若頭が異世界でお嬢を溺愛するお話

なーさん

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22*顔から火が出るって凄いよね

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「ん~今だから言えるんですけど、私の実家は結構古い家で冬とか寒いんですね。だからコタツはマストアイテムなんです!」

「コタツ?」

「あ、コタツ知らないか‥‥えっと、机に布団が掛かってるようなやつです、布団の中がとても暖かくなる暖房器具なんです!!とてもぬくぬくして気持ちいいんですよ~!」

「へぇ!この国も冬は結構雪も降って寒くなるからそう言うのがあるといいわね!」

「でもね、そのコタツって難点もあって。」

「難点?」

「コタツの中は匂いがこもりやすいの!だから、コタツの中でオナラなんかすると本当に悲惨なくらいずっと臭いの!」

「あはは!やだぁ!あ、もしかして?」

「そう、去年の冬に自分の部屋だし誰も来る予定ないしって普通にオナラしたらずっと臭くて。でも窓開けたら寒いでしょう?自分だけだからって換気もしないで我慢してたの。だって、自分のオナラってそんなに気にならないじゃない?それでもコタツの中が臭いからお布団をパフパフしてコタツの中は換気したの。まぁ、案の定部屋中が臭くなるわけよ。それでも一人だしって思ってたらね?最悪なことに部屋に虫が出てね?叫んじゃったの‥‥」

「あら~‥‥」

「お爺ちゃんも若い衆も勿論、悠二が一番に部屋に来ちゃってさ‥‥虫よりも臭いよね。暖かい部屋にもわ~んってオナラの匂いが充満しているんだもの。言い訳出来ないくらいにね。みんな固まってたわ。お夕飯はお肉だったから臭くてね。とりあえず悠二が虫を退治してくれたけど他のは急いで部屋から出て行ったわ。もー恥ずかしくて恥ずかしくて!!悠二なんて、『大丈夫っす。俺のが臭いから!』なんて変な慰めするのよ!?本当に、顔から火が出るってあのことだと思うわ。」

遠い目をしながら雛は語った。
オナラなんか仕方ないじゃん?人間だもの。

「ぷくくくくく、あはははは!それは恥ずかしいわね~~!あはは」

可愛い顔で大爆笑している。
お姫様はそんなお下品なエピソードないでしょうけど‥‥

「まぁ、時間が経っても未だにたまにいじられるけどね。これが今一番恥ずかしかった話!」

「あ~~こんなに笑ったのいつぶりだろ。ほんと‥‥ふふふ」

「笑いすぎだよ!?でも、コタツ作るならぜっったい一度は経験すると思うから気をつけてね。日本人のコタツを持っている人の殆どはコタツでオナラの経験は絶対あると思うから!」

「雛様、可愛いから余計にね、」

「か、可愛いとか!言われたことないし!!可愛いのはレミー王女だよ?とっても可愛い!庇護欲掻き立てると言うか‥‥とても素敵だなって初めて見たときに思った!」

「あ、ありがとう‥‥」

やだ、照れ顔も可愛い!
私が男なら絶対惚れてたわ!




「じゃぁ、私の取って置きの恥ずかしい話聞いたんだから次はレミー王女の番!」

「あ、あ~~‥‥そうね、わかったわ。昨日泣いてたのはね、婚約者が‥‥決まったの」

「うんうん。」

「でもね、私ね‥‥」

「別に好きな人がいる?」

雛がズバッと言うと途端に真っ赤になるレミーはとっても可愛いくて仕方ない

「あ、当たりだ!?」

「好きって言うか、気になるって言うか‥‥でも、相手にされてないし‥‥あっちはただの護衛対象としか思ってないだろうし‥‥」

「あ、騎士さんなんだ?」

「え!?あ、あ~‥‥うん。」

「きゃー!!え、誰々!?私も知ってる人!?会ったことあるかな!?」

「えっと‥‥多分、ある‥‥。私の、近衛騎士だから‥‥」

「あ、じゃあ今ドアに立ってるかな?」

「え?そうね、いると思うわ。」

「ちょっと見て来る!」

「え!?やめて!」

「バレないようにちょっとだけだから~」

「す、少しだけよ?」

二人して忍び足でドアの前まで行って少しだけ扉を開ける
扉の前には二人の騎士が居た

「どっち?」

「左の、髪が短いカーキ色の髪の方‥‥」

「あーかっこいいじゃん!歳は?」

「私と同じ18歳」

「そうなんだ~結構大人っぽく見えるね!」

コソコソと話して騎士を観察していると急にドアが開く

「「わぁあ!!」」

ドテっ

二人で雪崩のようにその場に崩れてしまう

「お二人とも‥‥そこで何を?」

慌てて立ち上がりレミー王女がキッと睨んで苦情を言う

「キース!急にドアを開けたら危ないじゃない!」

「レミー様達がコソコソとなにか話してるからじゃないですか」

「あ!たし達は!別に、なにも‥‥」

しどろもどろになってキースを見れないレミー王女が涙目で助けを求めて来るから慌てて話題を探す

「あ、お二人は結構長い付き合いなんですか?」

「そうですね。レミー様とは5つくらいの時からの付き合いですかね?母親同士が仲が良くてよく茶会に呼ばれて遊んでたんですよね」

キースはその頃のことを思い出しているのか目を細めてレミーを見ている

(おや?これは結構いけるんじゃないのか?)

「そうね、もうそんな前なのね‥‥」

「あの頃のレミー様はとってもお転婆で良く泣くくせに高いところ登ろうとしたり本当に大変でしたよね」

「そっそんなことない!キースが良く虫だの蛇だの持って来て私のこと泣かしてたんでしょう!?」

「あはは。そうでしたっけ?覚えてないなぁ~」

雛は二人が眩しく感じた
多分、二人は両想いなのに別の人と婚約なんて‥‥
ううん、そんなのダメよ!絶対にダメ!幸せを手放すなんて絶対にダメ!!

「レミー王女!あたし、協力します!だから、作戦練りましょう!!」

急に雛が大きい声で決意表明するもんだからレミーはポカンとしてしまう

「キースさん、絶対、手放しちゃダメですよ。後で絶対に後悔します。」

キースもいきなり脈絡なく言われてポカンとする

「では、レミー王女、部屋に戻って作戦会議です!!」

そう言って雛はレミーの腕をとって部屋に入って行った

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