幼馴染と婚約者を裏切った2人の末路

柚木ゆず

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エピローグ 婚約者と幼馴染を裏切った2人の末路 俯瞰視点

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「ぁぁぁぁ……。あの頃に戻りたい……」

「うああ……。あの頃に、戻りたい……」


 オーテラング侯爵邸で大乱闘が発生してから、1年と2か月後。同国内の東部と西部に立つ小さな2つの『ボロ屋』の中では、すっかりやつれた男と女が頭を抱えていました。
 こうして深い絶望に襲われているのは、アドンとエステェ。二人はかつて夫婦であり、貴族籍を有する貴族でした。

 ――子どもの監督を怠り、それによってそれぞれの『家』に大きな損害を与えた――。

 あのあとアドリアンとコンタンはどうにか口止め料を支払い、ピエールとオフェリーに関する問題は片付きました。
 ですがたっぷりと搾り取られてしまったためダメージは大きく、『挽回しないと』という気持ちが膨大な焦りを産み、やることなすこと大失敗。その結果両家の財産の3分の2が吹き飛ぶという大惨事となってしまい、2か月前に4人は『オーテラング家』と『ファレナルース家』から追放されてしまっていたのです。

「寒い、暗い……。腹が減った……」

「寒い、暗い……。お腹が、空いた……」

 アドンは父アドリアンと、エステェは父コンタンと行動を共にしていますが、今の彼らは平民。おまけに貴族落ちであり労働経験もないため大した仕事に就けず、収入もギリギリ生きてゆける程度しかありませんでした。
 そのため以前とは180度違う毎日となっていて、いつもこのように震えて空腹に苦しんでいたのです。

「おねがいだ……。おねがいだから、時間を戻してくれ……。俺は被害者で……。メリッサと一緒にいれば、上手くやれるから……。一度だけチャンスをくれ……!!」

「お願い……。私は、被害者なの……。あんな男に関わらなければ、こんなことにはならないから……。一回だけ、チャンスをちょうだい……!!」

 自分は悪くない――。悪いのは相手と回り――。
 今でもそう信じている2人は今日もまた祈りますが、時間の逆行が起きるはずはありません。ですので――

「ぁぁぁ……。ぁぁぁぁぁぁ……!」

「うぁぁぁ……。うぁあああああああ……!」

 アドンとエステェは崩れ落ち、その命ある限り――。つらくきつい毎日を、過ごす羽目になったのでした――。

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感想 116

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みんなの感想(116件)

杜野秋人
2022.05.25 杜野秋人

完結処理されないままですけど、これ完結でいいんでしょうか?(・_・;


だとするとなんとも消化不良かなと。あらすじからしても冒頭の展開からしても、どう考えても主人公はメリッサなのに、彼女は「あの二人は大変なことになるでしょうね」って予測したっきり出てこないし、予言した二人の末路を確認もしてないし。メリッサさん完全にモブですやん。
そりゃまあタグからしてもタイトルからしてもアドンとエステェが中心のお話ですけど、やっぱり最初に迷惑被ったメリッサがスッキリしてこその「ざまぁ」ではないかと。読者がどれだけスッキリしようとも、メリッサ自身がスッキリしなければ意味がないと思います。

そこらへん後日談的に番外編でもお書きになるのかと、だから連載中なのかと思って待っているんですが………お書きになるんですよね?

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弓はあと
2022.05.16 弓はあと
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2022.05.22 柚木ゆず

弓はあと様。いただいた感想へのお返事が遅くなってしまい、申し訳ございません。

アドンとエステェは……。悪い意味で、気の合うふたり、でした(笑)。
そんな二人とあの日縁を切ることになった、メリッサ。
彼女のその後を、描かせていただく予定となっておりまして。

現在諸事情により、未定となってしまっていますが……。
いつか必ず、投稿させていただきます……っ。

解除
歌川ピロシキ
ネタバレ含む
2022.05.22 柚木ゆず

歌川ピロシキ様。お返事(お礼)が非常に遅くなってしまい、申し訳ございませんでした。

本当は本編完結後すぐ、投稿を始めるつもりだったのですが(諸事情によって、未定となってしまっているのですが)……。メリッサに関するお話を、投稿させていただく予定となっております。

あの二人との縁が切れたあと、どんな人生を過ごしていたのか? などなどを描かせていただくつもりですので、よろしければ、少々お待ちくださいませ。

解除

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