逆恨みをした侯爵令嬢たちの末路~せっかくのチャンスをふいにした結果~

柚木ゆず

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第6話 二人の行動 俯瞰視点(2)

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「この者を放り出してくれ」「コレを外へ出してくれ」

 保護をしてもらおうと叫び続けていた、パトリシアとロベール。そんな二人に返ってきたのは、希望とは正反対の言葉でした。

「おっ、お父様!? なぜ!?」「父上!? なぜ!?」
「驚きたいのはこちらの方だ! なぜこの状況下で守ってもらえると思ったのだ!」
「学院を辞め圧倒的格上に目をつけられている、爆発寸前の爆弾でありあらゆる意味で死んでいる者。そんな人間をわざわざ置いておくはずがないだろうが!」

 表舞台への復帰は絶望的で、将来的になんの役にも立たない。屋敷に置いておけば、自分達までもが反感を買いかねない。
 そんな人間を保護するはずがなく、パトリシアとロベールは使用人達によって拘束されてしまいました。

「お父様っ、わたくしはまだ死んでなどいませんわ!! きっと!! 何かのお役に立ちますわ!!」
「俺も死んではおりません!! いつかならずお役に立つ男でございます!! ヴィアザ侯爵家の更なる発展には必要不可欠な男でございます!! どうかお考え直しを!!」
「……パトリシア、お前はもう何の役にも立たん。幸ではなく不幸のみをもたらす存在となっているのだ」
「ロベール、お前も同じだ。そんなお前が不可欠なはずがない」

 再び懸命に懇願しますが、結果は変わりません。縋る目線に冷たい目線が返ってきて――

「お父様っ!! お父様ぁっ!! おねが――」「父上!! なにとぞ――」
「この者との会話は終わった。放りだしてくれ」「こやつと話すことはもうない。外に出してくれ」

 ――その言葉を合図に二人は引きずられ始め、必死になって抵抗したものの意味はなし。それぞれ二人がかりで抑えられているためどうにもならず、そのまま屋敷の外へと放り出されてしまったのでした。

「……………………そんな……」
「……………………こんなことになるなんて……」

 固く閉じられた門の前で崩れ落ち、天を仰ぐロベールとパトリシア。二人は動くことができず呆然としていたのですが、そんな時間はおよそ10分後に強制的に終了させられることとなりました。
 なぜならば――

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