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第14話 15年後~幸せの始まり、恐怖の始まり~ ソフィー視点(1)
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「元貴族のソフィーさん、セニリアさん。刑期満了おめでとうございます」
あの日からが15年経って、今日は記念すべき日。お母様と一緒に――正気に戻ったお母様と一緒に、久し振りに外の土を踏んでいたら、目の前に会いたかった人が現れた。
シュヴァリエ家の当主となっている、ルロアの夫・レアンドル。馬車から降りたヤツは、慇懃無礼に一礼をした。
「……どうもありがとうございます。貴方のおかげでわたし達親子は貴族籍を失う羽目となり、同時に様々なものを失ってしまいましたわ」
「狭く汚い場所で生活させられたり、朝早くから労働させられたり、平民以下になったり、良い経験が出来たの。だからアナタには、とても感謝してるの」
だから、だからね。これから色々と準備をして、レアンドルとルロアにお返しをするからね? 楽しみにしておいてね?
「わざわざ嫌みを伝えにきてくださり、痛み入りますわ。さ、ソフィー。行きましょうか」
「そうね、お母様。わたし達は今から忙しくなるんだもの」
お金はないから、色仕掛けを使う。金を持ってそうな男を誘惑をして、資金を手に入れる。
あとはその金を使って殺し屋などを雇って、あら不思議。数日後には侯爵夫妻の死体が見つかって、ハッピーエンド。お礼は完了、となるのよね。
((侯爵家でも、隙は沢山あるんだもの。資金と駒さえ手に入れば、絶対に上手くいく))
レアンドル――。勝ち誇っていられるのも今のうちよ――。わたし達は心の中で嗤い、歩き出す。
こういう時にまず狙うのは、酒場よね。露出度の高い服を買って、この辺で一番大きなトコロを目指しましょ――
「お二人とも、お待ちください。貴方がたは勘違いされているようですが、僕は嫌みを言いに来たのではありません。かつて義母義妹となる予定だったお二人のために、大事な情報をお伝えしに来たのですよ」
――このあとの予定を考えていたら、レアンドルの声が背中へと飛んできた。
まだ、あったの? なんなのかしら……?
「実を言いますと、お二人は非常に危険な状態なのですよ。とある人間に、お命を狙われているのです」
「命、ですって? まあ、面白い冗談ですこと」
「わたし達を怖がらせようとしても、無駄よ。そんなものには騙されないわ」
「いえ、これは事実なのですよ。……お二人は秘薬などの入手ルートを説明し、減刑を手に入れましたよね?」
それに関しては、確かにそう。魅了にかかってたお母様にお願いをして明かしてもらって、なんとソレは大成功。仲介者どころか商人まで捕まえられたみたいで、大きな減刑を勝ち取れたのよねっ。
やっぱり、世の中はわたしに味方をしてくれていて――
「それが、商人の仲間の反感を買ったようでしてね。どうやらお二人は、闇の商人たちの殺害対象となっているようなのですよ」
――え。
え…………?
あの日からが15年経って、今日は記念すべき日。お母様と一緒に――正気に戻ったお母様と一緒に、久し振りに外の土を踏んでいたら、目の前に会いたかった人が現れた。
シュヴァリエ家の当主となっている、ルロアの夫・レアンドル。馬車から降りたヤツは、慇懃無礼に一礼をした。
「……どうもありがとうございます。貴方のおかげでわたし達親子は貴族籍を失う羽目となり、同時に様々なものを失ってしまいましたわ」
「狭く汚い場所で生活させられたり、朝早くから労働させられたり、平民以下になったり、良い経験が出来たの。だからアナタには、とても感謝してるの」
だから、だからね。これから色々と準備をして、レアンドルとルロアにお返しをするからね? 楽しみにしておいてね?
「わざわざ嫌みを伝えにきてくださり、痛み入りますわ。さ、ソフィー。行きましょうか」
「そうね、お母様。わたし達は今から忙しくなるんだもの」
お金はないから、色仕掛けを使う。金を持ってそうな男を誘惑をして、資金を手に入れる。
あとはその金を使って殺し屋などを雇って、あら不思議。数日後には侯爵夫妻の死体が見つかって、ハッピーエンド。お礼は完了、となるのよね。
((侯爵家でも、隙は沢山あるんだもの。資金と駒さえ手に入れば、絶対に上手くいく))
レアンドル――。勝ち誇っていられるのも今のうちよ――。わたし達は心の中で嗤い、歩き出す。
こういう時にまず狙うのは、酒場よね。露出度の高い服を買って、この辺で一番大きなトコロを目指しましょ――
「お二人とも、お待ちください。貴方がたは勘違いされているようですが、僕は嫌みを言いに来たのではありません。かつて義母義妹となる予定だったお二人のために、大事な情報をお伝えしに来たのですよ」
――このあとの予定を考えていたら、レアンドルの声が背中へと飛んできた。
まだ、あったの? なんなのかしら……?
「実を言いますと、お二人は非常に危険な状態なのですよ。とある人間に、お命を狙われているのです」
「命、ですって? まあ、面白い冗談ですこと」
「わたし達を怖がらせようとしても、無駄よ。そんなものには騙されないわ」
「いえ、これは事実なのですよ。……お二人は秘薬などの入手ルートを説明し、減刑を手に入れましたよね?」
それに関しては、確かにそう。魅了にかかってたお母様にお願いをして明かしてもらって、なんとソレは大成功。仲介者どころか商人まで捕まえられたみたいで、大きな減刑を勝ち取れたのよねっ。
やっぱり、世の中はわたしに味方をしてくれていて――
「それが、商人の仲間の反感を買ったようでしてね。どうやらお二人は、闇の商人たちの殺害対象となっているようなのですよ」
――え。
え…………?
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