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第一部:第4章(グーサノイド城内)
19.ドレスアップ
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クロエ・モーリアにとって、世の大抵の物事は取るに足らない退屈の背え比べだった。彼女の意識の大部分は、魔術とお爺さま…それから、何か面白いものへの渇望で占められている。全くの無関心ということもないが、それ以外への興味は持続した試しがない。
しかしそれは、鈍感であることとは違う。クロエだって疑問に思っていた。歓迎会の為にと採寸はされたが、生地もアクセサリーも見せられなかったし、デザインすら知らされなかった。気が付かなかったのではない。どうでも良いので追及しなかっただけなのだ。
それがまさか、こんな結果になるとは。
「…いや、本気の夜会服じゃん」
「そこまでめかし込んでんのは久しぶりだな」ソファでふんぞり返るポーは、リボンの塊と化していた。城外から人が来るので留守番をするのだが、メイドたちが悪乗りをした。
「てっきりこの国は貧乏だと思ってたんだけど…身頃のこのとんでもない刺繍はなに…? きらきらするものが縫いつけてあるけど気づかない方が良い…? このシフォン地を重ねたやたらにファンシーで、斬新で、それでいて軽くて動きやすいという画期的なスカートは、一体…」
「ノア君が夜なべしてデザインしたんダよ」
「あ、言わないでくださいよ…」
鏡の前であきれ返っていたクロエは、入口に並ぶ二人組にも同様の目を向けた。ノアはアランの陰に隠れている。正装するとまるで貴族のようだ、と馬鹿なことを考えて、とどめとばかりに自分にもあきれた。相手は国王とその親族である。先日聞いたところでは、アランも公爵位を持っているとか。
「ノア君は相変わらず職業選択を間違えてるよね」
「失敬な。うちの大事な王様ダよ」
「お褒めいただいて光栄です」
はにかんでいるノアを引きずりだし、何事かを吹き込むアラン。人の悪い笑みを見るに、また他愛もないことをからかっているのだろう。ノアは妙な鳴き声をあげ、顔を覆う。しばらくすると、決然とした様子で顔をあげた。珍しくも意思の強さを感じ、興味津々に見守る。すぐそばまで寄ってくると、大事そうに抱えていた、ビロード張りの箱を開けた。
「…ノア君」
「は、はい…!」
「ノア君ってさ。ものすごく乙女だよね」
箱の中に入っていたのは、シェリー酒のような深みを帯びた大きな宝石――それを花に見立ててデザインした、愛らしくも絢爛たるネックレスだった。
「私は今、猛烈な罪悪感に苛まれているよ。ここで飛び上がって喜んだり、切ないため息をついてあげられる人間じゃなくて、本当にごめん」
ノアは吹き飛びそうな勢いで首を振った。「僕が好きでやっていることですから! もし身に着けてもらえるのなら、それだけで光栄です。嬉しいんです! 本望です! それ以上は一つだって望みません!!」
「私って、申し訳なさに胸を痛めたりできる人間だったんだね。今日初めて知ったよ…」
「胸を痛めているんですか!?」ノアはよろめき、がっくりと膝をつく。
「私はなんて罪深い、欲深い、不潔な、忌みべき存在なんでしょうか。そうでなければどうして、喜ばせるべき相手を嘆かせたりするものでしょう。私の手は不浄にただれているのでしょうか。ええ、そうに違いありません。これ以上は一瞬たりとて場を同じくすることはできません! 不可侵の森に修養の地を求め、この身を清めて参ります!」
「はいはい、どうどう」飛び出そうとする肩を押さえつけ、疲れのにじむ声で「…今日はいつにもましてテンションが高いね」
「ノア君、今日のことをそれはそれは愉しみにしてタんだよ」アランは壁際で腕を組み、高見の見物を決め込んでいる。
「クロエが罪悪感を持つ日がくるなんて、感慨深いな…」ポーは目頭を押さえて感動に浸っていた。
もう一度息をつき、ノアの額を弾いてやった。
