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6歳

試合開始1

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「リリーちゃんは何ブロックだった?僕はDブロックだったよ。」

「私はAブロックだわ」

「じゃああたるのは決勝戦だね」

「そうね、じゃあお互い頑張りましょう!」

ハルは決勝戦にのぼるのはわかってるけど私はちょっと不安だなぁ…。
あっ!前世から負けたことだけはなかったからそこは心配してないよ?
ただ、うまく加減が出来るか心配なのよ。

うっかりフィールド壊したら退場させられるからね。

「うん!…僕、ここまで1人できてかなり不安だったんだ。身長とか高いけど8歳だからね。でも家族の為にもランクをあげてお金をたくさん稼がないといけないからここに来たんだ。
ここに来たら僕より年下の君がいてびっくりしたよ。ねぇ、ライバルだけど友達になってくれる?」

「もちろんよ!」

やばい、嬉しくて涙がでそうだわ

まともな友達がはじめてできました!
幼馴染の騎士になりたい…否騎士になる攻略キャラの一人のビクニアは脳筋で遊びに来ると必ず筋トレに誘って私をマッチョにさせたがる。
もう一人の幼馴染また、攻略キャラのネクセシス、未来の魔導師は遊びに来ては家のあちこちにトラップを仕掛けていくから取るのが大変。
ハイクは王太子だし

私は普通の友達が欲しい!とずっと思ってたんだハルはものすごく強いけどそれ以外はまともだからいい!

「では決勝戦であいましょ!」

そう言って私たちは別れた。
Aブロックは1番最初に試合が行われるからね。

「おいおい!どうしてこんなところにガキがいるんだよ、間違えて殺しちまうだろ?」

そう言ってゴツイおっさんはガハハと笑った、おい唾がとんで来たんだが

「何か問題がありまして?殺しちまう?できもしないくせになにを言ってるのかしら」

「んだとガキ、兄貴に向かってなんて口聞いてやがんだよ」

「いい、もうすぐ試合がはじまる、そこでコテンパンに痛めつけたらいい。あと、あまり頭にのるなよガキが。」

ごっついおっさんは下っ端をつれてどこかに行った

あのおっさん何回私の事ガキって言った!?もぉー許さん!あのおっさん潰す!

「私をガキって言ったこと後悔させてやる」

『ではAブロックの人は集まってください。』

1ブロック50人以上いる、この中で1人だけ生き残って決勝戦になる。

周りを見ると緊張した人もいるがニヤニヤしてる奴もいる。さっきのおっさんとかね。

私?私は真顔ですよ。油断すると笑っちゃうから頑張ってます!
私魔物とかと戦ったりしてる時も笑顔なんですよ。
体を動かすのが好きだからかな?

まっいっか!

『Aブロックの方は入場してください。』

さぁ潰しにいくよ。
ブレスレットに魔力を流し双剣にする。

今の私の顔は多分笑顔だ。
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