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「お兄様っ! 大きな音がしましたが、なにが起き――え……!?」
大急ぎで隣の部屋を覗いたら内部がなくなっていて、シャルルお兄様は一階に落ちたベッドの上で手を振っていました。
「ど、どうなっているのですか……? それに、その方々は……?」
「コイツらは俺を狙った暗殺者で、一網打尽にするために部屋を落としてみたんだよ。それ以上の重さがかかると崩れるようにしていて、ドカン。あのタイミングなら受け身なんて取れっこなくって、ベッドごと落ちた俺以外は全滅となるんだよね」
慌ててお兄様さまのもとに走ったら、説明をしてくださいました。
どうやらお兄様は殿下に暗殺を仕掛けさせる噂を広め、今後のために必要だから全員を所謂生け捕りにした。そして襲撃を把握したら私が不安になってしまうため、内緒にしていてくれたそうです。
「こいつらはターゲットを真っ先に殺そうとするから、秘密にして安全な場所にいてもらうようにしたんだ。大きな音とかでビックリさせちゃって、ごめんね」
「い、いえ、大丈夫です。そんな事より、お兄様のお身体は平気なのですか?」
ベッドにいたとはいえ、何メートルもの高さから真下に落ちたのです。骨などに異常はないのでしょうか……?
「問題は何一つなしで、しいてあげるとすれば待ち疲れたってことかな。コイツら全然来てくれなくって、ホント暇だったんだよ」
「それはお兄様らしい、問題ですね。お疲れ様でした」
「その笑顔を見たら、疲労感が吹っ飛んだよ。ただ、あれだねぇ。そのせいで、お客さんを随分と待たせちゃったなぁ」
「??? お客様が、これからいらっしゃるのですか?」
「そうそう。こうやって家の明かりが灯ったら『来てください』の合図で、そろそろ――と、来た来た。あちらにいるのが、今夜のお客様だよ」
お兄様が玄関の扉を開けると門の前には馬車が停まっていて、その中からは――…………。
(…………)
私の思考が、一瞬停止してしまいました。
その理由は、ですね……。
「貴女が、シャルル様の妹君ですね? アンリエット様はじめまして、僕はリュカ・サクサスと申します」
お兄様と気さくに言葉を交わし、目の前で一礼をしてくださった方。こちらにいる美男子さんは、隣国の現国王様だからです。
大急ぎで隣の部屋を覗いたら内部がなくなっていて、シャルルお兄様は一階に落ちたベッドの上で手を振っていました。
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慌ててお兄様さまのもとに走ったら、説明をしてくださいました。
どうやらお兄様は殿下に暗殺を仕掛けさせる噂を広め、今後のために必要だから全員を所謂生け捕りにした。そして襲撃を把握したら私が不安になってしまうため、内緒にしていてくれたそうです。
「こいつらはターゲットを真っ先に殺そうとするから、秘密にして安全な場所にいてもらうようにしたんだ。大きな音とかでビックリさせちゃって、ごめんね」
「い、いえ、大丈夫です。そんな事より、お兄様のお身体は平気なのですか?」
ベッドにいたとはいえ、何メートルもの高さから真下に落ちたのです。骨などに異常はないのでしょうか……?
「問題は何一つなしで、しいてあげるとすれば待ち疲れたってことかな。コイツら全然来てくれなくって、ホント暇だったんだよ」
「それはお兄様らしい、問題ですね。お疲れ様でした」
「その笑顔を見たら、疲労感が吹っ飛んだよ。ただ、あれだねぇ。そのせいで、お客さんを随分と待たせちゃったなぁ」
「??? お客様が、これからいらっしゃるのですか?」
「そうそう。こうやって家の明かりが灯ったら『来てください』の合図で、そろそろ――と、来た来た。あちらにいるのが、今夜のお客様だよ」
お兄様が玄関の扉を開けると門の前には馬車が停まっていて、その中からは――…………。
(…………)
私の思考が、一瞬停止してしまいました。
その理由は、ですね……。
「貴女が、シャルル様の妹君ですね? アンリエット様はじめまして、僕はリュカ・サクサスと申します」
お兄様と気さくに言葉を交わし、目の前で一礼をしてくださった方。こちらにいる美男子さんは、隣国の現国王様だからです。
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