若頭が異世界でお嬢を溺愛するお話

なーさん

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4*ほんと、心臓に悪いからやめて欲しい

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コンコン

「入れ」

「失礼します。」

綺麗に例をして入って来たのは少し年老いた女の人と焦げ茶色の髪にダークグレーの大きな瞳が印象的な男の人が入ってきた

「彼女は侍女頭のイレーナだ。これから雛殿の世話を一通り任せる。あと、雛殿と悠二殿の護衛は第一騎士団達に任せる。」

「はっ」
ブライアンとノアが声を揃えて返事をする

「雛様、どうぞこれからよろしくお願い致します。お気軽に何なりとお申し付けください。」

侍女のイレーナは穏やかな笑顔を雛に向けて淑女の礼をする

「こちらこそ、よろしくお願いします。」

(とても優しそうな人で良かったぁ。でも、侍女頭って事は相当忙しい人なんじゃない?そんな人にお世話になって大丈夫なのか?)

「悠二殿には侍女ではなく侍従のサミュエルをつける。悠二殿にも少しこれからのことを話しておこうと思うんだが‥‥」

マットに言われて悠二の存在を思い出す

「あ、そう~ですね!呼んできます。」

席を立とうとした時、マットに手で制止された

「ノア、悠二様を呼んでこい」

「はっ」

ノアは小さく頭を下げてドアの方へと向かう

「悠二様、どうぞお入りください。」

ドアを開けて悠二に入るように促す

「‥‥」

無言のまま不貞腐れたような顔をして中に入ってくる悠二と目が合った。
が、すぐに逸らされてしまう。



「悠二殿、先程は大事な雛殿に対して無礼なことをした。申し訳なかった」
マットが真っ直ぐと悠二の目を見て言うが悠二は不貞腐れた顔のままだ

「俺も、カッとなってしまいすみませんでした。‥‥でも、二度としないでください。うぎっ」

ジト目のままマットを見下ろして謝る悠二に思いっきり顎にパンチを入れる

「おまえ!反省してないだろ!?あれは挨拶なんだよ!あ・い・さ・つ!王子様は何も悪いことしてないの!悪いのはあんただけ!過剰反応しすぎなんだよ!」

「だってぇお嬢~俺は免疫のないお嬢のためを‥‥むぐっ」

「余計なことばかり言うお口はココかな?此処なのかな??此処なんだな??」

ブリザードを出して笑顔で悠二の口を鷲掴み思いっきり力を入れる

「す、すびばぜん。もういいまぜん。」

やっとちゃんと謝ってきて仕方ねぇと手を離す
そのやり取りを見て周りはあっけにとられるが最初に口を開いたのはマットだ。

「今日のところはこのくらいにしておこうか。悠二殿、これからのあなたの世話をこのサミュエルが行う。よろしく頼む。あ、そうそう。今度、二人には時間がある時に陛下に会ってもらうと思うからそのつもりで居てくれ。」

そう言ってニッコリと笑う

(王様!?まぁ、お世話になるんだし仕方ないか。)

悠二を見ると訳がわからないと言う顔をして居た

「悠二には後で詳しく話すよ。」

「あ、わかりました。」

「では、雛様、悠二様。お部屋へ案内致します。」
「あ、お願いします!」

イレーナが扉の方へと行くのを見て雛達も後を追う
雛達の後ろには護衛のためにブライアンとノアもついて行く

雛はドアの前に来たところで王子に振り返り一度頭を下げる

「失礼しました!」

マットはまたニッコリと笑って手を振っていた


*****

誰もいなくなったマットの執務室

「メロラ」


本棚の奥の扉からすみれ色の長髪で薄紫の瞳をした男が出てくる

「なんでしょうか。」

「あの二人はどう思う?」

「ん~男の方が少し短絡的で思ったよりも雛様に執着して居そうですね。雛様は聡明でとても可愛らしい見た目とは反して肝が座っていてとても好感が持てました。」

「そうか‥‥」

「殿下、何かなさるつもりですか?」

「まぁ‥‥『今は』何もしないで様子を見よう。」

「‥‥はい。」

「下がれ」

「失礼しました。」


綺麗に一礼をして去って行く

「雛‥‥ね。」










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