若頭が異世界でお嬢を溺愛するお話

なーさん

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16*可愛い男の子って癒しよね

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慌てて講堂に入ってきたのは艶のある真っ白な髪に深い赤の大きな瞳のとても可愛らしい顔立ちをした雛と同じくらいの男の子が手一杯に何かを持って入ってきた

バタバタと走って案の定何もないはずの場所で躓いてこけてしまう。

雛はすかさず男の子のそばまで行って紙を拾うのを手伝ってあげると半べそをかきながら雛にお礼を言う男の子が何故か雛と目が合うと目を逸らしてしまう

( ? )

不思議に思い首を傾げつつも拾い終えて立ち上がり雛はまた悠二の隣に戻る


「あ、遅れて申し訳御座いません、神使様方‥‥。私はこの国の王宮魔術師をしていますレヴィ・ラッセルと申します。」

レヴィは遅れてきたことを涙目で詫びて二つ折りになる勢いで頭を下げる

「そんな、全然待ってませんし大丈夫ですよ?あ、私は雛って言います!宜しくね!」

そう言って雛はレヴィに少し近づいて笑いかける
レヴィがポッと赤くなると雛の後ろを見て見る見る青くなっていくその変化に気づいた

「あ、こっちの目つきの悪いのは悠二って言います。見た目はこんなんだけど本当はいい奴だから怖がらないで大丈夫よ」

雛は悠二を見ながらいたずらっ子の様に笑っている
そんな雛を見て悠二はとても優しそうに笑うのをレヴィ達は意外そうに見ていた


「おほん。そしたら全員揃ったようだ。まずは魔力に着いてと特性についてザッと説明するかの。レヴィ任せたぞ」

師長に言われてレヴィは背筋を伸ばして一歩前に出る

「はい!では、まずは『魔力』についてですが、魔力とは魔術を使う上での原動力となる力のことを言います。この魔力は個人差があり、人によって量が違います。魔力を保持できる限界は生まれながらに決まっていて、限界まで魔力量をあげるとそれ以上は力を使えません。使った魔力は時間の経過とともに戻りますし、ポーションを使うと一定値魔力が回復します。ここまででなにかわからないことはありますか?」

「様は、レベルマックスは個人差があって時間で回復ていうことですよね?」
悠二が簡潔に言って
「よくあるゲーム見たいね。まぁ、言いたいことはわかったわ」
雛が納得する

「そして、この世界には特性というものがあります。火、水、土、光、闇の大きく分けて五種類です。火は土に強くて、水は火に強い、土は水に強くて光は闇に強い。逆に闇も光に強いので光と闇は相殺という様になります。だいたいの人は、火、水、土の魔法をよく使います。光と闇は使える人が特に少なくて自由自在に使えるのはこの国でたったの5人程と言われているくらいです。その人それぞれに特性があり、その特性以外にも使えなくはないですが持続時間も使える魔法の種類も少ないとされています。稀に全属性を持った者が居たりしますが現在、我が国には今は一人も居ません。」

「ふんふん。」

真剣に雛が頷いていて横目で雛のことを見ていた悠二は笑いそうになってしまう。

(お嬢、めちゃくちゃワクワクしてんな。くく)

「とまぁ、この世界の魔法のことをザッと説明しましたが、今日、これから見るのは雛様と悠二様の魔力があるかどうか、そして魔力があるならどの属性になるのかですね。」

「わー!魔法使えればいいなぁ~♪そしたら映画で見た様に空飛べるかね!?」
両手を畝の前で合わせてキラキラした顔で空を飛んでいる自分を想像する

「空を飛ぶのは、とても魔力を消費するから僅かな人しかできない事ですが‥‥出来なくはないですね。」

そういってレヴィが困った様に笑うと後ろで師長が咳払いをした

「では、早速見ていくかの。ほら、レヴィ、用意しろ」

「はい!」

師長に指示されて持ってきてた大きい紙を床に敷いていく

「これはなんですか?」

不思議そうにブライアンに聞くと

「これは、人の魔力を観れる様にする魔法陣です。とても複雑な物で何重にも魔法陣を書かないといけないのでこうやって特殊な紙に書いてすぐに出せる様にしているんです」

「そうなんですねぇ~難しそう」

「一般的には、魔法陣を書いて、詠唱して魔法を発動させるんです。よく使う日常的な魔法だったり、本当にすごく簡単な魔法は事前に魔法陣を描いておいて無詠唱にしたりも出来ます。」

「詠唱とか‥‥覚えるの大変そうですね」

「ん~魔法を使う時、頭の中に詠唱が浮かんでくるので覚えるっていうよりも心に従って無心で詠唱すればいいのでだいたいは大丈夫ですよ。なんとかなります」

そういって親指を立てて綺麗な唇を弧に歪める様はとても絵になるな。と雛は心の中で思った


「ふふふ。まぁ、そもそも魔力がなかったら元も子もないですけどね~」

「なんか、お嬢にはとんでもない力がありそうな気がしますから大丈夫ですよ!」

「確かに。でも、悠二様もとんでもない力がありそうですけどね」


3人で雑談していると準備が終わったのかレヴィが話しかけてきた。


「お待たせしました!準備ができましたので、こちらの椅子に一人づつ座ってください!」


魔法陣の真ん中に置かれた椅子に行くように促されて雛と悠二は顔を見合わせる

「どっちが先に行く?」

「ここは、レディファーストでお嬢が‥‥」

「え!?私は悠二の様子を見てからがいいから二番目で!」

「えぇ~素直!じゃぁ、じゃんけんで決めましょ!!」

「そ、そうね。そしたら公平だからね。うん」

最初はグー!!
ジャンケン‥‥


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