちらでもいいと言わんばかりだった。
――私は帰れる居場所を守れたんだ。
溢れ出てくる涙を手で何度も拭う。
「ちょ、いきなりどうしたんだ」
「はわわっ、キ、キアスくん、まだ、どこか治ってない所があるんじゃないのっ」
「ありがとう、二人共。でも、もう、大丈夫だから。さあ、私がいなかった分の訓練を纏めてやる前に、腹ごしらえといこう」
「あ、悪魔だ……」
「う、うわぁ……」
私は両者を引っ張り、彼らの顔を青ざめさせた。無意識に口角が上がり、足取りが軽い。
☆☆☆☆
無事、エルツ工魔学園の生徒として復帰した私だったが、夏休み前の期末試験も飛んでしまったため留年してもおかしくなかった。ただ、シトラ学園長の計らいで、追試を受けて無事に前期の単位を全て取得できたため、留年は免れた。ルークス王国で一人しかいないSSランク冒険者が留年など洒落にならない。
私はもう二度と大切な者を失いたくない。大好きな人、大切な友達、愛しの家族、全てを失わないために、今度は自分で守れるように死に物狂いで強くなったのだ。
「師匠のバカ野郎っ」
師匠の懐に一瞬で飛び込み、彗星のように光の尾を引く握り拳を『無反動砲』と『加速』の魔法陣に突き出し、威力と速度を底上げした。拳が鳩尾に的確に直撃する。
師匠の体は弾き飛び、魔王城の壁を突き破り、背後の岩山の岸壁に勢いよく叩きつけられていた。心が乱された影響で魔法が上手く使えなかったのか、二年前に戦った時のように偽物を作り出せなかったようだ。
師匠は岩肌に埋もれ、完全に伸び切っている。
「ふぅ、まったく。ほんと手がかかる師匠なんだから」
私は空に飛び立ち、あっけらかんとしている魔人たちに魔王を倒しに来たわけじゃないと伝えておく。
皆、私やザウエルとカプリエルの話を聞き、私たちに悪意がないとわかってくれたのか、攻撃は止んだ。後は、あのバカ師匠とコルトを連れて帰るだけだ。
「ザウエルちゃん、カプリエルちゃん。ほんとありがとう」
「なんだよ、気持ち悪いな。別に、感謝されるようなことはしてねえよ」
「そうっすよ。おれたち、もとはキアスさんを本気で殺すつもりだったんすから」
ザウエルとカプリエルの尻尾の先が私の手首にクルクルと巻き付けられている。両者共に私の顔をチラチラと見ながら何かを期待しているような表情。
私の前に現れなければ、そのまま姿をくらませて魔族領で暮らしていけたはず。それを捨ててまで私のもとにいたいのだろうか。
ゴムチューブを押すように二名の尻尾を虐める。すると両者共に頬を赤らめながら腰を叩かれている猫のように身を震えさせる。どうやら、二人は私から離れる気がないようだ。
尻尾をぐっと引っ張ってあげると、ザウエルとカプリエルの淫らな声が夕日に向かって放たれる。その瞬間、二本の羽根ペンに変えた。
私はカプリエルが羽織っていた外套を羽織り直し、羽根ペンを内側に収納した。
「皆さん、師匠を借りていきます。まあ、謝らせたらそれなりの処置を施してきます。それまで、皆さんで力を合わせて生活していてください」
私は師匠が逃げられないように魔力を吸収する鎖で拘束したのち、魔人たちと喧嘩しないよう軽く交流した。何も言わずに師匠を連れ去ってしまったら、魔人たちがまた怒り出すかもしれない。
「コルトさん、帰りますよ」
私は何が起こっているのか未だに飲み込めていなさそうなコルトに視線を向ける。
「あ、ああ……、うん」
私が差し伸ばした手を、コルトはそっと握りしめてくる。私よりも大きい手は回復魔法で傷を治しているため、貼り付けにされていた杭によって生まれた傷の痛みはなさそうだ。
私は『転移魔法』を発動し、魔族領からルークス王国の南門まで瞬間移動する。
コルトは何が起こったのか理解できていない様子。もう深く理解するのはあきらめたようだ。
門番にギルドカードとコルトの生徒証明書を見せる。門番はコルトの生徒証明書を二度見して、すぐに事情聴取に入った。騎士達にコルトを引き渡し、私はウルフィリアギルドに向かう。
「つまり、騒動は全てこのバカがやったことだって言うのか?」
ルドラさんはギルドマスターの部屋の床で寝転んでいる師匠を見下ろしながら私の話を咀嚼して理解していた。理解力はあるギルドマスターだ。
「国を襲ったら死刑確実ですけど、師匠ならたぶんルークス王国を一人で落とせますから、判断は慎重に下してもらわないと」
「そうなると大っぴらに言えねえな。キアスにひと肌脱いでもらうしかない」
「はぁ……、わかっていますよ。師匠を助けた責任は私が受けます。それが大人の対応ですから」
私の話を聞いたルドラさんはカイリさんとすぐに話合いを始めた。
師匠は一生、冒険者として働されるだろう。逃げたり隠れたりすれば『禁断の書』全てを印刷して書籍にしてしまう算段だ。
