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裏側エピソードその4 2か月前 リュカとの出会い
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(あの男。妙だな……)
いつものように、遊び歩いていた――変装をして裏の世界で情報収集をしていたシャルルは、心の中で眉をひそめました。
前方にいる、初めて見る初老の男。彼は見てくれこそ周囲と同じレベルなのですが、シャルルの目はその奥にあるもの――。『意図的に隠されている品格』、を捉えていました。
(ヤツは相当高い身分、あるいは相当高い身分に仕える人間だな……。そういう輩がここを訪れることは、本来有り得ない……)
上級貴族であるなら脅迫や情報収集に長けた者など、所謂『悪い事』を得意とする専門家を抱えている。したがって関係者が直接足を運ぶのは、イレギュラーな事態なのです。
(あの人間は王族の関係者ではなく、アンリエットの害になるとは思えないが……。用心するに越したことはない。探りを入れてみるか)
そうしてシャルルは初老の男性をマークし始め、4日後。異分子である彼の目的を掴みました。
男性の正体は、隣国王家の関係者。第2王子であるユーゴに近しい者。
ユーゴは以前から王の座を渇望し、目を光らす邪魔者がいなくなった――父である国王が崩御したため、兄であるリュカ暗殺を企んでいた。
そんな彼は隣国内で優れた仲間を探していたものの見つからず、側近を各国に派遣し駒を揃えていたのです。
(まさか、接触予定の人が狙われていたとはな。おかしなことが起きるものだ)
ジルベール達王族を公に裁くには――全国民に悪事を認識させた上で裁くには、対等な地位が必要。そのためシャルルは近々、周辺国で最も国民愛に溢れた人間に近づく計画を立てていたのです。
(この作戦にはあの御方の協力が必要不可欠であり、それ以前に、ユーゴのような生き物を放置しておいてはいけない。一匹残らず、潰すとしよう)
その後シャルルは協力者の素性を完全に洗い出し、ソレを暗殺の確証としてリュカに接触。暗殺実行日のスケジュールを把握した彼は敵を故意に泳がせまとめて捕らえ、たった一人で解決してしまったのでした。
『アンリエット、それに父さん母さん。明日から2~3日、旅をしてくるね』
『はい。数日会えないのは寂しいですが、お気をつけてくださいね』
『はぁ……。コイツはどうして、こんな風に育ってしまったんだろうな……』
『はぁ……。長男じゃなかったらこんな子、今すぐにでも捨ててしまいたいわ……』
アンリエッタに温かく見送られ、両親には酷く呆れられたシャルル・クラメール。彼は両親が自宅でグチグチとぼやいている間に、隣国の大問題を解決していたのでした――。
いつものように、遊び歩いていた――変装をして裏の世界で情報収集をしていたシャルルは、心の中で眉をひそめました。
前方にいる、初めて見る初老の男。彼は見てくれこそ周囲と同じレベルなのですが、シャルルの目はその奥にあるもの――。『意図的に隠されている品格』、を捉えていました。
(ヤツは相当高い身分、あるいは相当高い身分に仕える人間だな……。そういう輩がここを訪れることは、本来有り得ない……)
上級貴族であるなら脅迫や情報収集に長けた者など、所謂『悪い事』を得意とする専門家を抱えている。したがって関係者が直接足を運ぶのは、イレギュラーな事態なのです。
(あの人間は王族の関係者ではなく、アンリエットの害になるとは思えないが……。用心するに越したことはない。探りを入れてみるか)
そうしてシャルルは初老の男性をマークし始め、4日後。異分子である彼の目的を掴みました。
男性の正体は、隣国王家の関係者。第2王子であるユーゴに近しい者。
ユーゴは以前から王の座を渇望し、目を光らす邪魔者がいなくなった――父である国王が崩御したため、兄であるリュカ暗殺を企んでいた。
そんな彼は隣国内で優れた仲間を探していたものの見つからず、側近を各国に派遣し駒を揃えていたのです。
(まさか、接触予定の人が狙われていたとはな。おかしなことが起きるものだ)
ジルベール達王族を公に裁くには――全国民に悪事を認識させた上で裁くには、対等な地位が必要。そのためシャルルは近々、周辺国で最も国民愛に溢れた人間に近づく計画を立てていたのです。
(この作戦にはあの御方の協力が必要不可欠であり、それ以前に、ユーゴのような生き物を放置しておいてはいけない。一匹残らず、潰すとしよう)
その後シャルルは協力者の素性を完全に洗い出し、ソレを暗殺の確証としてリュカに接触。暗殺実行日のスケジュールを把握した彼は敵を故意に泳がせまとめて捕らえ、たった一人で解決してしまったのでした。
『アンリエット、それに父さん母さん。明日から2~3日、旅をしてくるね』
『はい。数日会えないのは寂しいですが、お気をつけてくださいね』
『はぁ……。コイツはどうして、こんな風に育ってしまったんだろうな……』
『はぁ……。長男じゃなかったらこんな子、今すぐにでも捨ててしまいたいわ……』
アンリエッタに温かく見送られ、両親には酷く呆れられたシャルル・クラメール。彼は両親が自宅でグチグチとぼやいている間に、隣国の大問題を解決していたのでした――。
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他のサイトの時から温かい文章だなぁと感じてましたが、ゆずさまのお話はどれも完結してくださるから最後まで安心して読めます😊
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素敵なお話、ありがとうございました🌟
どクズ王家をぶっ潰した完璧お兄様ステキ(꒪ㅂ꒪)
アンリエットを守る為に長年コツコツとお金を稼ぎ自信を鍛え情報を集める…(꒪ㅿ꒪)
も〜スゲ〜としか言いようがないけど天使みたいに優しくて可愛いアンリエットの為なら成る程頑張れちゃうょね〜(*´ ∀ `)
すずまる様。わざわざ感想をくださり、ありがとうございます。
はい、そうなんですよね。相手があのアンリエットだからこそ、お兄様もここまで頑張れたのだと思います。
純粋な大切な人のためなら、財も力も手に出来る。素敵な愛、ですよね。
感想をいただいたことが切っ掛けで、改めて自分でも読み直していたのですが……。羨ましく感じました(笑)。
退会済ユーザのコメントです
平沢美月様。会いに来てくださり、ありがとうございます。
二人をずっと気に入っていただけていて、本当にありがたいです。
どちらも能力が完璧で、人間としても完璧。順位はなかなかつけられませんよね。