「喜んでないなんて、言ってないじゃん。私だって綺麗なものを好ましく思うくらいはするよ。このドレスも、アクセサリーも、ちゃんと素敵だよ。気に入った。ありがとう」
アランは口笛を吹き、ポーは感涙にむせんだ。
ノアは額を押さえて呆けていたが、一拍遅れで真っ赤になった。言葉未満の母音を弄びながら、感謝のような音をつなぐ。
「ほら、用意してくれたなら付けてよ」
「は、はい!」
細く長い指は、いかにも感受性が強そうだ。それが、砂糖細工でも扱うような慎重さで、金具に取り組んでいる。
その様を、鏡の中に観察していた。その時、ふと目の合った己の姿に、意表を突かれた。思わずつぶやく。――意外に見られるじゃないか、と。
自分のことを醜いとは思っていなかった。だが、器量が良いとも考えてはいなかった。小柄で、未だ子供っぽさが残り、身体的な面白みもない。美醜はともかく、飾り立てるような価値はないとみなしていた。
だが、目の前の姿は、もう少し肯定的に評すべきものだった。ドレスが良いのだろう。柔らかで優し気なデザインも、淡いミントグリーンも、これ以上ないほどクロエに似つかわしい。そして、オレンジ色の宝石が加わり、しっとりと輝く。何もかもが、あるべき場所に収まった。
ノアの仕事に感嘆していると、とうの本人が遠慮がちな声をあげる。
「なに?」
あの、その、と、さんざん逡巡した末…急に声を張り上げた。
「とても、きれいです!」
クロエは光の失せた目をさ迷わせた。
「…うん、あのさ」ふっと自嘲する。「ときめいてあげられる人間じゃなくて本当にごめん」
「いいんです」強がりではないく、ノアは本心から微笑んでいた。「それで、いいんですよ」
「よく考えたら、これって国王主催のパーティーなんだね」
会場に向かう途上、そんなことに思い当たった。ノアは苦笑して否定する。
「そんな大層なものではありませんよ。近しい人しか呼んでいませんから」
「いや、あのね。私には近しい人なんていないんだよ」
ノアは衝撃を受けたようだ。「僕はなんて身勝手なことを…!」
「はいはい。分かったから」
「モーリア嬢、社交のご経験は?」アランは大仰な身振りで、きらきらしい笑顔を作ってみせた。
「アラン君は手慣れてるみたいだね。私は全然。真っ当なご令嬢をやってれば去年がデヴュタントかな。まあ、そんな気もないし」
「魔術師ダから?」
「そうだね。モーリア家のご令嬢よりも、協会の魔術師の方が性に合う」久しぶりに、聖サティリス王国の美貌の王女を思い出す。「ただ、私は『レベッカ王女のご友人』っていう役割があったから、お目付けで付き添ったことはあるけどね」
それこそ、大国の大舞踏会だ。目の回るような人だかり、贅沢な布の波、目の覚めるような宝飾品の数々…考えてみれば、ご大層な経験をしている。何に物怖じすることがあろうと、そんな心持ちになってくる。
「お目付け…?」
「暴れるからね」
「ヘエ…」好奇心がわき「お噂はこんな辺境でモかねがねなんだけど、婚約者候補をヒンむいたり叩き出したり殺りかけタリって本当なの?」
本日は概ね機嫌よく過ごしてきたノアだったが、ここに至って青白い顔で震え始めた。もちろん、そんなことを気にする二人ではない。
「本当だよ。お目付けはそういう事態への対処の意味もあるからね。私は第一目撃者と言っても過言じゃない」
「大国のお姫様がナンデそんなに粗暴なの?」
「さあ、持って生まれた気質? 婚約者が嫌なのは、男の人が苦手だからだと思う。あと、夢か妄想か知らないけど、いつか王子様が迎えに来てくれると思ってるみたい」
「変なとこだけお姫様ダね」
「嫁に行くつもりがあるなら、今まさに適齢期まっただ中…というか、旬を過ぎようとしてるけど、まあ、王女が一人行かず後家になったくらいで揺らぐような体制でもないからね。あの人はこのまま、夢の世界を貫徹するのかもしれない」
「モーリア嬢の王女評っテだいぶ酷いよね!」
ひっそり付き従っていたノアが、おずおずと手をあげて注意を引く。「あの、もう少しで控室に付きますので…。できれば、楽しんで頂けると嬉しいです」
状況を客観的に見、アランは笑い出した。「確かに、気の利いタ話題じゃなかったね!」
