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アマチュアカメラマン
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今と違って、昔はアマチュアカメラマンがヌードモデルを撮影するのは簡単ではなかった。
今は撮影会などもいたるところで行われているし、割増料金を払えば1対1で撮影できることも多いが、昔(概ね30数年以上前)はもちろんそんなものはない。
そのためか、「脱がせの写真術」という指南書が発売されて話題になったこともあるし、カメラ雑誌にモデルの確保の仕方の特集記事が組まれたこともあった。
当然のことながら、街中でいきなり「ヌードモデルになってください」などと頼んだりしようものなら確実に怪しまれるか最悪警察に通報されかねなかった。
そのため、これらに共通して書かれていたのは
「身近な女性に狙いを定め、長期戦の計画を立て、時間をかけてその気になってもらう」
というものだった。
実際、当時カメラ雑誌などに掲載されていたアマチュアカメラマンの作品では、彼女、姉妹、妻、娘、親類といった「身内」であることがほとんどだった。但し、こういった身近な人をモデルにするのはプロでもやっていたことなので、アマチュアに限定されていたわけではない。日本人ではあまり多くないが、妻や自分の子供のヌードを数多く撮影していたプロカメラマンも少なくはない。アマチュアの場合はそれ以外のモデルを撮影することが困難だったという点が違っているのである。
「彼女」の場合は今であれば別れた後に「リベンジポルノ」などに使われたりするリスクがあるが、インターネットが普及するまではそんな心配が無かったことも大きいだろう。
以下はこれらに書かれていたことの大筋である。
「作戦」の一般的なやり方としては、普段から頻繁に写真を撮るようにして、「ターゲット」にカメラを向けることに「抵抗感」が無いよう慣れさせていく。頃合いを見計らって、
「記念になる写真を撮ってみない?」と提案する。そして、「記念になる写真」というのはヌードであることを徐々に告白するわけである。
いきなり裸になることに抵抗がある相手の場合は下着姿などから撮影する。この時けっして無理強いしたりしてはいけない。その後本人がやる気になったとしても、一度拒否したという理由から自分からは言い出せなくなる可能性が高い。
シースルーの下着を着せるという方法もある。実質的にはヌードと変わりが無くても、女性の抵抗感は格段に違う。
写真は本人の了承無しに公開したりカメラ雑誌に投稿してはいけない。信用関係が崩れることは一番やってはいけないことだし、一生消えない心の傷を負う可能性が高い。
見せるのは本人だけにすること。信頼関係を築ければ、その後もモデルになってくれる可能性が高い。その上でお願いすれば投稿を了承してくれる可能性は高くなる。信頼を築くのはモデルになってくれるより時間がかかることを覚悟する。
信頼を築くことに成功したら、定期的にモデルになってくれるかもしれない。相手の方から何かの記念日などに撮影を頼んでくることも考えられる。そうなったらしめたものである。
この本を読んで実際に成功した人がどれくらいいたのかは疑問が残るところではある。ほとんどの読者は妄想だけで終わったのではないだろうか。
今は撮影会などもいたるところで行われているし、割増料金を払えば1対1で撮影できることも多いが、昔(概ね30数年以上前)はもちろんそんなものはない。
そのためか、「脱がせの写真術」という指南書が発売されて話題になったこともあるし、カメラ雑誌にモデルの確保の仕方の特集記事が組まれたこともあった。
当然のことながら、街中でいきなり「ヌードモデルになってください」などと頼んだりしようものなら確実に怪しまれるか最悪警察に通報されかねなかった。
そのため、これらに共通して書かれていたのは
「身近な女性に狙いを定め、長期戦の計画を立て、時間をかけてその気になってもらう」
というものだった。
実際、当時カメラ雑誌などに掲載されていたアマチュアカメラマンの作品では、彼女、姉妹、妻、娘、親類といった「身内」であることがほとんどだった。但し、こういった身近な人をモデルにするのはプロでもやっていたことなので、アマチュアに限定されていたわけではない。日本人ではあまり多くないが、妻や自分の子供のヌードを数多く撮影していたプロカメラマンも少なくはない。アマチュアの場合はそれ以外のモデルを撮影することが困難だったという点が違っているのである。
「彼女」の場合は今であれば別れた後に「リベンジポルノ」などに使われたりするリスクがあるが、インターネットが普及するまではそんな心配が無かったことも大きいだろう。
以下はこれらに書かれていたことの大筋である。
「作戦」の一般的なやり方としては、普段から頻繁に写真を撮るようにして、「ターゲット」にカメラを向けることに「抵抗感」が無いよう慣れさせていく。頃合いを見計らって、
「記念になる写真を撮ってみない?」と提案する。そして、「記念になる写真」というのはヌードであることを徐々に告白するわけである。
いきなり裸になることに抵抗がある相手の場合は下着姿などから撮影する。この時けっして無理強いしたりしてはいけない。その後本人がやる気になったとしても、一度拒否したという理由から自分からは言い出せなくなる可能性が高い。
シースルーの下着を着せるという方法もある。実質的にはヌードと変わりが無くても、女性の抵抗感は格段に違う。
写真は本人の了承無しに公開したりカメラ雑誌に投稿してはいけない。信用関係が崩れることは一番やってはいけないことだし、一生消えない心の傷を負う可能性が高い。
見せるのは本人だけにすること。信頼関係を築ければ、その後もモデルになってくれる可能性が高い。その上でお願いすれば投稿を了承してくれる可能性は高くなる。信頼を築くのはモデルになってくれるより時間がかかることを覚悟する。
信頼を築くことに成功したら、定期的にモデルになってくれるかもしれない。相手の方から何かの記念日などに撮影を頼んでくることも考えられる。そうなったらしめたものである。
この本を読んで実際に成功した人がどれくらいいたのかは疑問が残るところではある。ほとんどの読者は妄想だけで終わったのではないだろうか。
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