28 / 42
第18話 はじめての、従姉さん
しおりを挟む
「はじめまして、美月ちゃん。翔ちゃんの従姉、そしてVTuber『卯月こよみ』の、田宮真鈴(たみやますず)と申します」
次の日の、午後2時。田宮家さんの和室でお会いした従姉さん――真鈴さんは、ビックリしちゃうくらい綺麗な人でした!
大和撫子、って言葉がぴったり。
お人形さんみたいなお顔で、黒のロングヘア―はサラサラでキラキラ。わたしと違ってスタイルもすごくよくって落ち着いていて、大人のお姉さんな人なんです!
「はじめまして。翔くんや田宮家さんにいつもお世話になっている、Vtuber『葉月ミア』の佐倉美月です」
「ご丁寧にありがとうございます。うふふ。可愛いのは、お声だけじゃなかった。リスさんみたいで可愛らしくて、ついつい抱きしめたくなります」
真鈴さんは喋り方も雰囲気もおっとりふわふわしていて、とっても優しい人なのが一目で分かります。
「??? ???」
「? 美月ちゃん? どうかしましたか?」
「い、いえっ、なんでもないですっ」
………………。
信じられないけど。そうなんだよね。
《みんな~、今日も来てくれてありがとう! 今日はこのゲームを遊んでみるよ!》
《ちなみにこのゲームは小さな頃にパパがやってたのを見たことがあって、ずっと興味があったんだ。だから朝から楽しみにだったの》
《アクションゲームは苦手だけど、頑張ってみるね! ゲームスタート!》
《ジャンプ! ジャンプ! ジャンプでっ、やった! みんな見てみて! 最初のステージ、クリアしたよ!》
Vtuberの見た目とおんなじで、ほんわかしてる卯月こよみさん。なんだけど…………
《次のステージもサクッとクリアしちゃおっかな! さっきのステージに比べると敵の数も増えたけど――うぎゃああああああああああああ死んだぁああああああ!?》
あの時見たアーカイブではいきなりこんな風に叫んだり、
《ホラーゲームは苦手なんですけど……。頑張ってみますね》
《お、お化け、出ないで、くださいよ……? お願いです……。お願いですから……。出てこないでくださいね……? お願いします……。私が通り過ぎるまで、出てこないでください――ぎゃあああああああああああああああああああああああ!? お化け出たぁぁ!? アンタぁねえっ、出てくるなって散々頼んだでしょうがぁあああああああああぁあああああああああああああああああああ!! どっかいけええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!! いかないと叩き潰すわよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!》
今朝見たアーカイブでは、こんな風に怒鳴ったりしてたんだよね……。
「あら、そう? もし何か聞きたいことがあったら、遠慮なく聞いてね? なんでも答えるし、教えるからね」
「はいっ。ありがとうございますっ」
そんな反応をする人には見えないけど、真鈴さんが卯月こよみさんだって思えないけど、全部その通りなんだよね。
なんだか……。す、すごいです。
「翔ちゃん、パソコンの設置とセッティングをお願いしてもいいかしら?」
「ええ、任せてください。その間僕は姉さんのお相手をできなくなってしまうので、美月さん。よろしくお願いします」
「よろしくお願いされましたっ。真鈴さん。よかったらお母さんの車で、美味しいソフトクリームを食べに行きませんかっ?」
自分が一番おいしいと思っている、今の時期に一番合うものを食べてもらいたい。そんな思いで翔くんにお話ししていて、ご提案をしてみました。
ちなみに最初はわざわざ運転してくれた真鈴ちゃんのお父さんさんもお誘いするつもりだったんだけど、翔くんのお父さんと会うのは久しぶりで、兄弟でゆっくりお話しするみたい。
なので、真鈴さんだけをお誘いしました。
「まあ。それってもしかして、あの有名な『ご褒美ソフト』」
「そうですっ。いかがですかっ?」
「是非、ご一緒させてください。ご褒美ソフトは私が住んでいる県でも有名で、一度食べてみたかったんですよ」
「そうだったんですねっ。よかったです~!」
と、いうことで!
真鈴さんと一緒にウチの車に乗って、出発。美味しいソフトクリームが待つ、スーパーを目指したのでしたっ!
次の日の、午後2時。田宮家さんの和室でお会いした従姉さん――真鈴さんは、ビックリしちゃうくらい綺麗な人でした!
大和撫子、って言葉がぴったり。
お人形さんみたいなお顔で、黒のロングヘア―はサラサラでキラキラ。わたしと違ってスタイルもすごくよくって落ち着いていて、大人のお姉さんな人なんです!
