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第3話(2)
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((……………………把握、できました。おかしいのは、この4点です))
夜会後のお話にも発展したため、合わせて四十数分程度でしょうか。お父様とお母様の懐古を聞き終えた私は、日記帳に書き込みながら、心の中で整理を始めました。
不自然その1。アリーさんを、異様に褒めている。
ビシッと2人を仲裁してくれて、あの時は本当に助かった。第三者の目線を用いて落ち着いて宥める姿は、とても頼もしかった。などなど。お父様とお母様の中では恩人なので、賛辞は当たり前のものなのですが――。それにしても、評価が高すぎました。
不自然その2。エリオットさんを、異様に憎み恨んでいる。
あんな男だとは思わなかった。あんなクズと別れることができてよかった。などなど。あのような形で私を裏切ったので、不快感を表すのは当然なのですが――。お父様とお母様らしくない、非常に汚く乱暴な言葉が何度も飛び出しました。そして同時にピリピリとする殺気のようなものも放たれていて、怒り方とその量がおかしいのです。
不自然その3。レオン様を、異様に持ち上げている。
ルシィは世界一の幸せ者だ。あの御方は紛れもない聖人君子だよ。最高の男性だ。などなど。娘が愛しており傷心の私に沢山の優しさを注いでくれたので、絶賛をするのは至当といえるのですが――。隙あらば褒めるといった状態で、止まる気配は全くなし。たまらず私がストップをかけるまで、矢継ぎ早に出ていました。
痘痕も靨。他国にそんな言葉があるそうですが、まさにそのくらい。褒めすぎです。お2人はまるで狂信者のようで、不気味でした。
そして、4つ目。これはお父様とお母様の話を聞いていて気付いた事なのですが、私自身にも更に不自然がありました。
なぜか、今まで気付かなかったのですが……。私にも、不自然の1~3が当てはまっていたのです。
アリーさんに異常なくらい感謝をしていて、エリオットさんに対して親の仇であるかのようにどす黒い感情を向けていて、レオン様には崇拝といえる程に心酔していました。
これらはあまりにも度を過ぎていて、なのに、ずっと当たり前のように感じていたのです。間違いなく、おかしな状態です。
((…………私が――私達が、こうなってしまった原因は……。なんなのでしょう……))
自然とこの状態になった、とは思えません。となると恐らくは、誰かの仕業。だとしたら、その理由はなに?
アリーさんを褒めて、エリオットさんを下げて、レオン様を上げる。そうして得をするのは、誰……?
夜会後のお話にも発展したため、合わせて四十数分程度でしょうか。お父様とお母様の懐古を聞き終えた私は、日記帳に書き込みながら、心の中で整理を始めました。
不自然その1。アリーさんを、異様に褒めている。
ビシッと2人を仲裁してくれて、あの時は本当に助かった。第三者の目線を用いて落ち着いて宥める姿は、とても頼もしかった。などなど。お父様とお母様の中では恩人なので、賛辞は当たり前のものなのですが――。それにしても、評価が高すぎました。
不自然その2。エリオットさんを、異様に憎み恨んでいる。
あんな男だとは思わなかった。あんなクズと別れることができてよかった。などなど。あのような形で私を裏切ったので、不快感を表すのは当然なのですが――。お父様とお母様らしくない、非常に汚く乱暴な言葉が何度も飛び出しました。そして同時にピリピリとする殺気のようなものも放たれていて、怒り方とその量がおかしいのです。
不自然その3。レオン様を、異様に持ち上げている。
ルシィは世界一の幸せ者だ。あの御方は紛れもない聖人君子だよ。最高の男性だ。などなど。娘が愛しており傷心の私に沢山の優しさを注いでくれたので、絶賛をするのは至当といえるのですが――。隙あらば褒めるといった状態で、止まる気配は全くなし。たまらず私がストップをかけるまで、矢継ぎ早に出ていました。
痘痕も靨。他国にそんな言葉があるそうですが、まさにそのくらい。褒めすぎです。お2人はまるで狂信者のようで、不気味でした。
そして、4つ目。これはお父様とお母様の話を聞いていて気付いた事なのですが、私自身にも更に不自然がありました。
なぜか、今まで気付かなかったのですが……。私にも、不自然の1~3が当てはまっていたのです。
アリーさんに異常なくらい感謝をしていて、エリオットさんに対して親の仇であるかのようにどす黒い感情を向けていて、レオン様には崇拝といえる程に心酔していました。
これらはあまりにも度を過ぎていて、なのに、ずっと当たり前のように感じていたのです。間違いなく、おかしな状態です。
((…………私が――私達が、こうなってしまった原因は……。なんなのでしょう……))
自然とこの状態になった、とは思えません。となると恐らくは、誰かの仕業。だとしたら、その理由はなに?
アリーさんを褒めて、エリオットさんを下げて、レオン様を上げる。そうして得をするのは、誰……?
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