全世界の人に、師匠の書いた『禁断の書』をばらまいてしまおうかと脅したら、彼女は観念して仕事をこなすと約束してくれた。仕事のやり過ぎも毒なので、師匠や私に大量の仕事を押し付けてこないようルドラさんに釘をさしておく。
加えて冒険者たちの実力向上の義務化を突き付けてやった。柔らかい土地を固めれば、上に乗せる建物も安定する。土台をしっかりと作り直してもらおう。
ルドラさんは国に私を称えさせ、魔王が打倒されたと国民や国王に思わせるという作戦を決行。魔王が討伐されたかどうか誰も判断できない。実際、魔王などいなかったのだ。
だが、そうなると魔物が狂暴化したのはなぜなのだろうか。
「ウルフィリアギルド所属、Sランク冒険者『黒羽の悪魔』よ、実に大義であった」
私は王城でコルトを助け出した点と魔王を打倒した点を評価されてルークス王国名誉勲章を貰ったあげく、女の子なのに男爵の爵位まで与えられた。どうも、過去に私がぶっ倒してきた魔物の中にやばめの個体が何体もいたようで、その評価も加算されているっぽい。
――ルドラさん、成人していなかった少女にとんでもない化け物を押し付けていたんだな。
私がルドラさんにお願いした地盤作りも施され、冒険者ランク精度が見直された。多くの冒険者のランクが一つ下がる中、私のランクだけ一つ上がった。
責任を取るとはいったが、貴族入りやSSランク冒険者になるとは一言も言っていない。
またしてもルドラさんの策略に上手く嵌められてしまった。こういうのが上手いから、ギルドマスターを任されているんだろうな。
師匠を吹っ飛ばしてから授賞式を経て、二週間ほど経った頃。ウルフィリアギルドで寝泊まりしていた私のもとに手紙が届いた。
手紙を読むと「早く戻ってこないと、退学ではなく留年するぞ」と短くつづられていた。シトラ学園長からだった。どうやら、彼女は辞任していないらしい。
エルツ工魔学園の学園長を辞めるのではなく、その立場のまま責任を取ると決めたようだ。
私はエルツ工魔学園の生徒たちがルークス王国名誉勲章とSSランクへの昇格、貴族入りした私を知ってしまったのではないかと思い、行くかどうかためらった。
一度、様子を見に行くためにエルツ工魔学園に戻る。もし、多くの者に纏わりつかれるような事態になれば、大人しく退学しよう。
「ああ、キアス。久しぶりだな。お前、大怪我してたんだって? 災難だったな」
休日にDランククラスの寮に入ると、サンザ先輩が話かけてきた。
「魔族が攻めてきた時に大怪我を負って、病院で入院していたらしいじゃないか。まあ、半月くらい休んでも留年しない。安心しろ。それより、料理を食え」
サンザ先輩は私の肩に手を置き、私を肥やそうとしてくる。だが、その鈍感さが今はちょっとありがたかった。
彼だけではなく多くの者が私と『黒羽の悪魔』は全くの別人だと誤解している様子。
ただ……、
「だれだって秘密の一つや二つあるだろ。話さなくたって、キアスはキアスだってわかっている。何も気にするな。女物の服や下着を身に着ける趣味があっても俺は気にしない」
「キアスくん、お帰りなさい。もし、誰かに虐められているんだったら、ぼくに何でも相談してよっ」
フレイとライトは優しいのかバカなのか、どちらにしても私の秘密を回りに言いふらさないだけ口の堅い者たちだとわかった。
――私、友達を守れたんだ。
右手を胸に当て、息を何度か吸って呼吸を整える。
「私、まだこの学園に通ってもいいかな……」
「なにを当たり前なことを聞いてくるんだ」
「キアスくんが通っちゃいけない理由はないよっ」
ライトとフレイは私が女の子の下着を穿いていたと知っているにも拘らず、厭らしい目で見てこず普通の学生として接してくれた。
男だろうが、女だろうがどちらでもいいと言わんばかりだった。
――私は帰れる居場所を守れたんだ。
溢れ出てくる涙を手で何度も拭う。
「ちょ、いきなりどうしたんだ」
「はわわっ、キ、キアスくん、まだ、どこか治ってない所があるんじゃないのっ」
「ありがとう、二人共。でも、もう、大丈夫だから。さあ、私がいなかった分の訓練を纏めてやる前に、腹ごしらえといこう」
「あ、悪魔だ……」
「う、うわぁ……」
私は両者を引っ張り、彼らの顔を青ざめさせた。無意識に口角が上がり、足取りが軽い。
☆☆☆☆
無事、エルツ工魔学園の生徒として復帰した私だったが、夏休み前の期末試験も飛んでしまったため留年してもおかしくなかった。ただ、シトラ学園長の計らいで、追試を受けて無事に前期の単位を全て取得できたため、留年は免れた。ルークス王国で一人しかいないSSランク冒険者が留年など洒落にならない。
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