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4話 偶然のトラブル、発生(1)
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「にゃ! にゃにゃにゃ!」《おいそこのメス猫! ちょっと止まれ!》
休憩を挟みつつ走って、更に一時間と半分が過ぎた頃。道程にある『アール村』という村を通り抜けていたら、太った茶トラの猫が通せんぼをした。
(えっ? なにこの猫……? 私に何の用なの……?)
人間の私には当たり前の話ネコの知り合いはいなくって、この子とは初対面。呼び止められる理由がさっぱりだけど、進路を塞いでいるからしょうがない。
私は足を止め、返事をすることにした。
(いつも通りに言葉を話すようにすれば、勝手に猫語が出てたから……。えーと……)「にゃにゃーにゃ?」《はいなんですか?》
わざわざ私に声をかけた理由。それは、なに?
「にゃにゃんにゃ! にゃにゃにゃーっっ!」《お前に一目惚れをした! オレの嫁になれっっ!》
この猫の目的は、求婚。どうやら今の姿をかなり気に入ったようで、興奮気味に鳴いてきた。
「にゃあ! にゃうー、にゃううー! にゃーにゃーにゃ!!」(黒いの! お前の黒い毛、しなやかな肉体は実に美しい! オレはお前を好きになってしまったんだ!!)
「にゃ、にゃぁ……。にゃあ、にゃあ……。にゃ、にゃあにゃーにゃ……」《そ、そうなんですか……。すみませんが、お断りします……。私は、こう見えても人間なので……》
種族が違うし、なにより私にはもう相手がいる。そのため両足を前で揃え、(多分)丁重にお断りさせてもらった。
「にゃにゃっ!? にゃにゃにゃ……」《元が人間!? そうだったのか……》
「にゃ、にゃーにゃ。にゃぁ――」《はい、そうなんです。なので――》
「にゃにゃっ、にゃにゃにゃんっっ! にゃにゃー! にゃにゃにゃーっ!」《だが元人間でも、今は猫だろうっ! なら問題はない! オレの嫁になれっ!》
「にゃにゃんっ!? にゃ、にゃにゃにゃっ!」《そんな滅茶苦茶なっ!? も、もう失礼しますっ!》
薄々は気付いてたけどかなり危ない猫みたいなので、全力でダッシュをして素早く茶トラの脇を通り抜ける。
人間の世界と同じで、猫の世界にもいるのね……。こういう自己中心的なタイプが……。
(はぁ、驚いたわ。猫も何かと大変なのね――)
「にゃっ、ふしゃーっ! しゃしゃーっ!!」《待てっ、逃がさんぞ! お前はオレの嫁だっ!!》
走っていると後方で乱暴な鳴き声がして、茶トラが猛スピードで追いかけてきたっ!
う、うそ……っ。あの猫、力ずくで私を自分のものにしようとしてる……!?
休憩を挟みつつ走って、更に一時間と半分が過ぎた頃。道程にある『アール村』という村を通り抜けていたら、太った茶トラの猫が通せんぼをした。
(えっ? なにこの猫……? 私に何の用なの……?)
人間の私には当たり前の話ネコの知り合いはいなくって、この子とは初対面。呼び止められる理由がさっぱりだけど、進路を塞いでいるからしょうがない。
私は足を止め、返事をすることにした。
(いつも通りに言葉を話すようにすれば、勝手に猫語が出てたから……。えーと……)「にゃにゃーにゃ?」《はいなんですか?》
わざわざ私に声をかけた理由。それは、なに?
「にゃにゃんにゃ! にゃにゃにゃーっっ!」《お前に一目惚れをした! オレの嫁になれっっ!》
この猫の目的は、求婚。どうやら今の姿をかなり気に入ったようで、興奮気味に鳴いてきた。
「にゃあ! にゃうー、にゃううー! にゃーにゃーにゃ!!」(黒いの! お前の黒い毛、しなやかな肉体は実に美しい! オレはお前を好きになってしまったんだ!!)
「にゃ、にゃぁ……。にゃあ、にゃあ……。にゃ、にゃあにゃーにゃ……」《そ、そうなんですか……。すみませんが、お断りします……。私は、こう見えても人間なので……》
種族が違うし、なにより私にはもう相手がいる。そのため両足を前で揃え、(多分)丁重にお断りさせてもらった。
「にゃにゃっ!? にゃにゃにゃ……」《元が人間!? そうだったのか……》
「にゃ、にゃーにゃ。にゃぁ――」《はい、そうなんです。なので――》
「にゃにゃっ、にゃにゃにゃんっっ! にゃにゃー! にゃにゃにゃーっ!」《だが元人間でも、今は猫だろうっ! なら問題はない! オレの嫁になれっ!》
「にゃにゃんっ!? にゃ、にゃにゃにゃっ!」《そんな滅茶苦茶なっ!? も、もう失礼しますっ!》
薄々は気付いてたけどかなり危ない猫みたいなので、全力でダッシュをして素早く茶トラの脇を通り抜ける。
人間の世界と同じで、猫の世界にもいるのね……。こういう自己中心的なタイプが……。
(はぁ、驚いたわ。猫も何かと大変なのね――)
「にゃっ、ふしゃーっ! しゃしゃーっ!!」《待てっ、逃がさんぞ! お前はオレの嫁だっ!!》
走っていると後方で乱暴な鳴き声がして、茶トラが猛スピードで追いかけてきたっ!
う、うそ……っ。あの猫、力ずくで私を自分のものにしようとしてる……!?
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☆読者様の御親切に心から感謝申し上げます。本当にありがとうございます。
ご心配頂きました件について『お礼とご報告』を近況ボードにてお伝えさせて頂きます。
引き続きお楽しみ頂けましたら幸いです♡ (百谷シカ・拝)
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