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第5話 大喜びする3人と、2人に生まれ始める不安 ニネット視点(1)
「おおっ、上手くいったか……っ。おめでとう、ニネット……!」
「よかったわね……っ。おめでとう、ニネット……っ」
一生忘れられない出来事から、およそ3時間後。お屋敷に戻ったわたくしは食堂でお父様とお母様に囲まれ、祝福されながら楽しくケーキを食べていました。
ふふふふふっ。2人とも恋の成就を確信していて、こっそりお祝いを用意してくださっていましたの。
「ニネットが本気になれば、一夜にして恋人になれるとは思っていたのだよ……っ。だが、それを上回るとはな。さすがは我が娘だ……!」
「まさか、結婚を前提とした交際が始まっているだなんて。ニネットはいつも、わたし達の予想を超えてしまうわね……っ」
嬉しいことにエドモン様は、わたくししか見えていない。わたくしは、エドモン様しかあり得ない。
それによってあのあと、わたくし達の関係は更に発展。こういった間柄になっていて――。うふふふふふふ。エドモン様がデザインをしてくださるエンゲージリングが完成し次第、婚約者となることまで決まっていますの……っ。
「アンジェリーヌはこれまで何度も会っていたのに、婚約の約束をしてはいなかったようだ。僅か1度の接触で上回るとは、やはりニネットは違うな……!」
「ええ、あなた。アンジェリーヌも改めて、差を痛感しているでしょうね」
お姉様はお屋敷に戻ってすぐ、部屋に籠りましたの。
わたくしに奪われてしまった上に、女の魅力的にも負けてしまった。悔しくて悔しくて、今頃メソメソ泣いているのでしょうねぇ。
「ふふふっ。生意気にコソコソ付き合うから、こんな未来になってしまうんですわ。哀れなお姉様」
お父様とお母様と一緒に嗤い、生クリームたっぷりのケーキと最高級のベルガモットを味わう。そうして1時間程度わたくしの祝賀会を満喫し、そうそうっ。うっかり、大事なお話を忘れてしまっていましたわ。
「お父様お母様。交際と婚約の報告は、明日の午後5時から行うことになりましたわ」
この国では貴族同士がそういった仲になった場合は、2人一緒に親に報告を行うという決まりがありますものね。そこのスケジュールも、しっかり決めていましたの。
「……ご、5時……? しかも明日……? えらく急で、報告をするには遅い時間帯だな……」
「明後日からエドモン様はお忙しくって、こちらになりましたの。5時なのは、夕方まで別件の用事があるそうですわ」
「そ、そうか……。こちらの都合も考慮していただきたかったが、仕方がないな。では少々明日のスケジュールを前倒しして、歓迎の準備をする時間を確保――」
「お父様、お母様も。歓迎の準備は必要ありませんわよ。わたくし達が、エドモン様のもとへ伺うのですから」
もう一つお伝えし忘れていたことを、告げました。そうすると、あら?
「「え!? なんだって(なんですって!?)」
お父様とお母様は唖然となって、揃って身を乗り出してきたのでした。
??? そんなにも驚いて、どうしたのかしら……?
「よかったわね……っ。おめでとう、ニネット……っ」
一生忘れられない出来事から、およそ3時間後。お屋敷に戻ったわたくしは食堂でお父様とお母様に囲まれ、祝福されながら楽しくケーキを食べていました。
ふふふふふっ。2人とも恋の成就を確信していて、こっそりお祝いを用意してくださっていましたの。
「ニネットが本気になれば、一夜にして恋人になれるとは思っていたのだよ……っ。だが、それを上回るとはな。さすがは我が娘だ……!」
「まさか、結婚を前提とした交際が始まっているだなんて。ニネットはいつも、わたし達の予想を超えてしまうわね……っ」
嬉しいことにエドモン様は、わたくししか見えていない。わたくしは、エドモン様しかあり得ない。
それによってあのあと、わたくし達の関係は更に発展。こういった間柄になっていて――。うふふふふふふ。エドモン様がデザインをしてくださるエンゲージリングが完成し次第、婚約者となることまで決まっていますの……っ。
「アンジェリーヌはこれまで何度も会っていたのに、婚約の約束をしてはいなかったようだ。僅か1度の接触で上回るとは、やはりニネットは違うな……!」
「ええ、あなた。アンジェリーヌも改めて、差を痛感しているでしょうね」
お姉様はお屋敷に戻ってすぐ、部屋に籠りましたの。
わたくしに奪われてしまった上に、女の魅力的にも負けてしまった。悔しくて悔しくて、今頃メソメソ泣いているのでしょうねぇ。
「ふふふっ。生意気にコソコソ付き合うから、こんな未来になってしまうんですわ。哀れなお姉様」
お父様とお母様と一緒に嗤い、生クリームたっぷりのケーキと最高級のベルガモットを味わう。そうして1時間程度わたくしの祝賀会を満喫し、そうそうっ。うっかり、大事なお話を忘れてしまっていましたわ。
「お父様お母様。交際と婚約の報告は、明日の午後5時から行うことになりましたわ」
この国では貴族同士がそういった仲になった場合は、2人一緒に親に報告を行うという決まりがありますものね。そこのスケジュールも、しっかり決めていましたの。
「……ご、5時……? しかも明日……? えらく急で、報告をするには遅い時間帯だな……」
「明後日からエドモン様はお忙しくって、こちらになりましたの。5時なのは、夕方まで別件の用事があるそうですわ」
「そ、そうか……。こちらの都合も考慮していただきたかったが、仕方がないな。では少々明日のスケジュールを前倒しして、歓迎の準備をする時間を確保――」
「お父様、お母様も。歓迎の準備は必要ありませんわよ。わたくし達が、エドモン様のもとへ伺うのですから」
もう一つお伝えし忘れていたことを、告げました。そうすると、あら?
「「え!? なんだって(なんですって!?)」
お父様とお母様は唖然となって、揃って身を乗り出してきたのでした。
??? そんなにも驚いて、どうしたのかしら……?
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