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13 あたし達が、解決? (1)
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「……ごめんなさい。少し休ませて頂戴」
トラヒコくんの、心の中に入ってすぐ。
モミジちゃんがその場に、ぺたりと座り込んだ。
「手すりから滑り落ちそうになったのを見て、頭が真っ白になってしまったの。そのせいで何もできず、おまけにこうして時間を取らせて……。情けないわ」
「ううん、そんなコトないよっ。あたしだって『自分がやらなきゃ』って思ったんじゃなくって、勝手に身体が動いただけだもん」
気が付いたら、走り出してた。
あたしも同じようなものだよ。
「それにね。そうなる前にモミジちゃんがれーせーに分析してくれてたから、あたしも落ち着けてて、あーできたんだと思うの」
「……陽上、さん……」
「だからね、モミジちゃんは全然情けなくなんかない。しっっっっかり、しーっっっかり活躍できてるんだよっ」
冷たくなってる両手をきゅっと握って、ニコッ。お顔を覗き込んで笑った。
「あたしたちはお友達で、お友達にてきとーなコトは言わないよ。信じてほしーな」
「…………ええ、そうよね。…………貴方はこういう時に、嘘をつくような人ではないもの…………」
「んや? 後の方が聞こえなかったけど、なんて言ったのかな?」
「…………なんでもないわ。随分楽になったから、笹本虎彦さんに会いに行きましょう。今回は彼について調査しなくても、説得をできるはずだから」
モミジちゃんは首を振って、ゆっくり立ち上がる。
でもでも、休みはじめてちょっとしか経ってない。大丈夫、なのかな?
「ねーね。も少しここにいた方が、いーんじゃないかな?」
「本当に、平気よ。ありがとう陽上さん」
「そ、そー? そー、なの?」
「ええ、行きましょう。映画館への道は、こちらね」
トラヒコくんは、映画を観たあとでああなった。
だからいるのは映画館で、あたしたちはそこまで移動。豪華で綺麗な廊下を進んで大きな扉を開けると、たくさんお席があって、中央の辺りにトラヒコくんが座ってた。
「トラヒコくん、こんにちは。あたしたちは――」
「ごめんなさい。僕が迷惑をかけてしまいました」
ご挨拶をしていたら、九十度のお辞儀をされちゃった。
んにゃ? どーしてそのコトを知って――ぁそっか。あっちの性格と違って、本物さんは外の出来事がわかるんだったね。
トラヒコくんの、心の中に入ってすぐ。
モミジちゃんがその場に、ぺたりと座り込んだ。
「手すりから滑り落ちそうになったのを見て、頭が真っ白になってしまったの。そのせいで何もできず、おまけにこうして時間を取らせて……。情けないわ」
「ううん、そんなコトないよっ。あたしだって『自分がやらなきゃ』って思ったんじゃなくって、勝手に身体が動いただけだもん」
気が付いたら、走り出してた。
あたしも同じようなものだよ。
「それにね。そうなる前にモミジちゃんがれーせーに分析してくれてたから、あたしも落ち着けてて、あーできたんだと思うの」
「……陽上、さん……」
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冷たくなってる両手をきゅっと握って、ニコッ。お顔を覗き込んで笑った。
「あたしたちはお友達で、お友達にてきとーなコトは言わないよ。信じてほしーな」
「…………ええ、そうよね。…………貴方はこういう時に、嘘をつくような人ではないもの…………」
「んや? 後の方が聞こえなかったけど、なんて言ったのかな?」
「…………なんでもないわ。随分楽になったから、笹本虎彦さんに会いに行きましょう。今回は彼について調査しなくても、説得をできるはずだから」
モミジちゃんは首を振って、ゆっくり立ち上がる。
でもでも、休みはじめてちょっとしか経ってない。大丈夫、なのかな?
「ねーね。も少しここにいた方が、いーんじゃないかな?」
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