息子は恋人 友情編

zebra

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アカネ②

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ようやく満足したのか、唇が下に移っていく。アカネの乳房を持ちあげて裏側を舐めている。私の胸では絶対にできないこと。アカネの顔は誇らしげにも見える。考え過ぎか。

 息子の顔がアカネの腹の前に降りてきた。臍周りを興味深げに眺めていたが、やがて舐め始める。

 息子が動きを止めた。アカネのパンツを凝視している。

 息子の基地を見透かすようにアカネがニコッと笑う。

 「緊張してるの?大丈夫よ。同じ「女」でもミドリと私はだいぶ違うかもしれないけどね」

 なんだか自分のカラダを誇っているようにも取れる。どうせ私はアカネほどグラマラスじゃないわよ。まあいいけど。

 「ヒカリのタイミングで下ろしていいから。その前に横になりましょう」

 アカネは布団の上に仰向けになった。息子は隣で正座をする。息子なりの礼儀のつもりかもしれない。

 「好きなようにしていいからね」

 息子は、パンツの上からアカネの股間を触り始める。許可が出たのにすぐ下ろそうとはしない。私とやることで身につけた前儀のテクニックだろう。

 アカネの顔を見ると、口を半開きにして夢見る表情。かなり感じているのかもしれない。

 あの子は私のからだを経験することによって、かなりのテクニックを身につけたようだ。私が相手をしたことは意味があったのだと自覚して誇らしくなる。

 息子の両手がアカネのパンツにかかる。ゆっくりとずらしていく。

 太股まで下ろされた。パンツは縦に押しつぶされてアカネの両足を橋のような形で留まっている。

 口には出さないけど、息子は意外な物を見たような表情。私の股間は元々そんなに濃くないし、先日剃ってしまったので文字通り「子安貝」が丸裸の状態。

 それに対してアカネのその部分は「密林」そのもの。どこに「子安貝」のスリットがあるのかすら全く分からない状態。

 気が付いたアカネが口を開く。

 「ミドリの見たことあるんでしょ。おばさんのも見てもいいわよ。人によって形が少しずつ違うから」

 私もアカネのあの部分なんて見たこと無い。そもそも見せ合いっこしたりするものでは無いし。

 もっとも、自分の物だって「外側」以外直接は見ることができないから似たようなものか。

 思わず口が出る。

 「アカネ、そこまで見せなくていいわよ。この子の相手してくれるだけで十分なんだから」

 「気にしないでいいわよ。性教育の一環なんでしょ?女(ひと)によって個人差が大きいことを知らせるのも立派な性教育よ」

 「そこまで考えた上ならいいけど」

 「ヒカリくん、自分で開いてしっかり見ておきなさい。おばさんの「女の部分」」

 心なしか、息子が躊躇しているような感じに見える。初めて会った女性だから、いくら「おばさん」でも遠慮があるのかも。

 「せっかく許可が出たのだからきちんと見ておきなさい。アカネに失礼よ」

 将来、息子に彼女ができて初めてその時が来た時、見もしないで挿入されたら相手はさぞがっかりするだろう。

 息子の手が動き始めた。アカネの顔が嬉しそうな表情に変わる。アカネはすぐ顔に出る。昔から変わっていない。

 「善意で相手をしてくれている」というのはもちろんあるのだろうけど、何よりアカネ自身が楽しんでいるのが明らか。自分の息子たちより若い男の子とするのは初めてなのだろうから、楽しみで仕方が無いといった様子。今は本当に息子のことを「一人の女として」好きになってくれているのだろう。昔の花魁は本当に好きになった相手以外ははねつけたということを聞いたことがある。それと同じような物なのかもしれない。

 息子もそうだろうが、正直私も興味がある。陰毛に覆われた股間は何度も見たことがあるけど、アカネの、それどころか他の女子の「あの部分」なんて見たことが無い。医療関係者ではないのだから。

 ここも、違法薬物などの「収納場所」に使う女性もいるらしいけど、好きな男性の「大切な部分」を挿れるための場所にそんなものを入れて運ぶなんて私には想像できない。

 当たり前だけど直に他人のセックスを見たりしたことは無い。これから始まることをこの目で直に見るなんて悪いことのようにも思えてくる。

 アカネに声を掛ける。

 「出てったほうがいいかしら。その方が良ければそうするけど」

 「何言っているの。この子、あなたとしかやったこと無いんでしょ。その晴れ姿を自分の目で見ておくのもいい経験よ。ヒカリくんもママがいても大丈夫でしょ?」

 「うん」

 「だったら決まりね。きちんと見ておきなさいよ」

 そういう考え方もできるのか。「授業参観」みたいな気持ちになってきた。

 息子が腰を浮かせた。「あの部分」がいきり立っているのが見える。今更だけど、ここまで成長したものかと思う。大きさや形だけなら夫とほとんど変わりがない。生まれたときに見た可愛い状態を思い出す。

 「準備」ができたみたい。母親の私としても、初めて見る光景だ。


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