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第2話(4)
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((私の部屋で2人で過ごしていて、エリオットさんと私は口論になった。そうでは、ありません……!))
その日はお昼から夕方まで一緒に居ましたが、ケンカなんて一度も起きてはいません。むしろ、その逆なんです。
『ルシィ、次はどこに行こうか。前回は山だったから、今度は湖畔に行ってみる? それとも敢えて、もう一度山がいい?』
『山はたっぷり楽しんだので、湖畔、いいですね。エリオット君は行ってみたい湖畔、ありますか?』
『ん~。今は、特にないよ。ということで、あれだ。次の目的地は、ルシィが興味を持ってたサハナ湖のトコがいいかもね』
私達はこんな風に来週のピクニックの計画を練って、いつものようにエリオット君は私を優先してくれて。とても楽しい時間を過ごしましたっ!
((それに……。それに……っっ))
その日、アリーさんはあの場に居ません。
彼女のお父様であるグエント様はいらっしゃられましたが、その際の来訪者はグエント様1人。家族の同行なんてありませんでした。
それに、そもそも――。あの方が我が家を訪れた事は、一度もないんです。
なので、全てが間違い。何もかもが、偽りです。
((なのに私は、事実と思い込んでいて……。今も、そう思いかけていました……))
まるで、何かに引きずられるよう。さっきまではあんなにも疑っていたのに、その疑念が綺麗に消えかけてしました。
((これは…………………………ますます、おかしいです。それに……))
思い返せばお父様もお母様も、『アリーさんが仲裁してくれて本当に良かった』や『あのケンカが前触れだったのかもしれない』と声を揃えていました。
なので、2人も……。起きていない事を、起きていると確信しています……っ。
「? ルシィ、顔色が悪いわよ? どうしたの?」
「い、いえ、なんでもありません。……すみません。そろそろ、帰ります」
「えっ!? 遊びに来たばかりなのに帰るの!?」
「は、はい。気になる事が、できましたので」
どうしてこんな状態になっているのか。それを、突き止めなければなりません。
そのためお父様とお母様に質問をして、手掛かりを掴みたいのです。
「慌ただしくてすみません。失礼します」
「ええ、バイバイ。今度はゆっくりしていきなさいよ?」
「はいっ。バイバイです、ローラさん」
そうして私は再び馬車に乗り込み、出発。さっきよりも鼓動を遥かに速めながら、今来た道を引き返したのでした。
その日はお昼から夕方まで一緒に居ましたが、ケンカなんて一度も起きてはいません。むしろ、その逆なんです。
『ルシィ、次はどこに行こうか。前回は山だったから、今度は湖畔に行ってみる? それとも敢えて、もう一度山がいい?』
『山はたっぷり楽しんだので、湖畔、いいですね。エリオット君は行ってみたい湖畔、ありますか?』
『ん~。今は、特にないよ。ということで、あれだ。次の目的地は、ルシィが興味を持ってたサハナ湖のトコがいいかもね』
私達はこんな風に来週のピクニックの計画を練って、いつものようにエリオット君は私を優先してくれて。とても楽しい時間を過ごしましたっ!
((それに……。それに……っっ))
その日、アリーさんはあの場に居ません。
彼女のお父様であるグエント様はいらっしゃられましたが、その際の来訪者はグエント様1人。家族の同行なんてありませんでした。
それに、そもそも――。あの方が我が家を訪れた事は、一度もないんです。
なので、全てが間違い。何もかもが、偽りです。
((なのに私は、事実と思い込んでいて……。今も、そう思いかけていました……))
まるで、何かに引きずられるよう。さっきまではあんなにも疑っていたのに、その疑念が綺麗に消えかけてしました。
((これは…………………………ますます、おかしいです。それに……))
思い返せばお父様もお母様も、『アリーさんが仲裁してくれて本当に良かった』や『あのケンカが前触れだったのかもしれない』と声を揃えていました。
なので、2人も……。起きていない事を、起きていると確信しています……っ。
「? ルシィ、顔色が悪いわよ? どうしたの?」
「い、いえ、なんでもありません。……すみません。そろそろ、帰ります」
「えっ!? 遊びに来たばかりなのに帰るの!?」
「は、はい。気になる事が、できましたので」
どうしてこんな状態になっているのか。それを、突き止めなければなりません。
そのためお父様とお母様に質問をして、手掛かりを掴みたいのです。
「慌ただしくてすみません。失礼します」
「ええ、バイバイ。今度はゆっくりしていきなさいよ?」
「はいっ。バイバイです、ローラさん」
そうして私は再び馬車に乗り込み、出発。さっきよりも鼓動を遥かに速めながら、今来た道を引き返したのでした。
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