クロエも気を取り直す。ここまで歓迎され、お膳立てをされれば、多少浮ついた気分にもなる。不安そうな面持ちのノアの手を取り、冗談めかして微笑んでみせた。
「もちろん、楽しませて頂きますよ、陛下」
しかしそれは、鈍感であることとは違う。クロエだって疑問に思っていた。歓迎会の為にと採寸はされたが、生地もアクセサリーも見せられなかったし、デザインすら知らされなかった。気が付かなかったのではない。どうでも良いので追及しなかっただけなのだ。
それがまさか、こんな結果になるとは。
「…いや、本気の夜会服じゃん」
「そこまでめかし込んでんのは久しぶりだな」ソファでふんぞり返るポーは、リボンの塊と化していた。城外から人が来るので留守番をするのだが、メイドたちが悪乗りをした。
「てっきりこの国は貧乏だと思ってたんだけど…身頃のこのとんでもない刺繍はなに…? きらきらするものが縫いつけてあるけど気づかない方が良い…? このシフォン地を重ねたやたらにファンシーで、斬新で、それでいて軽くて動きやすいという画期的なスカートは、一体…」
「ノア君が夜なべしてデザインしたんダよ」
「あ、言わないでくださいよ…」
鏡の前であきれ返っていたクロエは、入口に並ぶ二人組にも同様の目を向けた。ノアはアランの陰に隠れている。正装するとまるで貴族のようだ、と馬鹿なことを考えて、とどめとばかりに自分にもあきれた。相手は国王とその親族である。先日聞いたところでは、アランも公爵位を持っているとか。
「ノア君は相変わらず職業選択を間違えてるよね」
「失敬な。うちの大事な王様ダよ」
「お褒めいただいて光栄です」
はにかんでいるノアを引きずりだし、何事かを吹き込むアラン。人の悪い笑みを見るに、また他愛もないことをからかっているのだろう。ノアは妙な鳴き声をあげ、顔を覆う。しばらくすると、決然とした様子で顔をあげた。珍しくも意思の強さを感じ、興味津々に見守る。すぐそばまで寄ってくると、大事そうに抱えていた、ビロード張りの箱を開けた。
「…ノア君」
「は、はい…!」
「ノア君ってさ。ものすごく乙女だよね」
箱の中に入っていたのは、シェリー酒のような深みを帯びた大きな宝石――それを花に見立ててデザインした、愛らしくも絢爛たるネックレスだった。
「私は今、猛烈な罪悪感に苛まれているよ。ここで飛び上がって喜んだり、切ないため息をついてあげられる人間じゃなくて、本当にごめん」
ノアは吹き飛びそうな勢いで首を振った。「僕が好きでやっていることですから! もし身に着けてもらえるのなら、それだけで光栄です。嬉しいんです! 本望です! それ以上は一つだって望みません!!」
「私って、申し訳なさに胸を痛めたりできる人間だったんだね。今日初めて知ったよ…」
「胸を痛めているんですか!?」ノアはよろめき、がっくりと膝をつく。
「私はなんて罪深い、欲深い、不潔な、忌みべき存在なんでしょうか。そうでなければどうして、喜ばせるべき相手を嘆かせたりするものでしょう。私の手は不浄にただれているのでしょうか。ええ、そうに違いありません。これ以上は一瞬たりとて場を同じくすることはできません! 不可侵の森に修養の地を求め、この身を清めて参ります!」
「はいはい、どうどう」飛び出そうとする肩を押さえつけ、疲れのにじむ声で「…今日はいつにもましてテンションが高いね」
「ノア君、今日のことをそれはそれは愉しみにしてタんだよ」アランは壁際で腕を組み、高見の見物を決め込んでいる。
「クロエが罪悪感を持つ日がくるなんて、感慨深いな…」ポーは目頭を押さえて感動に浸っていた。
もう一度息をつき、ノアの額を弾いてやった。
「喜んでないなんて、言ってないじゃん。私だって綺麗なものを好ましく思うくらいはするよ。このドレスも、アクセサリーも、ちゃんと素敵だよ。気に入った。ありがとう」
アランは口笛を吹き、ポーは感涙にむせんだ。
ノアは額を押さえて呆けていたが、一拍遅れで真っ赤になった。言葉未満の母音を弄びながら、感謝のような音をつなぐ。
「ほら、用意してくれたなら付けてよ」
