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第5話 昨日の出来事その1~妹達が急変した理由~ ロレッタ視点(1)
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「ジョシュア様っ。こちらが、ご用意したランチです」
この学院ではカフェテリアか持参のどちらを選択できて、持参の場合は学院内のどこで食べても構わない。そこでわたし達は人気(ひとけ)がない中庭にシートを敷いて、バスケットをパカッと開けた。
大好きな人のために用意したのは、3種のサンドウィッチとエビのフリッター、じっくり調理したローストビーフとシーザーサラダ。以上の4品を、笑顔でお見せした。
「わ、すごいね。これ、全部作ってくれたんだ」
「はいっ。ジョシュア様に食べていただきたくって、一生懸命作りました……っ」
というのは、ウソ。わたしは料理の経験がなくってなにも作れないから、朝早くからシェフに作らせたのでした。
こういうコトで隠し事はしたくなかったけど、幻滅されたくないもんね。これは可愛い嘘なので、許してくださいねっ。
「どうぞ。よろしければ、お召し上がりください」
「うん、ありがたくいただくよ。……いただきます」
そうして今日のランチが始まって、まずはタマゴとハムのサンドウィッチをパクリ。ジョシュア様の綺麗なお口が美しく動いて、それが終わると破顔が返ってきた。
「美味しいよ。これは、マスタードかな? 絶妙な量が混ぜ込まれていて、それがすごくいいね」
「気に入っていただけて、嬉しいですっ。ジョシュア様、こちらをどうぞ」
タイミングを見計らってローストビーフを差し出し、そうしたらまたわたしへの大絶賛がやってくる。
料理を作ったのはシェフだけど、しっかりと監修をしたからわたしが作ったようなもの。だから誉め言葉はわたしへのもので、だから嬉し~っ。
((ふふふっ、ふふふふふっ。ジョシュア様の喜ばれるお顔を見られて、しかも印象がもっと良くなってゆく。最高の時間だねっ))
ジョシュア様はニコニコだけど、わたしもニコニコで。きっと、そんな状態だからだと思う。あっという間に食事は終わって、でも、まだ2人の時間は終わりませ~んっ。
これから予鈴が鳴るまで、ここでお喋りをするのです。
「ジョシュア様、こちらお茶です。こちらを飲みながらに致しましょう」
「そうだね、ありがとう――ごめん。少し席を外すね」
上品なジョシュア様は、こんなところも完璧。お手洗いを敢えて言わずに立ち上がり、傍を離れて――ぁっ。曲がり角を曲がる直前のコトだった。ポケットから小さなケースが落ちて、落下の勢いでパカっと開いてしまった。
「ジョシュア様っ――気付いてないみたい。代わりに拾って閉じないと」
わたしは急いで立ち上がって脱いでいた靴を履き、小走りで近づいて拾い上げる。それはピルケースのような形状で――…………。
「……………………………………」
偶然中が見えてしまって、その瞬間わたしは固まってしまった。
だって……。その中には二十数本もの、プラチナブロンドの髪の毛が入っていたのだから……。
この学院ではカフェテリアか持参のどちらを選択できて、持参の場合は学院内のどこで食べても構わない。そこでわたし達は人気(ひとけ)がない中庭にシートを敷いて、バスケットをパカッと開けた。
大好きな人のために用意したのは、3種のサンドウィッチとエビのフリッター、じっくり調理したローストビーフとシーザーサラダ。以上の4品を、笑顔でお見せした。
「わ、すごいね。これ、全部作ってくれたんだ」
「はいっ。ジョシュア様に食べていただきたくって、一生懸命作りました……っ」
というのは、ウソ。わたしは料理の経験がなくってなにも作れないから、朝早くからシェフに作らせたのでした。
こういうコトで隠し事はしたくなかったけど、幻滅されたくないもんね。これは可愛い嘘なので、許してくださいねっ。
「どうぞ。よろしければ、お召し上がりください」
「うん、ありがたくいただくよ。……いただきます」
そうして今日のランチが始まって、まずはタマゴとハムのサンドウィッチをパクリ。ジョシュア様の綺麗なお口が美しく動いて、それが終わると破顔が返ってきた。
「美味しいよ。これは、マスタードかな? 絶妙な量が混ぜ込まれていて、それがすごくいいね」
「気に入っていただけて、嬉しいですっ。ジョシュア様、こちらをどうぞ」
タイミングを見計らってローストビーフを差し出し、そうしたらまたわたしへの大絶賛がやってくる。
料理を作ったのはシェフだけど、しっかりと監修をしたからわたしが作ったようなもの。だから誉め言葉はわたしへのもので、だから嬉し~っ。
((ふふふっ、ふふふふふっ。ジョシュア様の喜ばれるお顔を見られて、しかも印象がもっと良くなってゆく。最高の時間だねっ))
ジョシュア様はニコニコだけど、わたしもニコニコで。きっと、そんな状態だからだと思う。あっという間に食事は終わって、でも、まだ2人の時間は終わりませ~んっ。
これから予鈴が鳴るまで、ここでお喋りをするのです。
「ジョシュア様、こちらお茶です。こちらを飲みながらに致しましょう」
「そうだね、ありがとう――ごめん。少し席を外すね」
上品なジョシュア様は、こんなところも完璧。お手洗いを敢えて言わずに立ち上がり、傍を離れて――ぁっ。曲がり角を曲がる直前のコトだった。ポケットから小さなケースが落ちて、落下の勢いでパカっと開いてしまった。
「ジョシュア様っ――気付いてないみたい。代わりに拾って閉じないと」
わたしは急いで立ち上がって脱いでいた靴を履き、小走りで近づいて拾い上げる。それはピルケースのような形状で――…………。
「……………………………………」
偶然中が見えてしまって、その瞬間わたしは固まってしまった。
だって……。その中には二十数本もの、プラチナブロンドの髪の毛が入っていたのだから……。
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