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1*起きたら異世界に来ていた件について
しおりを挟むポタ・・・ポタ・・・
『~~!!~~!!』
顔が濡れて行く様な感覚、誰かに呼ばれている様な…
薄目を開けるととても心配そうに覗き込んでる顔がすぐ近くにあった
「・・・ゆう、じ?」
「お嬢!!!」
私の声を聞いてガバリと抱きしめられる
「え、ちょ、なに!?」
「お、お嬢が…全然・・・目がっ!覚めなくて…うぅっ」
話が見えてこなさすぎて訳がわからないがとりあえず泣きじゃくっている彼を抱きしめかえして背中をさする。見た目よりも柔らかなふわふわとした黒髪に手をやって撫でる。すると大きな目を細めてニッコリと笑ってくれた。
「うっうっ。よか・・・た、生きてて・・・!」
(生きてて?なに?大袈裟…いや、ここはどこ?)
少し冷静になって周りを見渡す
見慣れない部屋、見慣れないベット、いつも隣にいる彼。
「…悠二、何泣いてんの?それに此処…何処?」
ポカンと言う顔をしているのに無駄に美形な彼が口を開く
「お嬢、…覚えてない…んですか?」
「…?何を?」
なにか考える素振りをして肩を掴まれた。
なんか嫌な予感がする。一回悠二が深呼吸をして意を決した様にーーー・・・
「…俺たち・・・・異世界に来たらしいです」
「・・・は?」
アホ丸出しの顔で答えてしまった
「だから、異世界に飛ばされて来たみたいなんです!」
「いやいやいや、悠二、なーに変なこと言って…キャーーーッ」
いきなりお姫様抱っこされて窓のカーテンを開けられ眩しくて目を瞑る
少し光に慣れて来たころにゆっくりと目を開くと。
まるでヨーロッパの様な街並み、でも奥には森があってこの街を囲んでいる様に見える
「・・・キレイ」
「ですね。・・・じゃなくて!お嬢!わかりましたか!?信じてくれました!?」
「確かに来たことはない場所だわ。」
「・・・そしたら、これはどうですか?」
悠二がなにやらコソコソと奥へ行く。帰って来たら手には
「・・トカゲ?」
「違うっ!!おしいけどっ!違いますっ!!竜です!いや、ドラゴン!!ほら、火も吹きます!あちっイテッ」
悠二に向かって小さい火を吹いて抗議している小さいドラゴン?の姿があった
「ほんとだっ!火、吹いてる!すごい!!」
目を輝かせて竜を見ると竜は肩に飛び乗って来た
「あっ!お前!・・・たくっ。で、ですね。本当に、信じられないですけど・・ここは異世界らしいんです。」
急に真剣に言われてポカンとしてしまう
でも、こんな変なことを何回も冗談で言う様な奴ではないことを知っている。
実際、小さいトカゲは火を吹いてるし…などと考えていると
「お嬢は、何処まで覚えてますか?」
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