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第7話 追い出された結果 俯瞰視点(1)
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「お前のせいだ!!」
「アンタのせいよ!!」
フラルード邸から100メートル近く離れた場所。フラルード家の人間に連れ出されて放置された場所で、テランスとヴェロニクは激しく睨み合っていました。
「あそこでお前がごねたせいで失敗したんだぞ!!」
「違う!! ごねたのも失敗したのもアンタのせいよ!!」
2度目の決断を迫られた時あと、身を引いていたら3500万を立て替えてもらえた。なんで身を引かなかったんだ!?
他責思考な2人が非を認めるはずがなく、理不尽な怒りをぶつけあっていたのです。
「自分だけ楽に生きようだなんてっ! ふざけるなよ!!」
「そっちだって考えていたことでしょ!! よくもまあ偉そうに言えるわね!!」
「こっちは長男嫡男っ、次期当主になる男だったんだぞ!! お前より偉いんだから偉そうに言うのは当たり前だ!!」
「なってないんだからないも同然よそんなの!! どこが偉い!? 同じじゃないの!」
「同じじゃない!! 大体なあっ、11年前に持ち出した物と金の合計金額は俺の方が多いんだぞ!? 俺の方がプラスが多いんだから偉そうにする権利はある!!」
「それを言うなら売り上げは女物の方がっ、私の方が多かった!! 始まりの額を軽々超えてるんですけど!? 私の方が偉いんですけど!?」
「黙れ!! 口答えするな!!」
「正論を言われたからって逃げるな!! 卑怯もの!!」
「なんだと……!! この……!!」
「なによ……!! この……!!」
どちらもロゼーヌとレジスに助けを求めるまでは、確かに愛し合っていました。ですが先の失敗により『相手への怒りの炎』が燃え盛っていて、『愛』は燃えてすっかり灰と化していました。
今の2人にとって目の前にいるのは最愛の人ではなく、チャンスを逃す原因を作った元凶。忌々しい存在となっており、お互いに胸倉を掴み合いました。
「生意気言いやがって……! どちらが上か、分からせてやる……!!」
「その醜い根性っ、叩き直してあげるわ……!!」
分からせる&叩き直す、その方法は暴力。テランスとヴェロニクは空いている方の手を思い切り振り、目の前にある頬を力任せに引っ叩きました。
「ぶ!? よくもやりやがったな!!」
「ばっ!? よくもやったわね!!」
どちらも視界がぐらつくほどの一撃を浴びていましたが、烈火の如き怒りによってどちらも怯まない。まるでノーダメージであるかのように、激しい応酬が始まって――
「ぶご!? くそがぁ!!」
「ぶっ!? このぉぉぉ!!」
「がは!? ぉぉぉぉぉお!!」
「ぁが!? ああぁあああ!!」
「びご!? しつこいぞおお!!」
「ばひ!? しつこいのはそっちよぉぉおおお!!」
――5分経っても、顔が腫れてしまっても止まる気配はなかったのですが、更に5分が過ぎた頃のことでした。2人の醜い争いは、2人にとって予想外の理由で強制的に終了してしまうのでした。
「いつまで続けるんだよ、お前ら」
「もう見飽きたんでな、殴り合いは終わりだ。ここからはオレらと、借金のお話をしようやぁ」
「アンタのせいよ!!」
フラルード邸から100メートル近く離れた場所。フラルード家の人間に連れ出されて放置された場所で、テランスとヴェロニクは激しく睨み合っていました。
「あそこでお前がごねたせいで失敗したんだぞ!!」
「違う!! ごねたのも失敗したのもアンタのせいよ!!」
2度目の決断を迫られた時あと、身を引いていたら3500万を立て替えてもらえた。なんで身を引かなかったんだ!?
他責思考な2人が非を認めるはずがなく、理不尽な怒りをぶつけあっていたのです。
「自分だけ楽に生きようだなんてっ! ふざけるなよ!!」
「そっちだって考えていたことでしょ!! よくもまあ偉そうに言えるわね!!」
「こっちは長男嫡男っ、次期当主になる男だったんだぞ!! お前より偉いんだから偉そうに言うのは当たり前だ!!」
「なってないんだからないも同然よそんなの!! どこが偉い!? 同じじゃないの!」
「同じじゃない!! 大体なあっ、11年前に持ち出した物と金の合計金額は俺の方が多いんだぞ!? 俺の方がプラスが多いんだから偉そうにする権利はある!!」
「それを言うなら売り上げは女物の方がっ、私の方が多かった!! 始まりの額を軽々超えてるんですけど!? 私の方が偉いんですけど!?」
「黙れ!! 口答えするな!!」
「正論を言われたからって逃げるな!! 卑怯もの!!」
「なんだと……!! この……!!」
「なによ……!! この……!!」
どちらもロゼーヌとレジスに助けを求めるまでは、確かに愛し合っていました。ですが先の失敗により『相手への怒りの炎』が燃え盛っていて、『愛』は燃えてすっかり灰と化していました。
今の2人にとって目の前にいるのは最愛の人ではなく、チャンスを逃す原因を作った元凶。忌々しい存在となっており、お互いに胸倉を掴み合いました。
「生意気言いやがって……! どちらが上か、分からせてやる……!!」
「その醜い根性っ、叩き直してあげるわ……!!」
分からせる&叩き直す、その方法は暴力。テランスとヴェロニクは空いている方の手を思い切り振り、目の前にある頬を力任せに引っ叩きました。
「ぶ!? よくもやりやがったな!!」
「ばっ!? よくもやったわね!!」
どちらも視界がぐらつくほどの一撃を浴びていましたが、烈火の如き怒りによってどちらも怯まない。まるでノーダメージであるかのように、激しい応酬が始まって――
「ぶご!? くそがぁ!!」
「ぶっ!? このぉぉぉ!!」
「がは!? ぉぉぉぉぉお!!」
「ぁが!? ああぁあああ!!」
「びご!? しつこいぞおお!!」
「ばひ!? しつこいのはそっちよぉぉおおお!!」
――5分経っても、顔が腫れてしまっても止まる気配はなかったのですが、更に5分が過ぎた頃のことでした。2人の醜い争いは、2人にとって予想外の理由で強制的に終了してしまうのでした。
「いつまで続けるんだよ、お前ら」
「もう見飽きたんでな、殴り合いは終わりだ。ここからはオレらと、借金のお話をしようやぁ」
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