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第24話 勇気を出す日。告白の日 アルフレッド(14歳)視点(2)
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「こういうのってさ、理屈じゃない。勝手に、落ちちゃうものなんだな」
ドクン。ドクン。ドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクン。
心臓が、両耳の傍にあると感じる程。びっくりするくらい大きな鼓動を聞きながら、湧き上がるものを言葉にしてゆく。
「明確な切っ掛けは、分からない。気が付いたら見え方が変わっていて、感じ方も変わっていたんだ」
「………………」
「最初は戸惑ってたけどさ、今ではそれは納得できるよ。そうなるのは、当たり前。だってその人は、この世の誰よりも魅力的なんだから」
裏表のない、明るい笑顔。その際に生まれる、可愛さと綺麗さが合わさった笑窪。ぎゅっと握ってくれる手の、温かさ。
誰に対しても思い遣れる、優しい心。分け隔てなく優しさを届ける、澄んだ心。何かに失敗しても挫けず、挑戦し続けるところ。
挙げ始めるとキリがない。丸一日費やしても言い切れないぐらい、沢山の魅力を持った女の子なんだ。こうなるのは必然で、むしろ、そうなるのは遅かったのだと思う。
「どっかの本に書いてあった、『灯台下暗し』ってやつ。近くに居すぎて、全然気付けなかったんだよね」
「………………」
「でも今はちゃんと光が当たっていて、気付けた。だから――。今日ここに誘わせてもらって、今。これから。一番伝えたかったことを、伝えます」
口内にどっさり溜まった唾を呑み込んで、もう一回深呼吸。呼吸と鼓動の両方を整え、正面にある瞳を真っすぐ見つめる。
「俺、リルが好きだ! 大好きだっ! だからずっとずっと、一緒にいてくれ! 何があっても、リルを守るからっ! 生涯君を笑顔にすると誓うからっ! 俺と、恋人になってください‼」
身体を九十度に折り曲げて、右手を前方へと差し出す。
この手を握ってもらえたら、成功。握ってもらえなければ、失敗。
ドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクン。
ドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクン。
心臓が異常なテンポで脈を打って、緊張で倒れそうになってしまう。
だけど倒れたら、返事を聞けない。だから心身の苦しみを堪えて、その時を待つ。
リルは。幼馴染は。愛する人は。どんな返事を、してくれる…………?
「はい、よろこんで……っ。あたしは、アルフレッドの恋人になります……っ!」
ふわりと右の手が握られて、顔を上げると――。リルは大粒の涙を流しながら、満面の笑みを浮かべてくれていた。
ドクン。ドクン。ドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクン。
心臓が、両耳の傍にあると感じる程。びっくりするくらい大きな鼓動を聞きながら、湧き上がるものを言葉にしてゆく。
「明確な切っ掛けは、分からない。気が付いたら見え方が変わっていて、感じ方も変わっていたんだ」
「………………」
「最初は戸惑ってたけどさ、今ではそれは納得できるよ。そうなるのは、当たり前。だってその人は、この世の誰よりも魅力的なんだから」
裏表のない、明るい笑顔。その際に生まれる、可愛さと綺麗さが合わさった笑窪。ぎゅっと握ってくれる手の、温かさ。
誰に対しても思い遣れる、優しい心。分け隔てなく優しさを届ける、澄んだ心。何かに失敗しても挫けず、挑戦し続けるところ。
挙げ始めるとキリがない。丸一日費やしても言い切れないぐらい、沢山の魅力を持った女の子なんだ。こうなるのは必然で、むしろ、そうなるのは遅かったのだと思う。
「どっかの本に書いてあった、『灯台下暗し』ってやつ。近くに居すぎて、全然気付けなかったんだよね」
「………………」
「でも今はちゃんと光が当たっていて、気付けた。だから――。今日ここに誘わせてもらって、今。これから。一番伝えたかったことを、伝えます」
口内にどっさり溜まった唾を呑み込んで、もう一回深呼吸。呼吸と鼓動の両方を整え、正面にある瞳を真っすぐ見つめる。
「俺、リルが好きだ! 大好きだっ! だからずっとずっと、一緒にいてくれ! 何があっても、リルを守るからっ! 生涯君を笑顔にすると誓うからっ! 俺と、恋人になってください‼」
身体を九十度に折り曲げて、右手を前方へと差し出す。
この手を握ってもらえたら、成功。握ってもらえなければ、失敗。
ドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクン。
ドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクン。
心臓が異常なテンポで脈を打って、緊張で倒れそうになってしまう。
だけど倒れたら、返事を聞けない。だから心身の苦しみを堪えて、その時を待つ。
リルは。幼馴染は。愛する人は。どんな返事を、してくれる…………?
「はい、よろこんで……っ。あたしは、アルフレッドの恋人になります……っ!」
ふわりと右の手が握られて、顔を上げると――。リルは大粒の涙を流しながら、満面の笑みを浮かべてくれていた。
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