「は、はい!」
細く長い指は、いかにも感受性が強そうだ。それが、砂糖細工でも扱うような慎重さで、金具に取り組んでいる。
その様を、鏡の中に観察していた。その時、ふと目の合った己の姿に、意表を突かれた。思わずつぶやく。――意外に見られるじゃないか、と。
自分のことを醜いとは思っていなかった。だが、器量が良いとも考えてはいなかった。小柄で、未だ子供っぽさが残り、身体的な面白みもない。美醜はともかく、飾り立てるような価値はないとみなしていた。
だが、目の前の姿は、もう少し肯定的に評すべきものだった。ドレスが良いのだろう。柔らかで優し気なデザインも、淡いミントグリーンも、これ以上ないほどクロエに似つかわしい。そして、オレンジ色の宝石が加わり、しっとりと輝く。何もかもが、あるべき場所に収まった。
ノアの仕事に感嘆していると、とうの本人が遠慮がちな声をあげる。
「なに?」
あの、その、と、さんざん逡巡した末…急に声を張り上げた。
「とても、きれいです!」
クロエは光の失せた目をさ迷わせた。
「…うん、あのさ」ふっと自嘲する。「ときめいてあげられる人間じゃなくて本当にごめん」
「いいんです」強がりではないく、ノアは本心から微笑んでいた。「それで、いいんですよ」
「よく考えたら、これって国王主催のパーティーなんだね」
会場に向かう途上、そんなことに思い当たった。ノアは苦笑して否定する。
「そんな大層なものではありませんよ。近しい人しか呼んでいませんから」
「いや、あのね。私には近しい人なんていないんだよ」
ノアは衝撃を受けたようだ。「僕はなんて身勝手なことを…!」
「はいはい。分かったから」
「モーリア嬢、社交のご経験は?」アランは大仰な身振りで、きらきらしい笑顔を作ってみせた。
「アラン君は手慣れてるみたいだね。私は全然。真っ当なご令嬢をやってれば去年がデヴュタントかな。まあ、そんな気もないし」
「魔術師ダから?」
「そうだね。モーリア家のご令嬢よりも、協会の魔術師の方が性に合う」久しぶりに、聖サティリス王国の美貌の王女を思い出す。「ただ、私は『レベッカ王女のご友人』っていう役割があったから、お目付けで付き添ったことはあるけどね」
それこそ、大国の大舞踏会だ。目の回るような人だかり、贅沢な布の波、目の覚めるような宝飾品の数々…考えてみれば、ご大層な経験をしている。何に物怖じすることがあろうと、そんな心持ちになってくる。
「お目付け…?」
「暴れるからね」
「ヘエ…」好奇心がわき「お噂はこんな辺境でモかねがねなんだけど、婚約者候補をヒンむいたり叩き出したり殺りかけタリって本当なの?」
本日は概ね機嫌よく過ごしてきたノアだったが、ここに至って青白い顔で震え始めた。もちろん、そんなことを気にする二人ではない。
「本当だよ。お目付けはそういう事態への対処の意味もあるからね。私は第一目撃者と言っても過言じゃない」
「大国のお姫様がナンデそんなに粗暴なの?」
「さあ、持って生まれた気質? 婚約者が嫌なのは、男の人が苦手だからだと思う。あと、夢か妄想か知らないけど、いつか王子様が迎えに来てくれると思ってるみたい」
「変なとこだけお姫様ダね」
「嫁に行くつもりがあるなら、今まさに適齢期まっただ中…というか、旬を過ぎようとしてるけど、まあ、王女が一人行かず後家になったくらいで揺らぐような体制でもないからね。あの人はこのまま、夢の世界を貫徹するのかもしれない」
「モーリア嬢の王女評っテだいぶ酷いよね!」
ひっそり付き従っていたノアが、おずおずと手をあげて注意を引く。「あの、もう少しで控室に付きますので…。できれば、楽しんで頂けると嬉しいです」
状況を客観的に見、アランは笑い出した。「確かに、気の利いタ話題じゃなかったね!」
クロエも気を取り直す。ここまで歓迎され、お膳立てをされれば、多少浮ついた気分にもなる。不安そうな面持ちのノアの手を取り、冗談めかして微笑んでみせた。
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