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第2話 学院を去ったあと~屋敷内での出来事~ ノエル視点(2)
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「マランお父様、ルシールお母様。お父様とお母様が縁談を強引に進めたことによって、大変なことになってしまいましたね?」
コネクションが消えてしまった! おまけに慰謝料も入らない! そんな風に呻いている二人に向けて、私はニッコリと微笑んで見せた。
「『このままではいずれ、大変なことになってしまう』。あのころ私は何度も、そう口にしていましたよね? その通りに、なってしまいましたね?」
「わっ、笑いごとではない!! お前は今の状況が分かっているのかっ!? これがどういうことなのかっ、分かっているのか!?」
「ええ、理解しておりますよ。大勢の前で悪事を明らかにされた上で婚約を破棄されてしまい、あまつさえ学院を卒業できなかった――学院始まって以来の退学者となった、問題児。そちらがラーデルン家に誕生することになりました」
私が経験したことなのだから、私が一番理解をしている。悪い意味で国一番の有名人に、なってしまった。
「マランお父様、ルシールお母様、残念でしたね。こんな女に、良いお話が来るはずはありません。貴方がたの道具は、役に立たなくなってしまいましたね?」
「っっ、ノエル!! 貴様……!!」
「貴方という子は……!! この恩知らずがぁ……っ!!」
お二人は弾け飛びそうなほどに青筋を立てて、目を剥く。そうしてはっきりと怒りを表したお父様とお母様は、仲良く私を指さしてきた。
「悪びれないどころか親を煽るなど言語道断だ!! もう許さんぞ!! この瞬間を以て親子の縁を切る!! ここから出ていけ!!」
「生意気な疫病神なんて要らないわ!! お前は今日から他人っ、醜い平民よ!! 当然っ、何も持たせてあげないわよ!! 路頭に迷い野垂れ死ぬといいわ!!」
「承知いたしました。……今まで良い思い出は殆どありませんが、一応お伝えしておきましょうか。お父様お母様、これまでお世話になりました。ありがとうございました」
元々貴族籍を手放して出ていくつもりだったので、追い出されても身分を失っても痛くもかゆくもない。そのため余裕たっぷりでカーテ・シー行い、そうして私はお二人から醜い怒声を――人様にはお聞かせできない程に酷いものを浴びながらお屋敷を去り、
「ノエルお嬢様、おめでとうございました。お気をつけて」
「……今私がこうしていられるのは、貴方のおかげよ。ありがとう」
門の傍で、小さな袋を――事前に用意していた移動費とウィッグが入った袋をミリアから受け取り、しっかりと感謝を伝えて歩き出す。
まずは北を目指して進み、そこで辻馬車に乗って――
コネクションが消えてしまった! おまけに慰謝料も入らない! そんな風に呻いている二人に向けて、私はニッコリと微笑んで見せた。
「『このままではいずれ、大変なことになってしまう』。あのころ私は何度も、そう口にしていましたよね? その通りに、なってしまいましたね?」
「わっ、笑いごとではない!! お前は今の状況が分かっているのかっ!? これがどういうことなのかっ、分かっているのか!?」
「ええ、理解しておりますよ。大勢の前で悪事を明らかにされた上で婚約を破棄されてしまい、あまつさえ学院を卒業できなかった――学院始まって以来の退学者となった、問題児。そちらがラーデルン家に誕生することになりました」
私が経験したことなのだから、私が一番理解をしている。悪い意味で国一番の有名人に、なってしまった。
「マランお父様、ルシールお母様、残念でしたね。こんな女に、良いお話が来るはずはありません。貴方がたの道具は、役に立たなくなってしまいましたね?」
「っっ、ノエル!! 貴様……!!」
「貴方という子は……!! この恩知らずがぁ……っ!!」
お二人は弾け飛びそうなほどに青筋を立てて、目を剥く。そうしてはっきりと怒りを表したお父様とお母様は、仲良く私を指さしてきた。
「悪びれないどころか親を煽るなど言語道断だ!! もう許さんぞ!! この瞬間を以て親子の縁を切る!! ここから出ていけ!!」
「生意気な疫病神なんて要らないわ!! お前は今日から他人っ、醜い平民よ!! 当然っ、何も持たせてあげないわよ!! 路頭に迷い野垂れ死ぬといいわ!!」
「承知いたしました。……今まで良い思い出は殆どありませんが、一応お伝えしておきましょうか。お父様お母様、これまでお世話になりました。ありがとうございました」
元々貴族籍を手放して出ていくつもりだったので、追い出されても身分を失っても痛くもかゆくもない。そのため余裕たっぷりでカーテ・シー行い、そうして私はお二人から醜い怒声を――人様にはお聞かせできない程に酷いものを浴びながらお屋敷を去り、
「ノエルお嬢様、おめでとうございました。お気をつけて」
「……今私がこうしていられるのは、貴方のおかげよ。ありがとう」
門の傍で、小さな袋を――事前に用意していた移動費とウィッグが入った袋をミリアから受け取り、しっかりと感謝を伝えて歩き出す。
まずは北を目指して進み、そこで辻馬車に乗って――
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