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4 次のイタズラ(5)
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「――こちらが、僕のアイディアです。いかがでしょうか、クイーン」
「はいっ。うまくいくと思います」
レオンさんから教えてもらった作戦だったら、必ず成功できる。
そう感じた私は、すぐに手をパチパチ叩いた。
「その方法を使ったら、ヒロはすぐに動き出します。そこならトラも一緒には行けませんし、すごく良い作戦ですよっ」
「お褒めのお言葉、恐縮です。……では、準備を行いますね」
ふわりと微笑んでくれた、レオンさん。私はそんなレオンさんと一緒に空き地を出て、ヒロとトラから見えない位置で止まる。
そうしたらレオンさんは、すぅっと息を吸い込んで――
「『現本(げんほん)』」
――と呟く。
すると一瞬だけレオンさんの全身が七色に輝いて、その光は弾けるようにして消えました。
これはさっきとは違って、お話の登場人物に気付いてもらえるようになる力。ヒロとトラはレオンさんの姿が見えるようになるし、レオンさんのお声も聞こえるようになるの。
「レオンさん。よろしくお願いします」
「お任せください。クイーン、行ってまいります」
一緒にここに来たけど、あそこに戻るのはレオンさんだけ。
レオンさんはゆっくり道を歩いて行って、空き地の前についたら――
「はいっ。うまくいくと思います」
レオンさんから教えてもらった作戦だったら、必ず成功できる。
そう感じた私は、すぐに手をパチパチ叩いた。
「その方法を使ったら、ヒロはすぐに動き出します。そこならトラも一緒には行けませんし、すごく良い作戦ですよっ」
「お褒めのお言葉、恐縮です。……では、準備を行いますね」
ふわりと微笑んでくれた、レオンさん。私はそんなレオンさんと一緒に空き地を出て、ヒロとトラから見えない位置で止まる。
そうしたらレオンさんは、すぅっと息を吸い込んで――
「『現本(げんほん)』」
――と呟く。
すると一瞬だけレオンさんの全身が七色に輝いて、その光は弾けるようにして消えました。
これはさっきとは違って、お話の登場人物に気付いてもらえるようになる力。ヒロとトラはレオンさんの姿が見えるようになるし、レオンさんのお声も聞こえるようになるの。
「レオンさん。よろしくお願いします」
「お任せください。クイーン、行ってまいります」
一緒にここに来たけど、あそこに戻るのはレオンさんだけ。
レオンさんはゆっくり道を歩いて行って、空き地の前についたら――
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