婚約者と幼馴染が浮気をしていたので、チクチク攻撃しながら反撃することにしました

柚木ゆず

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第18話 13日目  こうなったら、せめて自分だけでも……! カーラ視点(1)

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((証拠が揃い過ぎている……。いくら反論しても、減刑は無理だわ……))

 十数枚の写真と、録音された沢山の声。あれらのせいで、どう足掻いても言い分は通らない。
 裁判長の言い分で、そう思い知らされた……。

((……だけど……。諦めるワケには、いかないわ……))

 お父様とお母様は激怒していて、わたくしはこのあと縁を切られてしまう。所有するものが何もなくなり、1億ルビラを強制的な労働によって作らなければならなくなってしまう。

((……返済の方法が、そんな方法だったら……。解放されるのは、何十年後……))

 自由になれる頃には多くの時間が過ぎ去っていて、人生が台無しになる。そんな頃から再出発しようとしても、まともな人生は送れなくなってしまう……。

((そんなのは、嫌……!))

 わたくしは、人生を楽しむために生まれてきたんだもの……っ! こんなちょっとした・・・・・・出来心で、台無しになっていいはずがないわ……っっ!

((……どうしたら……。罪を…………慰謝料を、減らせる……?))

 証拠に関して、反論するのは無理。じゃあ、どうしたらいいの……?

((この状況だったら、泣き落としだって不可能……。反省していますって繰り返しても、減りはしない……))

 この法廷は、更生を信じない冷たい人間・・・・・・・・・・・・の集まり。だから×。

((言い訳も反省も、無意味となると……。他には……。他には…………。他には……………………))

 大急ぎで考えている、そんな時だった。

(っ。……っ。…………………………っ)

 隣にいるエドゥが、顔をしかめていることに気が付いた。

(…………っ。……………………っっ。……………………っっっ)

 彼も、どうにか抗おうとしている。そんな姿に勇気と力を貰って、それが理由なのかもしれない。


 名案が閃いた。


((……………………ごめんね、エドゥ))

 どうしても、早く解放されたいの。だから、愛する人の我が儘を許してね?
 心の中で謝ったわたくしは、ゆっくりと顔を上げて――

「裁判長、ソフィー、マリユ様、お父様お母様。実を言いますとわたくしはこの男、エドゥアルに気に入られて脅迫をされていたんです。交際しないとソフィーを酷い目に遭わせると、幼馴染を人質に取られていたんです」

 ――減刑を勝ち取るために、動き出した。

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