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第19話 解決の後に、伝えたい言葉
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「ソフィーさん。お疲れ様でした」
閉廷後。裁判所内の廊下で、おじさん、おばさん、おじ様、おば様――カーラとエドゥアルの両親から謝罪を受け、私も数々の内緒にしていた出来事を謝罪。そうして今後も引き続き良い関係を続けていくことになり、4人とお別れをした直後のことでした。
きっと、タイミングを計ってくれていたんだと思う。お父様や裁判関係者の方とのお話しをされていたマリユ様が、戻ってこられた。
「彼らは即日収監され、時間の都合で明日から強制労働が始まる。そして今日刑が確定した事により、あの婚約は白紙となった。ようやく、終わったね」
「はい。マリユさんが手を差し伸べてくださったおかげで、全ての問題が解決しました。本当に、ありがとうございました」
私一人の力ではここまで来れなかったし、そもそも浮気に気付けなかった。
知らないまま、関係を続けていたら――。想像するだけでも、恐ろしい。
あの日声をかけてくださり、ありがとうございました。救ってくださり、ありがとうございました。
「今こうしていられるのは、マリユさんがずっと近くに居てくださっていたからです。なので、そのお礼をしたないなと思っていて。明日は――明日から6日間は確か、ずっとお仕事があるんでしたよね?」
「うん。大公閣下との会食などがあって、来週まで慌ただしくなっているんだよ」
昨日の夜にアリス様が『今週中に片が付いてよかった』と、そういった風なことを仰っていた。思っていた通り、当分はお忙しいみたい。
「でしたら、1週間後の夕方。できれば午後の4時20分頃に、私のお部屋にいらしてくださいませんか?」
この時期なら、その時間が一番。2つのお礼をしたいので、お時間をいただけませんか?
「このお手伝いは自分の意思で、お礼は不要なのだけれど――お断りするのは、却って失礼に当たるね。その時間に伺うよ」
「ありがとうございます……っ。大したものではないと思うんですけど、私にとっては特別なものなんです。その日は、よろしくお願いします」
両手を前で揃えてお辞儀を行い、もっとお喋りをしていたいところだけど――。私は原告。この件に関することで色々な書類にサインをしたり、改めて確認をしたりすることがあるため、今日はここでお別れ。
「ソフィー、行こうか。……マリユ・ジョンピス様、数々のご助力痛み入ります」
「マリユさん、行ってきます。そして1週間後、お待ちしています」
「必ず、午後4時20分に伺うよ。いってらっしゃい、ソフィーさん」
戻ってきたお父様に頷き、マリユさんとは手を振り合って、一旦のさようなら。そうして私は浮気に関するものを全て処理して、その後家に戻ったらすぐに、別の作業の始まり。お礼その1に関することを、あれこれ考え始めたのでした。
そして――。
それが終わると、お礼とは別のことを考え始めて。私は翌日、お父様の書斎を訪ねることにしたのでした。
閉廷後。裁判所内の廊下で、おじさん、おばさん、おじ様、おば様――カーラとエドゥアルの両親から謝罪を受け、私も数々の内緒にしていた出来事を謝罪。そうして今後も引き続き良い関係を続けていくことになり、4人とお別れをした直後のことでした。
きっと、タイミングを計ってくれていたんだと思う。お父様や裁判関係者の方とのお話しをされていたマリユ様が、戻ってこられた。
「彼らは即日収監され、時間の都合で明日から強制労働が始まる。そして今日刑が確定した事により、あの婚約は白紙となった。ようやく、終わったね」
「はい。マリユさんが手を差し伸べてくださったおかげで、全ての問題が解決しました。本当に、ありがとうございました」
私一人の力ではここまで来れなかったし、そもそも浮気に気付けなかった。
知らないまま、関係を続けていたら――。想像するだけでも、恐ろしい。
あの日声をかけてくださり、ありがとうございました。救ってくださり、ありがとうございました。
「今こうしていられるのは、マリユさんがずっと近くに居てくださっていたからです。なので、そのお礼をしたないなと思っていて。明日は――明日から6日間は確か、ずっとお仕事があるんでしたよね?」
「うん。大公閣下との会食などがあって、来週まで慌ただしくなっているんだよ」
昨日の夜にアリス様が『今週中に片が付いてよかった』と、そういった風なことを仰っていた。思っていた通り、当分はお忙しいみたい。
「でしたら、1週間後の夕方。できれば午後の4時20分頃に、私のお部屋にいらしてくださいませんか?」
この時期なら、その時間が一番。2つのお礼をしたいので、お時間をいただけませんか?
「このお手伝いは自分の意思で、お礼は不要なのだけれど――お断りするのは、却って失礼に当たるね。その時間に伺うよ」
「ありがとうございます……っ。大したものではないと思うんですけど、私にとっては特別なものなんです。その日は、よろしくお願いします」
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「必ず、午後4時20分に伺うよ。いってらっしゃい、ソフィーさん」
戻ってきたお父様に頷き、マリユさんとは手を振り合って、一旦のさようなら。そうして私は浮気に関するものを全て処理して、その後家に戻ったらすぐに、別の作業の始まり。お礼その1に関することを、あれこれ考え始めたのでした。
そして――。
それが終わると、お礼とは別のことを考え始めて。私は翌日、お父様の書斎を訪ねることにしたのでした。
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