妹の様子が、突然おかしくなりました

柚木ゆず

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第4話 2日前の出来事~妹達が急変した理由~ ロレッタ視点(1)

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((ふふっ。今日もしっかり、ジョシュア様にアピールしましょ))

 お昼休みになった瞬間わたしはイスから立ち上がり、鼻歌まじりでカフェテリアへと向かう。
 お父様とお母様と一緒に考えた、『お姉様への未練をなくさせるぞ』&『その隙間にわたしが入るぞ』作戦は順調に進行中っ。わたし達の距離は急激に縮まっていて、なんとっ。昨日、ランチをご一緒する約束をしたんだよね~っ。

((お姉様を上手く遠ざけられたのもあるけど、一番の理由はわたしが可愛いからっ。やっぱり、持ってる人は違うんだよね~))

 沢山の人達に憧れられる、プラチナブロンドの髪。ウサギのようなキュートな顔に、小動物っぽいチョコンとした小柄な体。そんな長所たちを誇りながら廊下を進んで、ラッキーが発生っ。階段でジョシュア様とお会いして、ここからは2人で移動がスタートっ。仲良くカフェテリアに入って仲良くオーダーをしてっ、2人きりのランチが始まったのでしたっ。

「ジョシュア様。今日のガレットは、いつもより美味しく感じます」
「僕もだよ、ロレッタ。きっと目の前に、一緒にいて楽しい人がいるから、そう感じるんだね」
「ジョシュア様……っ。はい……っ、そうですね……っ。そうだと思います……っ」

 勝手に頬っぺたが緩んで、わたしは心の中でピョンッと跳ねる。
 一緒に居て楽しい人、だって~っ。やったねっ。またギュギュっと距離が縮まっちゃったっ。

((ふっふっふ~。今のわたし達の姿を、お姉様に見せてあげたいな~))

 でもそれはできないから、その代わりに帰ったら報告をしようっと。
 お姉様が落ち込んで涙を流すの、面白くってクセになっちゃうんだよね~。今日もお父様達と眺めて、嗤っちゃおっと。

((そのためにも、もっともっと思い出を作らなきゃね))「ジョシュア様っ。明日もまた、ランチをご一緒してくださいませんか? 今度は手作りのランチを用意して、食べていただきたいです」
「もちろんだよ。ロレッタの手作り、楽しみにしてるね」
「はいっ、ご期待ください……っ。ちなみにジョシュア様は、お好きな食べ物とお嫌いな食べ物、ございますか?」
「どちらも、特にはないね。君が作ってくれるものなら、なんでも食べるよ」
「ありがとうございます……っ。明日は腕によりをかけて作りますねっ」

 こんな感じでず~っと楽しくお喋りをして、ランチの時間はお仕舞。まだまだここに居たいけど、授業があるからしょうがないよね。
 わたし達は揃って立ち上がって――あれ? ジョシュア様がテーブルの上で何かを掴んで、ポケットに入れた。
 テーブルの上には、何もなかったと思うけどな……? 今、何を取ったんだろ……?

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