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第14話 15年後~幸せの始まり、恐怖の始まり~ ソフィー視点(2)
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「仲間の破滅と、魅了の存在が知れ渡ってしまったこと。それらに相当、ご立腹のようでしてね。風に噂によると、出所後直後を狙うようなのですよ」
「「………………」」
レアンドルの言葉。わたしとお母様は、それを唖然となって聞いていた。
私達が……。狙われている……?
「恐らくはすでに動き出していて、もう間もなく姿を見せるかもしれませんね。一秒でも早く拉致し、お礼として拷問をした上で殺害をしたいようですので」
「ひぃ! そ、そんな……。そんな……っ」
「わたし達は出てきたばかりで、何の対策もできない……。このままじゃ――っっ! れっ、レアンドル様っ!! たっ、助けてくださいっ!!」
よく考えてみたら、目の前にいるのは侯爵様! 侯爵家に匿ってもらえれば、ソイツらは手を出せないわ!
「さ、さっきのも冗談でしてっ、わたし達は服役中に反省猛省したんですっ! 実は真っ先にお姉様とレアンドル様に謝罪を行おうとする程に後悔していたんですよっ!」
「そっ、そうっ! そうなんですのよっ! 出所が嬉しく興奮してしまいっ、つい思ってもみないことを口にしてしまっただけなんですのっ!」
「レアンドル様っ、レアンドルお義兄様っ! お願いしますっ! 下働きでもなんでもさせていただきますのでっ! シュヴァリエ家に置いてくださいっ!!」
「「お願い致します!!」」
そう言いながらわたし達は縋り、顔を――お顔を見上げる。
戸籍上は違っているものの、レアンドル様とは義理の兄妹なんですものっ。親しい方なんですものっ! 本当に困っている時は、助けてくれますよねっ!?
「お断りします。僕を操ろうとした人間、愛する人と義父に罪悪感を抱かせた人間を、助ける気にはなりませんので」
「そ、そんな……っ!」
「お義兄様!! 一生のお願いです!! 一度だけっ、お助けください!!」
「何度頼まれても、変わりませんよ。……と、言うつもりでしたが――。拷問や惨殺を知った上で傍観者となる。その対象が悪人2人であっても、それではルロアの寝覚めが悪くなってしまいます。そこで、少しだけ手を貸しましょう」
! レアンドル様は小さく息を吐き、後ろを一瞥したっ。
どっ、どんな手をっ! 貸してくださるのっ⁉
「『もう間もなく姿を見せる』、実はさっきのお話は嘘。商人の仲間には、『出所は明日』と偽りの情報を流しています。ですので明日までに行方をくらますことができれば、最悪の事態は避けられますよ」
「あっ、ありがとうございますっ! でっ、でしたらお義兄様っ! そのお手伝いをしていただけると――」
「手を貸すのは少しだけ、これ以上の施しを与えるつもりはありませんよ。このあとのことは、自分たちでお考えください」
「「おっ、お待ちをっ‼ あと一つだけご慈悲を‼ お願いいたしま――ぁ、ぁぁぁ……」」
どんなに懇願をしても、無駄だった……。
レアンドル様は踵を返して、馬車に乗り込み……。シュヴァリエ家の豪奢で堅牢な馬車は、わたし達のもとを去ってしまったのだった……。
だから……。
わたし達はすぐさま、必死になって――
「「………………」」
レアンドルの言葉。わたしとお母様は、それを唖然となって聞いていた。
私達が……。狙われている……?
「恐らくはすでに動き出していて、もう間もなく姿を見せるかもしれませんね。一秒でも早く拉致し、お礼として拷問をした上で殺害をしたいようですので」
「ひぃ! そ、そんな……。そんな……っ」
「わたし達は出てきたばかりで、何の対策もできない……。このままじゃ――っっ! れっ、レアンドル様っ!! たっ、助けてくださいっ!!」
よく考えてみたら、目の前にいるのは侯爵様! 侯爵家に匿ってもらえれば、ソイツらは手を出せないわ!
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「そっ、そうっ! そうなんですのよっ! 出所が嬉しく興奮してしまいっ、つい思ってもみないことを口にしてしまっただけなんですのっ!」
「レアンドル様っ、レアンドルお義兄様っ! お願いしますっ! 下働きでもなんでもさせていただきますのでっ! シュヴァリエ家に置いてくださいっ!!」
「「お願い致します!!」」
そう言いながらわたし達は縋り、顔を――お顔を見上げる。
戸籍上は違っているものの、レアンドル様とは義理の兄妹なんですものっ。親しい方なんですものっ! 本当に困っている時は、助けてくれますよねっ!?
「お断りします。僕を操ろうとした人間、愛する人と義父に罪悪感を抱かせた人間を、助ける気にはなりませんので」
「そ、そんな……っ!」
「お義兄様!! 一生のお願いです!! 一度だけっ、お助けください!!」
「何度頼まれても、変わりませんよ。……と、言うつもりでしたが――。拷問や惨殺を知った上で傍観者となる。その対象が悪人2人であっても、それではルロアの寝覚めが悪くなってしまいます。そこで、少しだけ手を貸しましょう」
! レアンドル様は小さく息を吐き、後ろを一瞥したっ。
どっ、どんな手をっ! 貸してくださるのっ⁉
「『もう間もなく姿を見せる』、実はさっきのお話は嘘。商人の仲間には、『出所は明日』と偽りの情報を流しています。ですので明日までに行方をくらますことができれば、最悪の事態は避けられますよ」
「あっ、ありがとうございますっ! でっ、でしたらお義兄様っ! そのお手伝いをしていただけると――」
「手を貸すのは少しだけ、これ以上の施しを与えるつもりはありませんよ。このあとのことは、自分たちでお考えください」
「「おっ、お待ちをっ‼ あと一つだけご慈悲を‼ お願いいたしま――ぁ、ぁぁぁ……」」
どんなに懇願をしても、無駄だった……。
レアンドル様は踵を返して、馬車に乗り込み……。シュヴァリエ家の豪奢で堅牢な馬車は、わたし達のもとを去ってしまったのだった……。
だから……。
わたし達はすぐさま、必死になって――
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