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第14話 やがてローズは、真実を知る ローズ視点(2)
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「ね、ネエサン――ごほん。ね、姉さんっっ! フェリックス兄さんとどうして仲良くしていられるの!? なんで上手くいってるのっ!?」
落ち着きのあるシスターキャラなどなど、色々取り繕ってる場合じゃない。あたしはものすごい勢いでサーラ姉さんに詰め寄った。
「? どうしてって、フェリックスさんが素敵な人だからだよ? 2年前まではローズも一緒にいたから、知ってるよね?」
「そうだけどっ、そうじゃなくてっ! ちょっ、ちょっと来て!! いいから来て!!」
周りにはこの家の使用人達がいて、やりにくい。そこでエントランスの隅まで引っ張っていって、2人きりにして再開させる。
「フェリックス兄さんの帰宅時間とか、休日の言動とかっ! 不自然でおかしな点がいくつもあるでしょっ!? なにがどうなったらそんなに生き生きとしていられるの!? まさか頭お花畑で気付いてないの!? あの人の適当な言い訳を信じちゃってるの!?」
仕事で遅くなったとか、急に用事が増えたとか。そんな嘘を信じてるの!?
「??? 不自然でおかしな点は、ないよ? 外でお仕事がある日は終わったらすぐ帰ってきてくれるし、休日はいつも一緒に居てくれるから」
「はあ!? それっ、本気で言ってるの!? バカみたいな夢を見てるんじゃなくって!?」
「うん、本気で夢でもないよ。お義父様とお義母様――はお留守だから、使用人の皆さんに聞いてもらったら分かるよ」
と言うから聞きに行ってみたら、全部ホント。平日はやるべきことが済むと即帰ってきて、休日はず~っと2人でイチャイチャしてるみたい…………。
((そ、そうだった……。よく考えてみたら……))
フェリックスは、堂々と2股を宣言する恋愛サイコパス。浮気をしているなら、平然と姉さんに伝えるんだった……。
落ち着きのあるシスターキャラなどなど、色々取り繕ってる場合じゃない。あたしはものすごい勢いでサーラ姉さんに詰め寄った。
「? どうしてって、フェリックスさんが素敵な人だからだよ? 2年前まではローズも一緒にいたから、知ってるよね?」
「そうだけどっ、そうじゃなくてっ! ちょっ、ちょっと来て!! いいから来て!!」
周りにはこの家の使用人達がいて、やりにくい。そこでエントランスの隅まで引っ張っていって、2人きりにして再開させる。
「フェリックス兄さんの帰宅時間とか、休日の言動とかっ! 不自然でおかしな点がいくつもあるでしょっ!? なにがどうなったらそんなに生き生きとしていられるの!? まさか頭お花畑で気付いてないの!? あの人の適当な言い訳を信じちゃってるの!?」
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と言うから聞きに行ってみたら、全部ホント。平日はやるべきことが済むと即帰ってきて、休日はず~っと2人でイチャイチャしてるみたい…………。
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