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第13話 2人のその後 ベンジャマン視点
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「こうして二人きりでお話しするのは、久しぶりですね。初めてお会いした時からずっと、誰の目も気にせずお喋りをしたいと思っていました」
大事件が幕を閉じてから5日後。レティアズ家がある程度落ち着きを取り戻したため、ようやく希望が叶うことになった。
――分かる。隠し事が下手で、自より他を優先しがちで、人のためなら損得勘定抜きで動けてしまう人なんだろうな――。
人として尊敬する、祖母と同じ性質を持つ方。きっと素晴らしい方なのだろう。
そんな思いがあり、『もっと知りたい』『もっと関わらせていただきたい』と考えていて――思った通り、だった。
「わたし、決めたんです。見る目を磨こうって」
「それは――。やはり」
「はい。……わたしが気付けていたらマティルドは違う人生を歩めていたでしょうし、アンナが傷つくこともありませんでした。第二のマティルドやアンナが誕生しないように、色々な形で経験を積もうと思っています」
あんなことがあって、更には辛い軟禁生活を強いられたというのに。止められなかったことを後悔し、自分の身ではなく他を守るために決意をされたり。
「…………。………………っ!? ごめんなさいっ。ウトウトしてしまっていました!」
「いえいえ、構いませんよ。最近お疲れですか?」
「あ、えっと。ちょっと、夜更かしをしてしまいまして……。本当にすみませんでした」
表向きには長期療養という形で、突然次女が消えた。卿曰くエレノオール様は睡眠時間を削ってその穴埋めをされていたそうで、貴族関係だけではなく領民との交流なども2人分行われていた。
そう仰ってくれたらいいのに――きっと、理由がどうであれ僕に迷惑をかけてはいけなかった、と思われたのだろう。自分のせいだと偽って謝罪をなされたり。
「うぇーん! うぇーん! うぇーん!!」
「どうして泣いているのかな? お姉ちゃんがお手伝いできるかもしれないから、教えて欲しいな?」
「……ぐす……。あのね……。ママが、いなくなっちゃったの……!」
「そっか。じゃあ、一緒に探そうっか。お姉ちゃんちょうどお暇で、お時間はたっぷりあるんだ」(ごめんなさいベンジャマン様。少しお時間をいただきます)
『ルードランド祭』――豊作を願うパレードが有名なお祭りを、一緒に観に行った際のこと。泣いている男の子に気付くやすぐに駆け寄り、相手を気遣いながら助けてあげたり。
お会いするたびにエレノオール様の素敵な部分を沢山知ることになり、時間に比例してますますエレノオール様という方を人として尊敬するようになって――。
だから、なのだろう。
「エレノオール様。貴女と婚約できたこと、心から嬉しく思います」
やがて、異性としての好意を抱くようになったのだった。
大事件が幕を閉じてから5日後。レティアズ家がある程度落ち着きを取り戻したため、ようやく希望が叶うことになった。
――分かる。隠し事が下手で、自より他を優先しがちで、人のためなら損得勘定抜きで動けてしまう人なんだろうな――。
人として尊敬する、祖母と同じ性質を持つ方。きっと素晴らしい方なのだろう。
そんな思いがあり、『もっと知りたい』『もっと関わらせていただきたい』と考えていて――思った通り、だった。
「わたし、決めたんです。見る目を磨こうって」
「それは――。やはり」
「はい。……わたしが気付けていたらマティルドは違う人生を歩めていたでしょうし、アンナが傷つくこともありませんでした。第二のマティルドやアンナが誕生しないように、色々な形で経験を積もうと思っています」
あんなことがあって、更には辛い軟禁生活を強いられたというのに。止められなかったことを後悔し、自分の身ではなく他を守るために決意をされたり。
「…………。………………っ!? ごめんなさいっ。ウトウトしてしまっていました!」
「いえいえ、構いませんよ。最近お疲れですか?」
「あ、えっと。ちょっと、夜更かしをしてしまいまして……。本当にすみませんでした」
表向きには長期療養という形で、突然次女が消えた。卿曰くエレノオール様は睡眠時間を削ってその穴埋めをされていたそうで、貴族関係だけではなく領民との交流なども2人分行われていた。
そう仰ってくれたらいいのに――きっと、理由がどうであれ僕に迷惑をかけてはいけなかった、と思われたのだろう。自分のせいだと偽って謝罪をなされたり。
「うぇーん! うぇーん! うぇーん!!」
「どうして泣いているのかな? お姉ちゃんがお手伝いできるかもしれないから、教えて欲しいな?」
「……ぐす……。あのね……。ママが、いなくなっちゃったの……!」
「そっか。じゃあ、一緒に探そうっか。お姉ちゃんちょうどお暇で、お時間はたっぷりあるんだ」(ごめんなさいベンジャマン様。少しお時間をいただきます)
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お会いするたびにエレノオール様の素敵な部分を沢山知ることになり、時間に比例してますますエレノオール様という方を人として尊敬するようになって――。
だから、なのだろう。
「エレノオール様。貴女と婚約できたこと、心から嬉しく思います」
やがて、異性としての好意を抱くようになったのだった。
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