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第3話 あれから?時間後~ハーオット子爵邸では~ マルグリット視点(2)
「感情的になり、感情の赴くまま訴える。わたくし達は愚かな真似をしていたわ。あぁ、なんて貴族らしくないのかしら」
「それらは、教養も品もない平民が行う反応。我々は貴族、人間界の上流に生きる人間なのだからな。問題に直面した場合は、そのような対応をするべきではない。スマートに『搦め手』を使うべきだったのだよ」
おもわず口をパクパクさせていたら、お父様とお母様は揃ってオーバーに竦めて見せた。
わたしが気を失うまでは同じくらい狼狽えていたのに、こんな風になるだなんて。わたしが知らない間に、何があったの……?
「マルグリットが倒れたこともあり、我々は情けないことに怒りに任せてティナの部屋を滅茶苦茶にした。そうしてデスクやら何やらを壊している際に、偶然とあるものを発見するのだよ」
「コスモスやパンジーの押し花。あの子が以前とある領民からもらったプレゼント、を収納していたケースが目にしたの」
確か………………。ええと………………5年前? 6年前? だったかしら。何かしらの理由で大勢の領民たちと交流する機会があって、その際にそんなものを渡された記憶がある。
綺麗でもないし高価でもないからわたしは即捨てたけど、あの子はずっと持っていたのよね。
「ティナは『家』であり『領民』を大切にしていた。それを思い出し、ピンと閃いたのだよ」
「領民を盾にすれば言うことを聞かせれる。そう思い付いたのよ」
この支援を受けられなければラファオール家は大きなダメージを受けて、いずれは愛する領民にも影響が及んでしまう。そう理解させたら状況は変わる、お父様はお母様はそう気が付いたそう!
「故に我々は即座に動き出し今朝、早馬を使いティナに手紙を送った」
「あんな小汚いものを大事に保管し、嫁ぎ先にも持っていった程に想っているんだもの。手紙を読めば弊害があると気付き、大急ぎでクロードに支援のお願いをするわ」
「したがって明日中には、明るい返事がやって来るだろうな」
お母様が今言ったように、あの子にとって領民は大切な存在なんだもの。そんな人達に悪影響が出るのなら、絶対に守ろうとする!
「すごいわっ。さすがお父様とお母様だわっ! 逆転っ、大逆転だわ!」
「うむ。その通り。大逆転、なのだよ」
「だからわたくし達はニコニコしていて、だから――。3人で楽しく、その時を待ちましょうね」
その言葉に揃って頷き合い、早速わたし達は『勝利』を祝してパーティーを開催。高めのワインを飲んだり豪華な料理を楽しんだりして賑やかな時を過ごし、そうしていると――来た。翌日の夕方、ラファオール家から手紙が届いた。
「お父様、何が書いてあるのか気になっているのぉ。早く目を通してみて」
「急にラファオール家から、手紙だなんて。なんなのだろうなぁ? よーし、読んでみよう」
ふざけて笑い合ったあと、お父様は手紙を開封して中身を検め始める。そして、ふふふふふふっ。すぐに――
「なんだって!? 支援はしないだと!?」
――え……?
え……!?
「それらは、教養も品もない平民が行う反応。我々は貴族、人間界の上流に生きる人間なのだからな。問題に直面した場合は、そのような対応をするべきではない。スマートに『搦め手』を使うべきだったのだよ」
おもわず口をパクパクさせていたら、お父様とお母様は揃ってオーバーに竦めて見せた。
わたしが気を失うまでは同じくらい狼狽えていたのに、こんな風になるだなんて。わたしが知らない間に、何があったの……?
「マルグリットが倒れたこともあり、我々は情けないことに怒りに任せてティナの部屋を滅茶苦茶にした。そうしてデスクやら何やらを壊している際に、偶然とあるものを発見するのだよ」
「コスモスやパンジーの押し花。あの子が以前とある領民からもらったプレゼント、を収納していたケースが目にしたの」
確か………………。ええと………………5年前? 6年前? だったかしら。何かしらの理由で大勢の領民たちと交流する機会があって、その際にそんなものを渡された記憶がある。
綺麗でもないし高価でもないからわたしは即捨てたけど、あの子はずっと持っていたのよね。
「ティナは『家』であり『領民』を大切にしていた。それを思い出し、ピンと閃いたのだよ」
「領民を盾にすれば言うことを聞かせれる。そう思い付いたのよ」
この支援を受けられなければラファオール家は大きなダメージを受けて、いずれは愛する領民にも影響が及んでしまう。そう理解させたら状況は変わる、お父様はお母様はそう気が付いたそう!
「故に我々は即座に動き出し今朝、早馬を使いティナに手紙を送った」
「あんな小汚いものを大事に保管し、嫁ぎ先にも持っていった程に想っているんだもの。手紙を読めば弊害があると気付き、大急ぎでクロードに支援のお願いをするわ」
「したがって明日中には、明るい返事がやって来るだろうな」
お母様が今言ったように、あの子にとって領民は大切な存在なんだもの。そんな人達に悪影響が出るのなら、絶対に守ろうとする!
「すごいわっ。さすがお父様とお母様だわっ! 逆転っ、大逆転だわ!」
「うむ。その通り。大逆転、なのだよ」
「だからわたくし達はニコニコしていて、だから――。3人で楽しく、その時を待ちましょうね」
その言葉に揃って頷き合い、早速わたし達は『勝利』を祝してパーティーを開催。高めのワインを飲んだり豪華な料理を楽しんだりして賑やかな時を過ごし、そうしていると――来た。翌日の夕方、ラファオール家から手紙が届いた。
「お父様、何が書いてあるのか気になっているのぉ。早く目を通してみて」
「急にラファオール家から、手紙だなんて。なんなのだろうなぁ? よーし、読んでみよう」
ふざけて笑い合ったあと、お父様は手紙を開封して中身を検め始める。そして、ふふふふふふっ。すぐに――
「なんだって!? 支援はしないだと!?」
――え……?
え……!?
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