「はじめまして。翔くんや田宮家さんにいつもお世話になっている、Vtuber『葉月ミア』の佐倉美月です」
「ご丁寧にありがとうございます。うふふ。可愛いのは、お声だけじゃなかった。リスさんみたいで可愛らしくて、ついつい抱きしめたくなります」
真鈴さんは喋り方も雰囲気もおっとりふわふわしていて、とっても優しい人なのが一目で分かります。
「??? ???」
「? 美月ちゃん? どうかしましたか?」
「い、いえっ、なんでもないですっ」
………………。
信じられないけど。そうなんだよね。
《みんな~、今日も来てくれてありがとう! 今日はこのゲームを遊んでみるよ!》
《ちなみにこのゲームは小さな頃にパパがやってたのを見たことがあって、ずっと興味があったんだ。だから朝から楽しみにだったの》
《アクションゲームは苦手だけど、頑張ってみるね! ゲームスタート!》
《ジャンプ! ジャンプ! ジャンプでっ、やった! みんな見てみて! 最初のステージ、クリアしたよ!》
Vtuberの見た目とおんなじで、ほんわかしてる卯月こよみさん。なんだけど…………
《次のステージもサクッとクリアしちゃおっかな! さっきのステージに比べると敵の数も増えたけど――うぎゃああああああああああああ死んだぁああああああ!?》
あの時見たアーカイブではいきなりこんな風に叫んだり、
《ホラーゲームは苦手なんですけど……。頑張ってみますね》
《お、お化け、出ないで、くださいよ……? お願いです……。お願いですから……。出てこないでくださいね……? お願いします……。私が通り過ぎるまで、出てこないでください――ぎゃあああああああああああああああああああああああ!? お化け出たぁぁ!? アンタぁねえっ、出てくるなって散々頼んだでしょうがぁあああああああああぁあああああああああああああああああああ!! どっかいけええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!! いかないと叩き潰すわよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!》
今朝見たアーカイブでは、こんな風に怒鳴ったりしてたんだよね……。
「あら、そう? もし何か聞きたいことがあったら、遠慮なく聞いてね? なんでも答えるし、教えるからね」
「はいっ。ありがとうございますっ」
そんな反応をする人には見えないけど、真鈴さんが卯月こよみさんだって思えないけど、全部その通りなんだよね。
なんだか……。す、すごいです。
「翔ちゃん、パソコンの設置とセッティングをお願いしてもいいかしら?」
「ええ、任せてください。その間僕は姉さんのお相手をできなくなってしまうので、美月さん。よろしくお願いします」
「よろしくお願いされましたっ。真鈴さん。よかったらお母さんの車で、美味しいソフトクリームを食べに行きませんかっ?」
自分が一番おいしいと思っている、今の時期に一番合うものを食べてもらいたい。そんな思いで翔くんにお話ししていて、ご提案をしてみました。
ちなみに最初はわざわざ運転してくれた真鈴ちゃんのお父さんさんもお誘いするつもりだったんだけど、翔くんのお父さんと会うのは久しぶりで、兄弟でゆっくりお話しするみたい。
なので、真鈴さんだけをお誘いしました。
「まあ。それってもしかして、あの有名な『ご褒美ソフト』」
「そうですっ。いかがですかっ?」
「是非、ご一緒させてください。ご褒美ソフトは私が住んでいる県でも有名で、一度食べてみたかったんですよ」
「そうだったんですねっ。よかったです~!」
と、いうことで!
真鈴さんと一緒にウチの車に乗って、出発。美味しいソフトクリームが待つ、スーパーを目指したのでしたっ!
10
あなたにおすすめの小説
生贄姫の末路 【完結】
松林ナオ
児童書・童話
水の豊かな国の王様と魔物は、はるか昔にある契約を交わしました。
それは、姫を生贄に捧げる代わりに国へ繁栄をもたらすというものです。
水の豊かな国には双子のお姫様がいます。
ひとりは金色の髪をもつ、活発で愛らしい金のお姫様。
もうひとりは銀色の髪をもつ、表情が乏しく物静かな銀のお姫様。
王様が生贄に選んだのは、銀のお姫様でした。
四尾がつむぐえにし、そこかしこ
月芝
児童書・童話
その日、小学校に激震が走った。
憧れのキラキラ王子さまが転校する。
女子たちの嘆きはひとしお。
彼に淡い想いを抱いていたユイもまた動揺を隠せない。
だからとてどうこうする勇気もない。
うつむき複雑な気持ちを抱えたままの帰り道。
家の近所に見覚えのない小路を見つけたユイは、少し寄り道してみることにする。
まさかそんな小さな冒険が、あんなに大ごとになるなんて……。
ひょんなことから石の祠に祀られた三尾の稲荷にコンコン見込まれて、
三つのお仕事を手伝うことになったユイ。
達成すれば、なんと一つだけ何でも願い事を叶えてくれるという。
もしかしたら、もしかしちゃうかも?
