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番外編 ファニーのその後 俯瞰視点(3)
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「……助かるよ。このご恩は一生忘れません」
「そんな、大したことではありませんよっ。急いでご用意いたしますね!」
保管してある金庫から私物――ジョルロアからもらった指輪やイヤリングを取り出し、
「もう一つ、すまない。お金は大いに越したことはなくてね、今までプレゼントしたものもお借りしていいかな? 無論こちらに関しても借用書を用意するし、すべて必ず後日お返しするから」
((これらの合計金額も……許容範囲ね))「同じく承知しました」
同様の理由で保管していた指輪やネックレスやブレスレットを取り出し、渡す。これを明日ルゾートが現金に換え、5000万ザックス+αを調達することになります。
「あ、ごめんファニー。今日のプレゼントは受け取らないでおくよ」
「え? どうして、ですか?」
「一昨日は、レオンくんの誕生日だったでしょう? 君が特に頑張った日で、そのお祝いと敬意を表して渡したものなんだ。……借りながら、こんなことを言うのはおかしいのだけど……。それだけはどうしても、持っておいて欲しいんだよ」
「ルゾートさん……! はいっ、承知しましたっ。こちらは大事に持っておきますね」
たった50万で敬意とか、笑っちゃうわ――。いずれ、ちゃんとしたものを買わせないとね――。
ここでもファニーは心の中とは真逆の反応を見せ、夜も更けてきたためルゾートは帰ることとなりました。
「明日は夕方から隣国に行かないといけなくて、次に会えるのは10日後になる。君のためにも、頑張ってくるよ」
「お気をつけて……! いってらっしゃいませ!」
お別れの時の定番・キスを交わし、バイバイ。ファニーはルゾートが乗った馬車が見えなくなるまで満面の笑みで手を振り、馬車が見えなくなった瞬間、貼り付けていた笑顔はなくなりました。
「…………はあ、最初から最後まで慌ただしい日だったわね。さっさと寝ましょ」
今日はレオンが朝から何度も泣く一日で、一度我慢の限界を迎えていた――苛立って両親にレオンを押し付けていました。そのためファニーはさっさと家に入ると湯浴みをしてベッドに入り、ジョルロアに貢がせたお気に入りの寝間着を纏って眠りに落ちていったのでした。
「でもまあ、これで今後の立場が確立された。ふふふ。そう思うと、悪くない出来事だったわね」
眠る間際。そんな風に笑ったファニー――でしたが、そんな彼女はまだ知りません。10日後に、あまりにも大きな衝撃に襲われることを。
「そんな、大したことではありませんよっ。急いでご用意いたしますね!」
保管してある金庫から私物――ジョルロアからもらった指輪やイヤリングを取り出し、
「もう一つ、すまない。お金は大いに越したことはなくてね、今までプレゼントしたものもお借りしていいかな? 無論こちらに関しても借用書を用意するし、すべて必ず後日お返しするから」
((これらの合計金額も……許容範囲ね))「同じく承知しました」
同様の理由で保管していた指輪やネックレスやブレスレットを取り出し、渡す。これを明日ルゾートが現金に換え、5000万ザックス+αを調達することになります。
「あ、ごめんファニー。今日のプレゼントは受け取らないでおくよ」
「え? どうして、ですか?」
「一昨日は、レオンくんの誕生日だったでしょう? 君が特に頑張った日で、そのお祝いと敬意を表して渡したものなんだ。……借りながら、こんなことを言うのはおかしいのだけど……。それだけはどうしても、持っておいて欲しいんだよ」
「ルゾートさん……! はいっ、承知しましたっ。こちらは大事に持っておきますね」
たった50万で敬意とか、笑っちゃうわ――。いずれ、ちゃんとしたものを買わせないとね――。
ここでもファニーは心の中とは真逆の反応を見せ、夜も更けてきたためルゾートは帰ることとなりました。
「明日は夕方から隣国に行かないといけなくて、次に会えるのは10日後になる。君のためにも、頑張ってくるよ」
「お気をつけて……! いってらっしゃいませ!」
お別れの時の定番・キスを交わし、バイバイ。ファニーはルゾートが乗った馬車が見えなくなるまで満面の笑みで手を振り、馬車が見えなくなった瞬間、貼り付けていた笑顔はなくなりました。
「…………はあ、最初から最後まで慌ただしい日だったわね。さっさと寝ましょ」
今日はレオンが朝から何度も泣く一日で、一度我慢の限界を迎えていた――苛立って両親にレオンを押し付けていました。そのためファニーはさっさと家に入ると湯浴みをしてベッドに入り、ジョルロアに貢がせたお気に入りの寝間着を纏って眠りに落ちていったのでした。
「でもまあ、これで今後の立場が確立された。ふふふ。そう思うと、悪くない出来事だったわね」
眠る間際。そんな風に笑ったファニー――でしたが、そんな彼女はまだ知りません。10日後に、あまりにも大きな衝撃に襲われることを。
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