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第2章
6話(5)
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「……あのバカが勇者になったのは、むかし助けた私の責任でもある、それしか方法がないみたいだし、ティルの案でいきましょ」
「ミファ。繰り返すが、死活問題になるんだぞ? それでもいいのか?」
最大の目的を果たせなくなってもいいのか? そういう問いかけを含んだ目線が、注がれる。
「ミファには、是が非でも叶えたいものがあるだろう? それができなくなる可能性があっても、やるのか?」
「とーぜんよ。私はこういう人達を無視できるほど、大人じゃない。それに――」
それに。なにより。
「大魔王ってのは、魔王よりもずっと強いんでしょ? だったらハンデを負った状態で魔王に勝たないと、どのみち後日負けておじゃんよ」
「……確かに、そうだな。…………ミファなら、そう答えると思っていたよ…………」
ティルはボソボソっと何かを呟き、クール然とした微笑みを浮かべくれた。
「分かった、この作戦を実行する。まずは説明を――してる暇は、なさそうだ」
少し離れた場所――街の奥の方で、大きな音と大きな悲鳴が聞こえた。嫌な方向に、戦局に変化があったみたいね。
「ミファ。繰り返すが、死活問題になるんだぞ? それでもいいのか?」
最大の目的を果たせなくなってもいいのか? そういう問いかけを含んだ目線が、注がれる。
「ミファには、是が非でも叶えたいものがあるだろう? それができなくなる可能性があっても、やるのか?」
「とーぜんよ。私はこういう人達を無視できるほど、大人じゃない。それに――」
それに。なにより。
「大魔王ってのは、魔王よりもずっと強いんでしょ? だったらハンデを負った状態で魔王に勝たないと、どのみち後日負けておじゃんよ」
「……確かに、そうだな。…………ミファなら、そう答えると思っていたよ…………」
ティルはボソボソっと何かを呟き、クール然とした微笑みを浮かべくれた。
「分かった、この作戦を実行する。まずは説明を――してる暇は、なさそうだ」
少し離れた場所――街の奥の方で、大きな音と大きな悲鳴が聞こえた。嫌な方向に、戦局に変化があったみたいね。
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