そこかしこにて泡沫のごとくあらわれては消えてゆく、えにしたち。
結んで、切って、ほどいて、繋いで、笑って、泣いて。
いろんな不思議を知り、数多のえにしを目にし、触れた先にて、
はたしてユイは何を求め願うのか。
少女のちょっと不思議な冒険譚。
ここに開幕。
極甘独占欲持ち王子様は、優しくて甘すぎて。
猫菜こん
児童書・童話
私は人より目立たずに、ひっそりと生きていたい。
だから大きな伊達眼鏡で、毎日を静かに過ごしていたのに――……。
「それじゃあこの子は、俺がもらうよ。」
優しく引き寄せられ、“王子様”の腕の中に閉じ込められ。
……これは一体どういう状況なんですか!?
静かな場所が好きで大人しめな地味子ちゃん
できるだけ目立たないように過ごしたい
湖宮結衣(こみやゆい)
×
文武両道な学園の王子様
実は、好きな子を誰よりも独り占めしたがり……?
氷堂秦斗(ひょうどうかなと)
最初は【仮】のはずだった。
「結衣さん……って呼んでもいい?
だから、俺のことも名前で呼んでほしいな。」
「さっきので嫉妬したから、ちょっとだけ抱きしめられてて。」
「俺は前から結衣さんのことが好きだったし、
今もどうしようもないくらい好きなんだ。」
……でもいつの間にか、どうしようもないくらい溺れていた。
王女様は美しくわらいました
トネリコ
児童書・童話
無様であろうと出来る全てはやったと満足を抱き、王女様は美しくわらいました。
それはそれは美しい笑みでした。
「お前程の悪女はおるまいよ」
王子様は最後まで嘲笑う悪女を一刀で断罪しました。
きたいの悪女は処刑されました 解説版
生まれたばかりですが、早速赤ちゃんセラピー?始めます!
mabu
児童書・童話
超ラッキーな環境での転生と思っていたのにママさんの体調が危ないんじゃぁないの?
ママさんが大好きそうなパパさんを闇落ちさせない様に赤ちゃんセラピーで頑張ります。
力を使って魔力を増やして大きくなったらチートになる!
ちょっと赤ちゃん系に挑戦してみたくてチャレンジしてみました。
読みにくいかもしれませんが宜しくお願いします。
誤字や意味がわからない時は皆様の感性で受け捉えてもらえると助かります。
流れでどうなるかは未定なので一応R15にしております。
現在投稿中の作品と共に地道にマイペースで進めていきますので宜しくお願いします🙇
此方でも感想やご指摘等への返答は致しませんので宜しくお願いします。
星降る夜に落ちた子
千東風子
児童書・童話
あたしは、いらなかった?
ねえ、お父さん、お母さん。
ずっと心で泣いている女の子がいました。
名前は世羅。
いつもいつも弟ばかり。
何か買うのも出かけるのも、弟の言うことを聞いて。
ハイキングなんて、来たくなかった!
世羅が怒りながら歩いていると、急に体が浮きました。足を滑らせたのです。その先は、とても急な坂。
世羅は滑るように落ち、気を失いました。
そして、目が覚めたらそこは。
住んでいた所とはまるで違う、見知らぬ世界だったのです。
気が強いけれど寂しがり屋の女の子と、ワケ有りでいつも諦めることに慣れてしまった綺麗な男の子。
二人がお互いの心に寄り添い、成長するお話です。
全年齢ですが、けがをしたり、命を狙われたりする描写と「死」の表現があります。
苦手な方は回れ右をお願いいたします。
よろしくお願いいたします。
私が子どもの頃から温めてきたお話のひとつで、小説家になろうの冬の童話際2022に参加した作品です。
石河 翠さまが開催されている個人アワード『石河翠プレゼンツ勝手に冬童話大賞2022』で大賞をいただきまして、イラストはその副賞に相内 充希さまよりいただいたファンアートです。ありがとうございます(^-^)!
こちらは他サイトにも掲載しています。
ローズお姉さまのドレス
有沢真尋
児童書・童話
*「第3回きずな児童書大賞」エントリー中です*
最近のルイーゼは少しおかしい。
いつも丈の合わない、ローズお姉さまのドレスを着ている。
話し方もお姉さまそっくり。
わたしと同じ年なのに、ずいぶん年上のように振舞う。
表紙はかんたん表紙メーカーさまで作成
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる