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第6話 SNS(2)
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「どのアカウントも奇妙な方法でアピールしようとしているせいで、全然アピールになっていない上に恐怖を覚えるんですよ。SNSの性質上絶対に誰かの目に止まってはいますが、触れたくなくなるんですよ」
リプ、コメント? 絶対しないよ! うっかりフォローされたり絡んでこられちゃったりしちゃうと怖いもん。誤タップ嫌だから即ミュートだよ。
先輩は他にもそう言っていて、心問答さん達を知らないわたしだったら同じようにしていた。
「安心してください。違う方法で運用すれば、あのようなことにはなりませんよ」
「「「「「………………」」」」」
「「「「「…………」」」」」
「「「「「…………」」」」」
ここもさっきとは真逆で、誰も同意してはくれない。中には泣き出してしまった人(あやかしさん)もいて、あっという間に異様な雰囲気となってしまった。
「安心してくれって言ってもなぁ……。こればっかりは流石になぁ……」
「心問答さん、他の皆様も。お忘れではありませんか?」
「明彦? なにをだ……?」
「特に心問答さんは、御存じのはずですよ。水前寺さんを信じられる理由を」
「??? そうなのかい、シン」
「い、いやぁ……? 覚えはないが――あ! ああっ!!」
首を何度も傾げていた心問答さんが、バチンと手を合わせた。
「SNSのせいで忘れちまってた。俺らは、バズった或いはバズらせた人間を求めてただろ? 嬢ちゃんは、自分トコのレストランをSNSでバズらせてるんだよ!」
厳密に言うと試食会などで地盤を固め、その上でSNSで仕掛けて上手くいった。
といっても、わたしにそういうセンスがあるワケではない。レストランを盛り上げるために色々とリサーチを行い、そこで吸収した知識を使っただけのいわば養殖な実力なのです。
「そういや見せてなかったな! ほらっ、これだ! こいつが嬢ちゃんがヒットさせたアカウントなんだよ!」
現時点でのフォロワー数は13・7万で、最大いいねは12・9万、平均いいねは1・2万。地方の個人店としては上出来だと思う。
「「「「「これは……!」」」」」
「「「「「いけ、る……?」」」」」
「嬢ちゃん。確か嬢ちゃんの店は、かつて右肩下がりだったんだよな?」
「そうですね。このアカウントも、かつてはフォロワーさんの数は2桁――贔屓にしてくださっているお客様だけでした」
そこからあの手この手で盛り上げて、今に至る。現在は薫兄さんと義姉さんが加わったことで更に盛り上がっていて、おかげさまで客足も売り上げも右肩上がりです。
「「「「「じゃあ……」」」」」
「「「「「いける、かも」」」」」
「かも、じゃないねえ」
「ああアヤ。いける、だ……!」
赤い札37
白い札0
安倍さんの一言を切っ掛けにして、空気が一変。皆さんの顔に活気が戻り、満場一致で賛成されたのでした。
リプ、コメント? 絶対しないよ! うっかりフォローされたり絡んでこられちゃったりしちゃうと怖いもん。誤タップ嫌だから即ミュートだよ。
先輩は他にもそう言っていて、心問答さん達を知らないわたしだったら同じようにしていた。
「安心してください。違う方法で運用すれば、あのようなことにはなりませんよ」
「「「「「………………」」」」」
「「「「「…………」」」」」
「「「「「…………」」」」」
ここもさっきとは真逆で、誰も同意してはくれない。中には泣き出してしまった人(あやかしさん)もいて、あっという間に異様な雰囲気となってしまった。
「安心してくれって言ってもなぁ……。こればっかりは流石になぁ……」
「心問答さん、他の皆様も。お忘れではありませんか?」
「明彦? なにをだ……?」
「特に心問答さんは、御存じのはずですよ。水前寺さんを信じられる理由を」
「??? そうなのかい、シン」
「い、いやぁ……? 覚えはないが――あ! ああっ!!」
首を何度も傾げていた心問答さんが、バチンと手を合わせた。
「SNSのせいで忘れちまってた。俺らは、バズった或いはバズらせた人間を求めてただろ? 嬢ちゃんは、自分トコのレストランをSNSでバズらせてるんだよ!」
厳密に言うと試食会などで地盤を固め、その上でSNSで仕掛けて上手くいった。
といっても、わたしにそういうセンスがあるワケではない。レストランを盛り上げるために色々とリサーチを行い、そこで吸収した知識を使っただけのいわば養殖な実力なのです。
「そういや見せてなかったな! ほらっ、これだ! こいつが嬢ちゃんがヒットさせたアカウントなんだよ!」
現時点でのフォロワー数は13・7万で、最大いいねは12・9万、平均いいねは1・2万。地方の個人店としては上出来だと思う。
「「「「「これは……!」」」」」
「「「「「いけ、る……?」」」」」
「嬢ちゃん。確か嬢ちゃんの店は、かつて右肩下がりだったんだよな?」
「そうですね。このアカウントも、かつてはフォロワーさんの数は2桁――贔屓にしてくださっているお客様だけでした」
そこからあの手この手で盛り上げて、今に至る。現在は薫兄さんと義姉さんが加わったことで更に盛り上がっていて、おかげさまで客足も売り上げも右肩上がりです。
「「「「「じゃあ……」」」」」
「「「「「いける、かも」」」」」
「かも、じゃないねえ」
「ああアヤ。いける、だ……!」
赤い札37
白い札0
安倍さんの一言を切っ掛けにして、空気が一変。皆さんの顔に活気が戻り、満場一致で賛成されたのでした。
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